3,557円
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日経平均株価
始値 26623.85
高値 26881.75(11:02)
安値 26510.53(15:00)
大引け 26517.19(前日比 +26.66 、 +0.10% )
売買高 14億6687万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆6022億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は26円高と小幅続伸、安倍元首相銃撃を受け伸び悩む
2.前日のNYダウ上昇で日経平均は前場400円近い上昇に
3.安倍元首相銃撃の報道で後場急速に上昇幅縮小、「消化難」の声も
4.レーザーテクや東エレク、アドテストなど半導体関連株が高い
5.ソニーGや任天堂が安く、セブン&アイやKDDIも値を下げた
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比346ドル高と続伸した。景気減速を巡る懸念が後退したことを背景に景気敏感株やハイテク株などが買われた。
東京市場では、日経平均株価は小幅続伸。前日の米株高を受け前場は400円近くの上昇となったが、午前11時半頃、安倍元首相が銃撃されたと伝わり、後場に入りリスクオフ姿勢が台頭するなか売りが膨らみ、急速に値を消した。
前日の米株式市場では、NYダウが続伸。米国の景気減速に対する警戒感が後退したことが好感された。米国株が上昇した流れを受け、東京株式市場も値を上げて始まった。半導体関連など値がさハイテク株が買われ、日経平均は一時、400円近い上昇となった。ただ、昼休み時間に安倍元首相銃撃の報道が伝わると、後場に入り日経平均は売りに押された。午後1時前に一時、上昇幅は70円強まで縮小した後、いったん値を戻したが、引けにかけ再び売りが強まり結局26円高で取引を終えた。「安倍氏は現職の総理ではないが、依然として政治的な力は強い」(市場関係者)との見方が出ており、今後の影響に関しては「消化難の材料」との声が出ていた。10日の参院選を控え、不透明要因が膨らむなか、いったん売りを出す動きが膨らんだ。
個別銘柄では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>といった半導体関連株がしっかり。日本郵船<9101>や川崎汽船<9107>といった海運株も値を上げた。キーエンス<6861>やファナック<6954>など設備投資関連の値がさ株も買われた。ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が上昇し、日本製鉄<5401>や住友金属鉱山<5713>も堅調だった。ALSOK<2331>や監視カメラ関連のセーフィー<4375>やセキュア<4264>が買われた。
半面、ソニーグループ<6758>や任天堂<7974>が安く、セブン&アイ・ホールディングス<3382>やKDDI<9433>が軟調。SHIFT<3697>は、決算は堅調だったが材料出尽くし感が台頭し売られた。JR東日本<9020>やJR東海<9022>が安く、ニトリホールディングス<9843>も値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、デンソー <6902>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約59円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、エムスリー <2413>、第一三共 <4568>、テルモ <4543>、大塚HD <4578>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約40円。
東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)非鉄金属、(4)鉄鋼、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)食料品、(2)医薬品、(3)情報・通信業、(4)その他製品、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△INPEX <1605> [東証P]
WTI価格は100ドル台へ急反発。
△ダイドー <3205> [東証S]
ビル売却で100億円の特別利益計上。
△BEENOS <3328> [東証P]
円安で越境EC事業に追い風。
△大有機 <4187> [東証P]
上半期上振れ決算や自社株買い発表を好感。
△セキュア <4264> [東証G]、セーフィー <4375> [東証G]
安倍元首相の銃撃報道で思惑向かう。
△ビープラッツ <4381> [東証G]
「サブかん」のパートナー経由での提供を開始。
△キャンバス <4575> [東証G]
バイオ関連に物色の矛先。
△坪田ラボ <4890> [東証G]
近視進行抑制のための医療機器開発でマイルストーン達成。
△ウェルスナビ <7342> [東証G]
千葉銀 <8331> [東証P]と業務提携。
△USENHD <9418> [東証P]
第3四半期営業益8%増で通期計画進捗率80%。
▼キユーピー <2809> [東証P]
3-5月期収益鈍化で上半期営業減益に。
▼SHIFT <3697> [東証P]
第3四半期営業利益は約2倍も材料出尽くし感。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)USENHD <9418>、(2)リブセンス <6054>、(3)スノーピーク <7816>、(4)大阪チタ <5726>、(5)ギフティ <4449>、(6)MSOL <7033>、(7)大有機 <4187>、(8)テスHD <5074>、(9)NXHD <9147>、(10)りたりこ <7366>。
値下がり率上位10傑は(1)WSCOPE <6619>、(2)SHIFT <3697>、(3)オンワード <8016>、(4)4℃ホールデ <8008>、(5)アスクル <2678>、(6)リニカル <2183>、(7)ベース <4481>、(8)エスプール <2471>、(9)エスエムエス <2175>、(10)山パン <2212>。
【大引け】
日経平均は前日比26.66円(0.10%)高の2万6517.19円。TOPIXは前日比5.10(0.27%)高の1887.43。出来高は概算で14億6687万株。東証プライムの値上がり銘柄数は903、値下がり銘柄数は868となった。東証マザーズ指数は682.48円(9.05円高)。
[2022年7月8日]
株探ニュース
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