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  •  きょう(22日)の東京株式市場は、朝方の取引開始時間前はリスク回避ムードが強く、日経平均が2万4000円台を回復して引けるとは誰も予想していなかったと思われる。  中国の武漢で発生した新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大がメディアを通じて喧伝され、世界経済への影響にもまことしやかに言及された状況では、このタイミングで上値を買い進むような奇特な投資家がいるとは思えない、と考えるのが普通の人間の思考だ。ところが、フタを開けてみればそうではなかった。寄り付きこそ日経平均はやや軟調で始まったものの、その後は尻上がりに水準を切り上げる展開となった。1日を振り返れば、寄り直後にきょうの安値を形成し、大引けはほぼ高値で引けるという典型的な強調地合い。海外短期筋による先物のショートカバーが日経平均の戻りにそのまま反映される格好となった。  個別株に目を向ければ、依然として新型肺炎対策で活躍する銘柄群にスポットライトが当たっている。マスクや防護服、医薬品関連、除菌・抗菌メーカー、ドラッグストアなど総花的に短期値幅取りを狙った資金が攻勢をかけている。いったんハシゴが外されると反動もきつくその点注意が必要だが、百も承知で参戦している投資家にそれを言うのは野暮というもの。  同関連株で相場が若い銘柄としては新日本科学が挙げられる。同社は前臨床試験受託のトップ企業。新薬の開発支援では基礎研究から臨床試験に至るまで幅広く対応しており、特に鼻からの薬物送達を活用したプラットフォームでは抜群の実績を持つ。具体的には経鼻送達の粉末製剤やデバイスで特許を有し、新型肺炎にも対応する可能性がある。ただし、薬そのものの開発を同社が行っているわけではなく、あくまでプラットフォームの提供であるという点は認識しておかなければならず、そこは製薬メーカーとのコラボレーションに期待するということになる。  また、チャート的に妙味があるのはイワキ。医薬品商社で「うがい薬」を取り扱っている。業績も好調でPER9倍、PBR0.7倍台は単純に株価指標面からも上値余力は十分といえる。  一方、こういう場面で“流行”を追うのもいいが、中期スタンスで狙えるしっかりした買いの根拠を持つ銘柄にも目を配っておく必要がある。  引き続き半導体関連のテーマ性は不変で、特に中小型株に水準訂正を本格化させている銘柄が多い。前日取り上げた野村マイクロ・サイエンスなどはその筆頭だが、このほか和井田製作所などもここにきて上げ足を強めている。これらの銘柄の来期業績回復期待をどこで株価が織り込むかを示すことは難しいが、いずれも2018年の高値が意識されていると思われる。  この流れでアドテック プラズマ テクノロジーにも注目したい。昨年秋口から大相場となっている。今年に入って14日にマドを開けて上昇加速、その後は目先筋の利益確定売りに2000円台手前で瀬踏みしている局面にあるが、早晩大台替えから更に高みを目指すことに違和感はない。高周波プラズマ電源装置のトップメーカーで、半導体向けが主力。プラズマ発生装置やプラズマ処理装置、マイクロ波プラズマ発生装置の共振器など数多くの特許権を有している。  待ち伏せ買い対象のゲーム関連ではシリコンスタジオに注目してみたい。コンピューターグラフィック技術を基盤にゲーム開発支援を行っている。19年11月期は営業損益が4500万円の黒字と赤字体質を脱却し、継続疑義が外れた。更に20年11月期は前期比3.6倍の1億6000万円と業績回復が加速する見通し。ゲーム業界以外にも自動車業界向け受託開発など活躍の場を広げ、成長の伸びしろを確保する構えにある。  日程面では、あすは朝方取引開始前に財務省から12月の貿易統計が発表される。後場取引時間中には内閣府から11月の景気動向指数(確報値)が開示。また、12月の全国スーパー売上高の発表も予定されている。海外ではECB定例理事会の結果とラガルド総裁記者会見が行われる。このほか12月の米景気先行指標総合指数、米10年債(インフレ連動国債)の入札なども予定されている。(中村潤一) 出所:MINKABU PRESS ...続きを読む

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