yuhsanさんのブログ
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最近書いたブログ
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株価の上昇がなぜ悪い
今回の選挙で、反対勢力は、アベノミクスの効果は、円安と株価の上昇だけだとしていましたが、最近の円高と株価下落が顕著になると、アベノミクスは破たんし、円安と株価上昇に頼らない経済に転換すべきとしています。さんざん持ち上げておいて、都合が悪くなるとけなす、いったいどっちを向いているのでしょうか。 なぜ株価の上昇が悪いのでしょうか。 株価上昇のメリットを列挙すれば、それこそ数え切れないほどですが、私は以下の3点に集... ...続きを読む -
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代案のない反対は合理的
戦後の日本の組合の理論闘争を支えたのが、マルクス主義における階級闘争で、その戦術として「正・反・合」の弁証法理論が使われました。 「ちょっと、ちょっと、今日は、やけに理屈っぽい話だわ!」 「階級闘争だの、マルクス主義だのって、今の政治に全然縁がないじゃない。やめてよ!」 でも、この戦術は意外と簡単で、情報不足の組合員を引っ張ってゆくリーダーにとっては、都合がよかったのです。そのため長い間、賃上げ、労働条件の改... ...続きを読む -
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いつまでも上がり続ける相場
……は、ありえません。株は上がることもあれば、下がることもあるからです。 それでは、こうだったらどうでしょう。コンスタントに上昇して、年に1割程度の上昇が約束される相場はどうでしょう。年間の上昇幅は、通貨の発行量と同じくらいとします。 おそらく、資金運用に困っている機関投資家や、個人の富裕層は、安心して現預金から利回りの高い株式に資金を移すでしょう。長期投資家にとっては、理想的な投資環境です。 こんな相場は現... ...続きを読む -
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配当で生活していると聞くと
株の儲けで暮らしていると聞くと、すごいと思われるようですが、配当金で生活していると聞くと遊んでいるように思われます。 「へ~ぇ、ロマンがありますね」と、株の儲けの話。 「いいご身分ですねぇ~」と、配当金の話。 なにがロマンがあるのか、どうしていいご身分なのか、さっぱりわかりません。 あの男のせいです。 親から、月に100万円の小遣いを貰いながら税金も納めず、アメリカ大統領に「トラスト・ミー」と、大見得を切った... ...続きを読む -
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ニューヨークの思い出
私が最初にニューヨークに行ったのは、1970年でした。入社後10年の中堅社員で、アメリカ資本との技術提携交渉のため、社長のカバン持ちでした。 受験英語では自信がありましたが、ホテルのエレベーターで一緒に乗ったアメリカ人の会話は、チンプンカンプン。そのため仕事の記憶はほとんどありません。 仕事が、はかどらなかったおかげで、ニューヨークに1週間滞在できたのです。あの、プラーザホテルで……。 ホテルの前には、白い馬... ...続きを読む -
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投資環境は政治が作る
6月23日に行われたEU離脱投票(BREXIT)は、その後の経済、株価に大きな影響を与えました。「投資環境は政治が作る」ことが証明されましたが、同時にその政治が、予測不可能な国民投票によって決まることも実証されてしまいました。 今になって、離脱に投票した人でさえ、「こんな結果になるとは知らなかった」とか、「どうせ残留になると思った」と、ぼやいているようです。この投票が、議会民主主義のお手本の国の結果なのですか... ...続きを読む -
政治の世界では、思っていても、いえないことがあるようです。古くは、「貧乏人は麦を食え」といった首相もいましたし、最近では「90になってもまだ将来のことを心配している」といった大臣が話題になっています。 われわれだったら、当たり前でも、政治家が使うと問題になるのです。 それが選挙となるとなおさらです。マスコミをはじめ反対政党が、あげ足取りに鵜の目鷹の目になり、当たり前のことを政争にします。これが案外選挙戦の切り... ...続きを読む
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日本の相場は日本人で
EU離脱投票から1週間、大きく動いた相場もどうやら落ち着いて、株価水準は日本の市場を除いて、23日以前の水準を回復しています。震源地のロンドンの株価は、とっくに騒動以前の状態に戻っています。ポンド相場だけは、ユーロに対して下落はしていますが、英国は労せずに対外競争力向上をものにしているのです。 日本の相場だけは、大きく売り込まれ、しかも回復が遅いのはなぜでしょうか。 外国人のヘッジファンドの大物が介していると... ...続きを読む -
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相場の位置はどうやら底値期
英国のEU離脱ショックは、世界を一巡しました。やはり大幅な下げで反応したようです。市場の関心は、明日以降の相場がどうなるかという方向に移っているようです。 EU離脱ショック前までは、「万が一離脱となった場合には」との前提で、市場関係者からは、14,000円を割り込む安値をあげる人が多かったと記憶しています。それがどのように変化するのか、見守りたいところですが、何しろアナリスト、エコノミストと称するすべての人が... ...続きを読む -
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ギャンブル依存症から抜け出すには
簡単なようで容易ではありません。著名な野球選手が、いったん手を染めた薬物依存症から抜け出すのに苦労しているように、ギャンブル依存症からの回復は大変です。一番いい方法は、株で大損をして株の恐ろしさを知ることです。 でもあまり勧められません。それに辞めてしまっては、元も子もありません。次善の策としては、成功体験を忘れることです。人の成功体験も同じです。人が儲かるという話を聞くと、つい昔の成功体験がよみ帰り、また手... ...続きを読む -
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サプライズは政治から
長期投資においては、投資環境の変化が一番気になります。 予測できる環境の変化に対しては、「相場に織り込む」として、仮にそのサプライズが実現したとしても、実際の反応は限定されます。ところが誰も予想されない環境の変化に対しては、相場は思わぬ反応をするものです。 年初に、アメリカの大統領にトランプ氏がなるとだれが想像したでしょうか。それが11月の選挙前に、早くも現実のものとなってきました。今年最大のサプライズとい... ...続きを読む -
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老後生活は45歳で決まる
先日、日本経済新聞系列のテレビ局で、定年後に備えた株式投資というテーマで討論会をやっていました。番組の終わりころ、かなり著名なコメンテーターが、「こういってしまえば、お終いだが……」と断りを入れつつも、「結局のところ、株で財産を増やすより、できるだけ長く勤めて、あとは身の丈に合った生活を送るのも一法」といっていました。 著者も「こういってしまえば、お終いだが……」と前置きして、「老後の暮らしは、45歳までのあ... ...続きを読む -
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極意は何気ない言葉の中に
先日、20年来の友人に出会いました。著者が株の本を出していると知ると、「いい株を教えてくれ」とのこと。「そんなに簡単に儲かるなら、とっくに億万長者になっているよ」とはぐらしましたか、「またか」の思いでした。 株の話になると、ほとんどの人は、投資法ではなく、値上がり期待の銘柄探しになってしまいます。 株式の本を購入する人は、おそらく「いい株を教えてくれることを期待して」ご覧になるのではないでしょうか。まったく、... ...続きを読む