著者:みんなの株式 

「ワールド」上場
IPO情報と今後の展望

 アパレル大手のワールド<3612.T>が2018年9月28日に、東証1部に再上場することになりました。同社は2005年にMBO(経営陣が参加する買収)に伴って上場を廃止しており、13年ぶりの再上場となります。発行価格で計算した上場時の時価総額は約1050億円となります。
 なお、上場に際し国内外で1485万株の自己株処分と183万3000株の売り出し、上限180万9000株のオーバーアロットメントによる売り出しが実施されます。なお、これまで東証1部または2部としていた上場市場は東証1部市場となりました。
ワールド IPO

ワールドのIPO情報・スケジュール

ワールドのIPO情報

仮条件 2900〜3200円 市場 東証
公開価格 2900円 主幹事 野村證券
単元株数 100株 売出株数 1,833,000株
公開株数合計 16,683,000株 公募株数 14850000株
事業内容 婦人・紳士・子供服等の企画販売等

ワールドのIPOスケジュール

仮条件決定日 2018年09月10日
ブックビルディングの期間 2018年09月11日 ~ 2018年09月14日
公募価格決定日 2018年09月18日
購入期間 2018年09月19日 ~ 2018年09月25日
上場日 2018年09月28日

公開価格2900円で決定(2018年09月18日追記)

 ワールドは9月18日、新規株式公開(IPO)の公開価格を仮条件(2900~3200円)の下限である2900円とすることを決定しました。これにより、同社の上場時の時価総額は約1050億円となります。資金吸収額は最大で536億2680万円です。

仮条件は2900~3200円(2018年09月10日追記)

 ワールドは9月10日、新規株式公開(IPO)の仮条件を2900~3200円とすることを発表しました。11日から14日までがブックビルディング期間となり、公開価格は18日に決定されます。公開価格が仮条件の上限で決まった場合、上場時の時価総額は1158億円強となります。

MBO(経営陣が参加する買収)から13年、再上場の背景

2005年にMBOを実施した背景
 同社は、1993年11月に大阪証券取引所市場第2部に上場し、1998年12月には東京証券取引所市場第2部に上場、1999年9月に東京証券取引所及び大阪証券取引所の市場第1部銘柄に指定され、その後、2005年11月に長期的かつ持続的な企業価値の最大化を図るため、MBOによる株式の公開買い付け(1株4700円)を行い、上場を廃止しました。
 同社が事業を展開するアパレル市場は、消費者の嗜好の変化が大きく、また気象状況や季節要因などの影響を受けやすいことから、適切に経営環境の変化に対応することは容易ではなく、常に事業リスクを先読みし、適切にリスクを管理することが求められます。こうしたなか、当時の経営陣は経営環境の変化に柔軟に対応した機動的な経営戦略や施策を短期的な業績の変動に左右されることなく迅速に遂行する体制を整備するとともに、自己責任を明確にした経営体制への転換を図ることを目的にMBOを実施したという経緯があります。
MBO公表後に進めた戦略及び施策
 同社はMBOの公表後、ショッピングセンターへの出店加速や、複数の業態及びブランド運営を支えるプラットフォームの構築、非公開企業としてのコーポレート・ガバナンス体制の追求などの施策を実施しました。特に、産業ロスを極小化するプラットフォーム開発では、“多業態・多ブランド戦略”を支える生産プラットフォーム、デジタルプラットフォーム、販売プラットフォーム、空間プラットフォームを構築しつつ、リアルな事業経験に裏打ちされたITシステムで事業基盤を絶え間なくアップデートし続けることにより、収益構造の異なる複数の業態やブランドの業務を安定化させる基盤としてのプラットフォームである「スパークス(SPARCS)」構想を進化させてきました。また、プラットフォーム機能の一部を外部企業にオープン化することによる外販事業も本格始動しています。
 現在、同社の事業は、国内外で婦人、紳士及び子供衣料品並びに服飾雑貨の販売を営む「ブランド事業」、直接及びファンドを活用した間接での投資・売却などによるグループの事業ポートフォリオ全体の最適化を目指す「投資事業」、ファッションに特化したEC(電子商取引)モール事業及び他社EC事業や情報・物流システムの業務受託などのデジタルソリューションの提案・実行を行う「デジタル事業」、衣料品並びに服飾雑貨などの生産・調達・貿易や什器製造販売を通じた空間創造支援などの「プラットフォーム事業」で構成されています。“多業態・多ブランド戦略”により、アパレル、雑貨を問わず多様なチャネル、多様な価格帯でブランドを展開しており、18年3月期末で2488店、56ブランドを有しています。

ワールドの業績・今後の展開

 18年3月期の連結業績は、売上収益が2458億2900万円、営業利益が132億2500万円、純利益が67億4300万円となりました。19年3月期は売上収益2490億6600万円、営業利益142億3400万円、純利益82億3800万円が見込まれています。
 「投資事業」はアパレル以外のブランド事業領域やデジタルを中心としたプラットフォームの拡充に有用な企業や事業のM&Aに取り組んでおり、「デジタル事業」ではファッションビジネスの全領域を網羅したシステム基盤のアップデートやファッションテック(ファッションとテクノロジーを掛け合わせた造語)との協業でデジタル軸の新規サービス開発やプラットフォーム強化を推進しています。現在の収益の柱である「ブランド事業」では、事業を支える生産系及び販売系プラットフォームやデジタル事業とも連携し、各事業会社における個々の市場に適した収益構造の構築と主体的な意思決定をスピード感を持って行い、商品力と販売力の強化によるブランド及び店舗の収益の維持と成長を目指しています。

ワールドのIPOの申込みにおすすめな証券会社を紹介!口座開設はお早めに

ワールドのIPOに申込むためには

 ワールドのIPOに申込可能な証券口座を用意しましょう。 今回のIPOに申し込み可能な証券会社ですが、 SMBC日興証券、 SBI証券、 カブドットコム証券、 等です。 口座開設の申請をしてから取引可能となるまで数日かかる場合がありますので、早めの準備が重要です。

  • IPOの取扱い銘柄数がトップ水準。主幹事証券を務めることも多く店頭・ネットの両方での取り扱いがあります。ネットに割り当てられる配分は10%ですが、資金量に左右されない平等抽選です。
    幹事数(2017年) 主幹事数(2017年)
    抽選方式
    公式ページ
    74社 15社 100% 平等抽選
  • 主幹事証券を務めたIPO銘柄は平均して公募価格より2倍以上で寄り付き。初値売りのトータル利益は約176万円。
    幹事数(2017年) 主幹事数(2017年)
    抽選方式
    公式ページ
    85社 8社 70% 抽選:30% IPOチャレンジポイント
  • SGホールディングスの上場の際にはネット証券唯一の幹事証券に。初値が大きく上昇したトレードワークスや力の源HDの幹事証券でした。
    幹事数(2017年) 主幹事数(2017年)
    抽選方式
    公式ページ
    24社 0社 100% 平等抽選

ワールドの企業情報

会社名 ワールド
会社住所 650-8585 兵庫県神戸市中央区港島中町6-8-1
設立日 1985年04月01日
代表者 上山健二
公式サイト http://corp.world.co.jp/

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※取引手数料の記載はすべて税込みです。


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