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トーアミのニュース
日経平均株価
始値 29208.19
高値 29255.90(09:05)
安値 28644.26(14:33)
大引け 28743.25(前日比 -121.07 、 -0.42% )
売買高 15億1102万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆9862億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、大幅高スタートもその後急速に軟化
2.米雇用統計は市場予測上回るも、長期金利の動向に神経質
3.米株数先物やアジア株の動向を横目にリスク回避の流れに
4.日経平均は乱高下でも、個別株では値上がり銘柄数が多い
5.全体売買代金は3兆円近くに達するなど物色意欲は高水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比572ドル高と4日ぶりに反発した。米2月雇用統計が、市場予想を上回る結果となったことが好感され買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、朝方日経平均株価が大きく買い優勢でスタートしたものの、その後は値を消す展開となり、後場は一転下値を模索する動きとなった。
8日の東京市場は、前週末の米国株市場でNYダウが大幅高で切り返すなど主要株指数が揃って高かったことを受け、朝方はリスク選好ムードだった。しかし、取引開始5分後にきょうの高値をつけると上値の重さが露呈する形となった。後場に入ると売り圧力が強まりマイナス転換、日経平均は下値を探る動きに変わった。米雇用統計が市場コンセンサスを上回ったほか、大規模な米追加経済対策の可決で景気回復期待が一段と強まる一方で、米10年債利回りの上昇に対する警戒感が拭えない。アジア株が軟調に推移したことや、米株価指数先物の下げを横目に目先筋の売りが株価を押し下げた。ただし、業種別では33業種中21業種が上昇した。また、個別でも値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回っている。売買代金は3兆円近くに達するなど活況だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が値を下げ、ファーストリテイリング<9983>、任天堂<7974>の下落も目立つ。ソニー<6758>、日本電産<6594>が売られ、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>、村田製作所<6981>なども安い。ファーマフーズ<2929>が急落、Orchestra Holdings<6533>も大幅安。イーレックス<9517>も水準を切り下げた。リコー<7752>も大きく利食われた。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが堅調な値動きをみせたほか、野村ホールディングス<8604>も買われた。国際石油開発帝石<1605>、石油資源開発<1662>など資源株が買われ、キヤノン<7751>も上昇した。宮越ホールディングス<6620>はストップ高で買い物を残した。アイル<3854>、システムソフト<7527>が値を飛ばし、大豊工業<6470>も物色人気。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433> 、京セラ <6971> 、オリンパス <7733> 、アステラス <4503> 、キヤノン <7751> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約50円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、アドテスト <6857> 、エムスリー <2413> 、東エレク <8035> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約166円。
東証33業種のうち上昇は21業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)鉄鋼、(3)石油石炭製品、(4)保険業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)その他製品、(2)電気機器、(3)ゴム製品、(4)サービス業、(5)情報・通信業。
■個別材料株
△ティーライフ <3172>
21年7月期業績及び配当予想を上方修正。
△イグニス <3689> [東証M]
MBOを発表でTOB価格3000円にサヤ寄せ。
△アイル <3854>
21年7月期業績及び配当予想を上方修正。
△sMedio <3913> [東証M]
子会社が高解像度画像を表示する処理速度を向上させる特許を取得。
△メディアS <4824> [東証M]
上期経常が4.1倍増益で着地・11-1月期も6.5倍増益。
△共和工業 <5971> [JQ]
21年4月期業績予想を上方修正。
△トーアミ <5973> [東証2]
21年3月期営業利益予想を上方修正。
△ナガオカ <6239> [JQ]
中国子会社が大口受注を獲得。
△宮越HD <6620>
2030年に時価総額1兆円の投資会社目指す。
△重松製 <7980> [JQ]
21年3月期業績及び配当予想を上方修正。
▼NIC <5742> [JQ]
今期経常を68%下方修正。
▼新日建物 <8893> [JQ]
21年3月期業績予想を下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)宮越HD <6620> 、(2)アイル <3854> 、(3)システムソフ <7527> 、(4)大豊工業 <6470> 、(5)PCIHD <3918> 、(6)キャリインデ <6538> 、(7)オルトP <3672> 、(8)ベルーナ <9997> 、(9)船井電 <6839> 、(10)エノモト <6928> 。
値下がり率上位10傑は(1)ウインP <3183> 、(2)ファーマF <2929> 、(3)オーケストラ <6533> 、(4)レノバ <9519> 、(5)ポピンズ <7358> 、(6)キムラタン <8107> 、(7)Sサイエンス <5721> 、(8)イーレックス <9517> 、(9)日シス技術 <4323> 、(10)ダントーHD <5337> 。
【大引け】
日経平均は前日比121.07円(0.42%)安の2万8743.25円。TOPIXは前日比2.60(0.14%)安の1893.58。出来高は概算で15億1102万株。東証1部の値上がり銘柄数は1211、値下がり銘柄数は889となった。日経ジャスダック平均は3781.08円(3.28円高)。
[2021年3月8日]
株探ニュース
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