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クシムのニュース
日経平均株価
始値 25338.64
高値 25631.01(09:19)
安値 25299.64(12:50)
大引け 25307.85(前日比 +145.07 、 +0.58% )
売買高 11億8702万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆6680億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反発、米株価指数先物の動きに追随し切り返しへ
2.一時大幅高で2万5600円台に上昇、ただ後半は伸び悩む
3.為替市場でドルが買われ、円安進行で輸出株にはプラス材料
4.3月期末前に上値を買う動きは限定的、売買代金3兆円割れ
5.海運やメガバンクなど高く、レーザテックは朝高後値を消す
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比229ドル安と続落した。ロシアとウクライナの停戦への期待から一時大幅高も、インフレヘの懸念が強まり午後にかけ値を消した。
週明けの東京市場では、主力株を中心に買い優勢の展開となり日経平均株価は一時2万5000円台後半まで水準を切り上げた。ただ、取引後半は伸び悩んだ。
14日の東京市場は、朝方から先物主導で買い優勢の地合いとなった。特に前場は米株価指数先物の動きに追随して空売りの買い戻しを誘い、日経平均は大幅高で一時2万5600円台まで駆け上がる場面があった。ウクライナ情勢は引き続き不透明ながら、ロシアとウクライナの停戦合意に向け進展を期待するムードも根強く、下値を売り叩くような動きはみられない。外国為替市場で円安・ドル高が進んだことも輸出株にはプラス材料となった。ただ、3月期末を前に実需の買い意欲に乏しく、上げ一服後は戻り売りを浴び上げ幅を縮小。押し目買いは入っても上値では買いが手控えられ、上値も重い展開に。大引け時点で東証1部全体の3分の2に当たる銘柄が値を上げる展開となったが、やや盛り上がりを欠き売買代金は7営業日ぶりに3兆円台を下回った。
個別では、日本郵船<9101>や商船三井<9104>など海運株が大商いで上値を追ったほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクにも買いを集めた。オリエンタルランド<4661>も物色人気、日揮ホールディングス<1963>が高く、日本製鉄<5401>も堅調。シーイーシー<9692>、オハラ<5218>が急騰、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>、ヤーマン<6630>はストップ高に買われた。
半面、売買代金首位となったレーザーテック<6920>は朝高後に値を消し小幅ながらマイナス圏に沈んだ。ファーストリテイリング<9983>が売られ、ソニーグループ<6758>も冴えない。塩野義製薬<4507>が値を下げ、日本電産<6594>も売りに押された。任天堂<7974>が安く、リクルートホールディングス<6098>も軟調。ミルボン<4919>が急落、ラクスル<4384>も大幅安。スノーピーク<7816>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 、トヨタ <7203> 、アステラス <4503> 、NTTデータ <9613> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約63円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、ダイキン <6367> 、塩野義 <4507> 、リクルート <6098> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約55円。うち29円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は28業種。上昇率の上位5業種は(1)空運業、(2)保険業、(3)不動産業、(4)海運業、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)精密機器、(3)小売業、(4)石油石炭製品、(5)その他製品。
■個別材料株
△クシム <2345> [東証2]
21年11月~22年1月期営業黒字に浮上。
△鉄人化計画 <2404> [東証2]
カラオケ関連株に空売りの買い戻し加速。
△オートW <2666> [JQ]
22年3月期配当予想を増額修正。
△ネクステージ <3186>
SMBC日興証券が目標株価を2900円に引き上げ。
△クミアイ化 <4996>
11~1月期営業益倍増。
△オハラ <5218>
デジタルカメラ向けレンズ材堅調で22年10月期業績予想を上方修正。
△ヤーマン <6630>
中国向けEC販売好調で22年4月期業績予想を上方修正。
△フレンドリ <8209> [東証2]
株主優待再開を材料視した短期資金が集中。
△HIS <9603> 、オープンドア <3926>
GoTo再開への思惑で買い集める。
△シーイーシー <9692>
今期増収増益見通しと自社株買いを好感。
▼ミルボン <4919>
株式売り出しによる需給悪化を警戒。
▼レオン <6272>
今期営業利益大幅引き下げと期末配当未定を嫌気。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)オハラ <5218> 、(2)シーイーシー <9692> 、(3)ダイヤHD <6699> 、(4)ヤーマン <6630> 、(5)日揮HD <1963> 、(6)オープンドア <3926> 、(7)ファーマF <2929> 、(8)エンビプロ <5698> 、(9)リオン <6823> 、(10)Uアローズ <7606> 。
値下がり率上位10傑は(1)ミルボン <4919> 、(2)ラクスル <4384> 、(3)レオン <6272> 、(4)フルキャスト <4848> 、(5)スノーピーク <7816> 、(6)グリー <3632> 、(7)ソフトクリエ <3371> 、(8)サイボウズ <4776> 、(9)邦ガス <9533> 、(10)ベステラ <1433> 。
【大引け】
日経平均は前日比145.07円(0.58%)高の2万5307.85円。TOPIXは前日比12.74(0.71%)高の1812.28。出来高は概算で11億8702万株。東証1部の値上がり銘柄数は1445、値下がり銘柄数は655となった。日経ジャスダック平均は3499.05円(11.24円高)。
[2022年3月14日]
株探ニュース
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