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オリジンのニュース
日経平均株価
始値 21180.74
高値 21277.66(12:35)
安値 21127.93(09:12)
大引け 21191.28(前日比 -153.64 、 -0.72% )
売買高 14億2097万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆3616億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は6日続落、米中貿易摩擦と国内景気減速の思惑も重荷
2.米国の関税引き上げによる余波懸念も前場は突っ込み警戒で下げ渋る
3.終盤は3月景気動向指数に絡む内閣府の基調判断下方修正が嫌気材料
4.日経平均の下げは一時200円超え、大引け時点で7割の銘柄が下落
5.個別には決算発表などを絡めストップ高銘柄が相次ぎ、物色意欲強い
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは114ドルと反発した。トランプ米大統領が中国との協議継続を表明、一時358ドル安もプラスに転じた。
週明けの東京市場では、売り優勢の地合いが続き、先物への売りを絡めて日経平均株価は下値を模索。約8ヵ月ぶりの6日続落となった。
13日の東京市場は、米国の対中国製品2000億ドル分を対象とした関税引き上げを背景に貿易摩擦問題が改めて意識されるなか、リスク回避ムードが継続。日経平均は一時200円を超える下落を強いられた。ただ、10連休明け後、きょうの安値まで日経平均は1100円を超える下げをみせたことで、目先突っ込み警戒感かからの買い戻しや押し目買いが入り、前引け時点では107円安まで下げ渋った。ところが、後場に入ると3月の景気動向指数速報値に絡み、内閣府が基調判断を下方修正、これが海外機関投資家の売りを誘発し、再び下げ幅を広げる格好となった。前引け段階では東証1部の値上がり銘柄数が値下がりを上回っていたが、後場は広範囲に売りが及び、結局全体の7割の銘柄が値を下げた。ただ、個別には決算発表などを絡めストップ高銘柄が相次ぐなど物色意欲の強さが目立つ地合いだった。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が売られ、ソフトバンクグループ<9984>も下落した。東京エレクトロン<8035>、安川電機<6506>、キーエンス<6861>なども安い。資生堂<4911>も軟調。エンカレッジ・テクノロジ<3682>が急落、電気興業<6706>は大引けまで値がつかずストップ安、平田機工<6258>も一時値幅制限いっぱいに売り込まれた。ワコム<6727>、トーカロ<3433>などの下げも目立つ。
半面、ディー・エヌ・エー<2432>が活況高となった。スズキ<7269>、SUBARU<7270>など自動車株が上値を伸ばし、KDDI<9433>も堅調。低位株のディー・エル・イー<3686>がストップ高に買われ、レック<7874>、淺沼組<1852>、グレイステクノロジー<6541>、エー・アンド・デイ<7745>、インテージホールディングス<4326>、ブレインパッド<3655>など値幅制限上限に買われる銘柄が相次いだ。TOYO TIRE<5105>が大幅高、新日本科学<2395>、豆蔵ホールディングス<3756>なども物色人気となった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、スズキ <7269> 、SUBARU <7270> 、キッコマン <2801> 、クボタ <6326> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約34円。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984> 、ファストリ <9983> 、テルモ <4543> 、東エレク <8035> 、アドテスト <6857> 。押し下げ効果は約119円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)食料品、(3)陸運業、(4)輸送用機器、(5)ゴム製品。一方、下落率の上位5業種は(1)その他金融業、(2)鉄鋼、(3)パルプ・紙、(4)非鉄金属、(5)金属製品。
■個別材料株
△浅沼組 <1852>
20年3月期営業2ケタ増益・大幅増配予想で自社株消却も発表。
△ジェイエイシ <2124>
1-3月期(1Q)経常は59%増益で着地。
△ブレインP <3655>
今期経常を38%上方修正・最高益予想を上乗せ。
△アートSHD <3663> [東証2]
1-3月期(1Q)経常は26%増益・通期計画を超過。
△インテージH <4326>
最大100万株の自社株取得、今期経常は3期ぶり最高益へ。
△ハーバー研 <4925> [JQ]
前期経常は30%増益で上振れ着地・今期5期連続最高益へ。
△東洋合成 <4970> [JQ]
今期経常は8%増で2期連続最高益、10円増配へ。
△グレイス <6541>
今期経常は31%増で8期連続最高益更新へ。
△ニチリョク <7578> [JQ]
20年3月期営業益予想61%増で3期ぶり復配へ。
△A&D <7745>
20年3月期は45%営業増益で3円増配へ。
▼ALBERT <3906> [東証M]
1-3月期(1Q)経常は5%減益で着地。
▼メイコー <6787> [JQ]
今期経常は27%減益へ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)DLE <3686> 、(2)レック <7874> 、(3)浅沼組 <1852> 、(4)グレイス <6541> 、(5)TOYO <5105> 、(6)A&D <7745> 、(7)新日本科学 <2395> 、(8)インテージH <4326> 、(9)ブレインP <3655> 、(10)豆蔵HD <3756> 。
値下がり率上位10傑は(1)電気興 <6706> 、(2)エンカレッジ <3682> 、(3)ソウルド <6553> 、(4)オリジン <6513> 、(5)平田機工 <6258> 、(6)ダイトロン <7609> 、(7)ASB機械 <6284> 、(8)トーカロ <3433> 、(9)WDB <2475> 、(10)デジハHD <3676> 。
【大引け】
日経平均は前日比153.64円(0.72%)安の2万1191.28円。TOPIXは前日比8.28(0.53%)安の1541.14。出来高は概算で14億2097万株。東証1部の値上がり銘柄数は589、値下がり銘柄数は1491となった。日経ジャスダック平均は3387.49円(19.37円安)。
[2019年5月13日]
株探ニュース
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