1,082円
光・彩のニュース
日経平均株価
始値 32023.37
高値 32371.90(15:00)
安値 31960.32(09:37)
大引け 32371.90(前日比 +56.85 、 +0.18% )
売買高 15億8606万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆9250億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は小幅反発、朝安後に切り返す展開
2.米株市場は引き締め長期化と景気減速を嫌気
3.日経平均は350円超安で3万2000円割る場面も
4.配当権利取りと配当再投資が株価支える形に
5.値上がり銘柄数が後場急増、7割の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比388ドル安と反落した。米長期金利が上昇や政府機関が一部閉鎖になったことが重石となり売りが優勢となった。
東京市場では、日経平均株価は朝方売り優勢の地合いとなったが、その後は押し目買いや買い戻しで戻り足に転じ、大引けはプラス圏で着地している。
27日の東京市場は、朝方はリスク回避ムードの強い地合いだった。前日の欧州株市場が総じて軟調だったほか、米国株市場ではFRBによる金融引き締め長期化と米景気の減速を警戒する形で、NYダウが約半年ぶりの下げ幅となる390ドル近い下落をみせた。これを受け東京市場でも取引開始直後は市場のセンチメントが弱気に傾いた。しかし、日経平均の下げ幅は一時350円を上回ったものの売り一巡後は下げ渋り、先物を絡め徐々に水準を戻す展開に。本日は9月末の権利付き最終日ということもあり、配当権利取りの動きが活発で全体指数を押し上げた。また、機関投資家による配当再投資の買いも株価の押し上げ要因となったようだ。値上がり銘柄数は後場に入り急増、プライム上場企業の7割強の銘柄が上昇して引けている。
個別では、レーザーテック<6920>が高く、アドバンテスト<6857>も買いが優勢だった。キーエンス<6861>も上昇した。ソニーグループ<6758>がしっかり、エーザイ<4523>も大きく上値を伸ばした。西華産業<8061>、サイボウズ<4776>が大幅高。トルク<8077>は商いを急増させ値を飛ばした。ラクーンホールディングス<3031>、日東紡績<3110>も物色人気。テクノスジャパン<3666>の上げ足も目立つ。
半面、三井住友フィナンシャルグループ<8316>が軟調、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>も売りに押された。ファーストリテイリング<9983>が値を下げ、信越化学工業<4063>も安い。日本製鉄<5401>、ニデック<6594>が下落、東京電力ホールディングス<9501>も下値を探った。前日急騰した楽天銀行<5838>が急反落、コナカ<7494>が大きく値を下げたほか、アシックス<7936>も大幅安。スギホールディングス<7649>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、中外薬 <4519>、第一三共 <4568>、東エレク <8035>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約75円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ダイキン <6367>、信越化 <4063>、ニデック <6594>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約79円。うち52円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)医薬品、(2)その他金融業、(3)不動産業、(4)情報・通信業、(5)石油石炭製品。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)電気・ガス業、(3)鉄鋼、(4)その他製品、(5)機械。
■個別材料株
△ギグワークス <2375> [東証S]
秋元康氏が「SNPIT」のアドバイザーに就任
△日本オラクル <4716> [東証S]
6~8月期2ケタ増収増益を好感。
△サイボウズ <4776> [東証P]
8月月次の増収基調継続が押し目買いを誘う。
△HOUSEI <5035> [東証G]
世界33ヵ国で実績を持つ勤怠管理システムの日本販売権獲得。
△monoAI <5240> [東証G]
ロボアプリケーションズを完全子会社化へ。
△ブシロード <7803> [東証G]
180万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△光・彩 <7878> [東証S]
10月末を基準日として1株を2株に株式分割へ。
△西華産 <8061> [東証P]
販売価格の改善進み9月中間期営業益は一転増益の見通し。
△トルク <8077> [東証P]
業績絶好調でPBR0.6倍台。
△FLネット <9241> [東証G]
個人投資家の宮脇氏の買い増しを材料視。
▼電子材料 <6855> [東証S]
メモリー向け製品の落ち込み想定上回り今期業績予想を下方修正。
▼コナカ <7494> [東証P]
23年9月期下方修正を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)西華産 <8061>、(2)サイボウズ <4776>、(3)トルク <8077>、(4)ベース <4481>、(5)ラクーンHD <3031>、(6)日東紡 <3110>、(7)ファインデ <3649>、(8)セグエG <3968>、(9)あすか薬HD <4886>、(10)やまみ <2820>。
値下がり率上位10傑は(1)楽天銀 <5838>、(2)コナカ <7494>、(3)アシックス <7936>、(4)スギHD <7649>、(5)三井海洋 <6269>、(6)ミルボン <4919>、(7)ネクステージ <3186>、(8)カッパクリエ <7421>、(9)ワタミ <7522>、(10)Gキッズ <6189>。
【大引け】
日経平均は前日比56.85円(0.18%)高の3万2371.90円。TOPIXは前日比7.59(0.32%)高の2379.53。出来高は概算で15億8606万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1313、値下がり銘柄数は477となった。東証マザーズ指数は730.77ポイント(8.65ポイント高)。
[2023年9月27日]
株探ニュース
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