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日経平均株価
始値 27421.66
高値 27424.94(09:05)
安値 27105.99(14:45)
大引け 27229.48(前日比 +7.44 、 +0.03% )
売買高 13億4537万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆9621億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり小反発、欧米株高で安心感
2.朝方200円あまり上昇も、その後は値を消す展開
3.米CPIは事前予想と一致、利上げへの警戒感が後退
4.三菱UFJが買われ、半導体関連も高いもの目立つ
5.個別株物色意欲は根強く、全体の8割の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比336ドル高と6日ぶりに反発した。米地銀の経営破綻に対する過度の信用不安が和らぎ、金融株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、買い先行で始まったが、その後は続かず、日経平均株価は後場に入って値を消す展開となった。一時はマイナス圏に沈む場面もあったが、結局小幅高で引けている。
15日の東京市場は、主力株を中心に幅広く買い戻される展開となり、取引開始直後に日経平均が200円あまりの上昇をみせたが、その後は一貫して上げ幅を縮小し、後場後半は下げ足を強めマイナスに転じる場面があった。前日の欧州株市場で主要国の株価が総じて高かったほか、米国株市場でもNYダウやナスダック総合株価指数ともに大きく上昇したことから、東京市場でも投資家のセンチメントが改善した。ただ、朝方は高く始まったものの、その後は戻り売りに押される展開に。米国では、注目された2月の消費者物価指数(CPI)が事前予想とほぼ一致し、FRBによる利上げに対する警戒感が後退した。これが東京市場でも追い風となったが、2万7000円台半ばでは戻り待ちの売りが厚かった。一方、個別物色意欲は強く、プライム市場の8割強の銘柄が上昇した。
個別では、売買代金首位に返り咲いたレーザーテック<6920>がしっかり、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連に高いものが目立つ。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も商いを伴い大きく切り返している。日本製鉄<5401>が買われ、日本郵船<9101>など海運株も上昇した。武田薬品工業<4502>が堅調、三井物産<8031>も値を上げた。アルトナー<2163>が値上がり率トップとなり、安永<7271>がストップ高人気に。ビジネス・ブレークスルー<2464>も大幅高。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が軟調、キーエンス<6861>、日本電産<6594>なども売りに押された。ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。ヤーマン<6630>がストップ安に売られ、Sansan<4443>、メルカリ<4385>、ラクス<3923>などの下げも目立つ。ギフティ<4449>が下落、日本M&Aセンターホールディングス<2127>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、ファナック <6954>、東京海上 <8766>、信越化 <4063>、積水ハウス <1928>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約36円。うち20円はアドテスト1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、テルモ <4543>、日電産 <6594>、オムロン <6645>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約78円。うち49円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は26業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)保険業、(3)鉄鋼、(4)その他金融業、(5)建設業。一方、下落率の上位5業種は(1)陸運業、(2)ゴム製品、(3)情報・通信業、(4)鉱業、(5)小売業。
■個別材料株
△弘電社 <1948> [東証S]
未定としていた期末配当予想は220円へ。
△アルトナー <2163> [東証P]
24年1月期も営業2ケタ増益見通しで高配当も注目。
△ブレクスルー <2464> [東証P]
遠隔教育プラットフォームにチャットGPTを実装。
△イムラ <3955> [東証S]
24年1月期は37%営業増益で5円増配を予想。
△免疫生物研 <4570> [東証G]
「組換えヒトフィブロネクチン」の販売開始。
△MRT <6034> [東証G]
上限13万株の自社株買いを発表。
△レアジョブ <6096> [東証P]
今期無配計画から前期実績を上回る配当実施へ。
△三井ハイテク <6966> [東証P]
今期増配計画と中期計画の目標引き上げを好感。
△アクセスHD <7042> [東証S]
23年3月期業績予想と期末配当計画を上方修正。
△トレイダーズ <8704> [東証S]
未定としていた期末一括配当は6円増配へ。
▼ヤーマン <6630> [東証P]
23年4月期業績予想を下方修正。
▼Enjin <7370> [東証G]
23年5月期業績予想を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アルトナー <2163>、(2)ブレクスルー <2464>、(3)安永 <7271>、(4)三井ハイテク <6966>、(5)HEROZ <4382>、(6)サムコ <6387>、(7)ダイコク電 <6430>、(8)鳥貴族HD <3193>、(9)イントラスト <7191>、(10)戸田工 <4100>。
値下がり率上位10傑は(1)ヤーマン <6630>、(2)MSOL <7033>、(3)ブラス <2424>、(4)Sansan <4443>、(5)メルカリ <4385>、(6)ラクス <3923>、(7)インフォMT <2492>、(8)シルバライフ <9262>、(9)京王 <9008>、(10)Dmミックス <7354>。
【大引け】
日経平均は前日比7.44円(0.03%)高の2万7229.48円。TOPIXは前日比12.58(0.65%)高の1960.12。出来高は概算で13億4537万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1498、値下がり銘柄数は307となった。東証マザーズ指数は742.40ポイント(4.05ポイント高)。
[2023年3月15日]
株探ニュース
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