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ダブルスタンダードのニュース
日経平均株価
始値 27183.56
高値 27205.20(09:00)
安値 26724.91(14:08)
大引け 26865.19(前日比 -214.40 、 -0.79% )
売買高 13億4390万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆0589億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落、下げ止まらないNYダウに追随する展開に
2.朝方は高く始まったものの、その後すぐに値を消し後場は一段安
3.FRBによる金融引き締め強化の思惑とウクライナ情勢が重荷に
4.銀行や資源株が利食われ、半導体関連などグロース株も売られる
5.取引終盤は買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが入り下げ渋る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比171ドル安と3日続落した。米国がウクライナの首都キエフにある米大使館を閉鎖すると発表したことで、ウクライナ情勢の緊迫化が警戒された。
東京市場では、前日の米国株市場でNYダウが下げ止まらなかったことを受け売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は2万7000円台を割り込んだ。
15日の東京市場は、朝方は日経平均がプラスでスタートしたが、その後は値を消す展開でマイナス圏に沈んだ。後場に入ると売り圧力が増し、フシ目の2万7000円台を大きく割り込む展開を強いられた。前日の米国株市場ではFRBの金融引き締め姿勢強化への警戒感やウクライナ情勢を嫌気してNYダウが3日続落。ナスダック総合株価指数は前日比横ばいで引けたもののリスク回避ムードは拭えなかった。日経平均は後場に下落幅を広げ、一時350円あまり水準を切り下げたが、終盤は買い戻しや値ごろ感からの押し目買いが入り、下げ渋る展開となった。業種別ではここ買われていた銀行株や資源関連株などが利食われたほか、半導体関連株などグロース株にも売りが及んだ。なお、東証1部の売買代金は4営業日連続で3兆円を上回った。
個別では、リクルートホールディングス<6098>が商いを膨らませ大幅安に売り込まれたほか、東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>、任天堂<7974>なども下落した。オリエンタルランド<4661>が安く、信越化学工業<4063>、クボタ<6326>なども値を下げた。日本郵船<9101>なども売りに押された。ダブルスタンダード<3925>、オプトラン<6235>が急落、ネットプロテクションズホールディングス<7383>はストップ安に売り込まれた。
半面、キーエンス<6861>はリバウンドに転じ、SMC<6273>も大きく上昇した。ファーストリテイリング<9983>も買いが優勢だった。セブン&アイ・ホールディングス<3382>が買われ、ブリヂストン<5108>も堅調。スノーピーク<7816>、CARTA HOLDINGS<3688>、朝日インテック<7747>、クロス・マーケティンググループ<3675>などはストップ高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、電通グループ <4324> 、セコム <9735> 、セブン&アイ <3382> 、ブリヂストン <5108> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約48円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はリクルート <6098> 、東エレク <8035> 、信越化 <4063> 、SBG <9984> 、NTTデータ <9613> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約185円。
東証33業種のうち上昇は8業種。上昇率の上位5業種は(1)ゴム製品、(2)小売業、(3)食料品、(4)倉庫運輸関連、(5)水産・農林業。一方、下落率の上位5業種は(1)サービス業、(2)保険業、(3)鉱業、(4)空運業、(5)銀行業。
■個別材料株
△ピクスタ <3416> [東証M]
22年12月期の73%営業増益計画や自社株買い。
△カルタHD <3688>
22年12月期増収増益と増配見通しを好感。
△クラウドW <3900> [東証M]
22年9月期業績予想を上方修正。
△オロ <3983>
22年12月期は6%営業増益の見通し。
△サイバーセキ <4493> [東証M]
今期経常は30%増で4期連続最高益更新へ。
△日本ペHD <4612>
22年12月期の増収増益及び増配見通し。
△アルマード <4932> [JQ]
4期ぶりの復配と自社株買い発表を好感。
△エンバイオH <6092> [東証M]
営業85%増益に上方修正し初配当実施へ。
△スノーピーク <7816>
今期経常は29%増で5期連続最高益、2円増配へ。
△オプティマス <9268> [東証2]
第3四半期営業利益10.8倍と1→3の株式分割を好感。
▼ロボペイ <4374> [東証M]
22年12月期業績は赤字転落見通し。
▼ネットプロ <7383>
第3四半期営業利益14%減。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ソウルド <6553> 、(2)スノーピーク <7816> 、(3)朝日インテク <7747> 、(4)カルタHD <3688> 、(5)やまびこ <6250> 、(6)クロスマーケ <3675> 、(7)乾汽船 <9308> 、(8)日本ペHD <4612> 、(9)エアトリ <6191> 、(10)トリドール <3397> 。
値下がり率上位10傑は(1)ダブスタ <3925> 、(2)オプトラン <6235> 、(3)ネットプロ <7383> 、(4)フリュー <6238> 、(5)ノムラシス <3940> 、(6)シンクロ <3963> 、(7)藤久HD <7135> 、(8)クボタ <6326> 、(9)リクルート <6098> 、(10)パーソルHD <2181> 。
【大引け】
日経平均は前日比214.40円(0.79%)安の2万6865.19円。TOPIXは前日比15.95(0.83%)安の1914.70。出来高は概算で13億4390万株。東証1部の値上がり銘柄数は872、値下がり銘柄数は1223となった。日経ジャスダック平均は3596.13円(43.30円安)。
[2022年2月15日]
株探ニュース
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