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タカラバイオのニュース
日経平均株価
始値 20413.23
高値 20457.37(14:24)
安値 20293.97(09:34)
大引け 20366.48(前日比 -24.18 、 -0.12% )
売買高 12億4102万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆0871億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶりに小幅反落、戻り売りに押される展開
2.新型コロナの感染が海外の一部で再び増加、これが嫌気材料に
3.米中対立が深まることへの懸念と経済活動の再開期待が綱引き
4.トヨタの決算見通しは想定以上の悪さも相場への影響は限定的
5.後場後半下げ渋り、日経平均は一時プラス圏に浮上する場面も
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比109ドル安と3日ぶりに反落した。新型コロナウイルスに対する感染者数が中国やドイツで増加したことから、感染拡大の第2波に向けた警戒感が強まった。
東京市場では、日経平均株価が新型コロナウイルス感染拡大への警戒感が再び強まり戻り売りに押された。ただ、後場後半は底堅さをみせ、小幅下落にとどまった。
12日の東京市場は、新型コロナウイルスが海外の一部地域で再び感染が広がっていることなどを嫌気しリスク回避の流れが意識されたほか、米中対立が先鋭化することへの懸念が重荷となった。一方、下値では経済活動再開への期待感を背景に押し目買いや買い戻しの動きが観測され下値抵抗力も発揮した。取引時間中はトヨタの決算に注目が集まり、21年3月期の大幅営業減益見通しを発表したことで警戒する動きもみられたが、結果的に全体相場に与える影響は軽微だった。後場後半は日経平均が下げ渋る展開となり、一時前日終値を上回る局面もあった。結局大引けはマイナス圏で着地したものの下げ幅はわずかにとどまった。東証1部の売買代金は2兆円台はキープしたが、4月下旬以来約2週間ぶりの低水準だった。
個別では、任天堂<7974>が買われ、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、SUMCO<3436>など半導体関連も高い。資生堂<4911>、花王<4452>なども買いが優勢。タツモ<6266>が値上がり率トップに買われ、ワールドホールディングス<2429>なども値を飛ばした。テクマトリックス<3762>も大幅高となった。アイフル<8515>が商いを膨らませ活況高となり、三菱ガス化学<4182>も上昇した。
半面、トヨタ自動車<7203>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も売りに押された。塩野義製薬<4507>が値を下げ、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。JAL<9201>、ANAホールディングス<9202>など空運株が安く、三越伊勢丹ホールディングス<3099>は大幅安となった。丸和運輸機関<9090>が急落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857> 、東エレク <8035> 、中外薬 <4519> 、花王 <4452> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約36円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ホンダ <7267> 、信越化 <4063> 、ブリヂストン <5108> 、トヨタ <7203> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約33円。
東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)その他製品、(3)医薬品、(4)情報・通信業、(5)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)空運業、(4)不動産業、(5)輸送用機器。
■個別材料株
△田辺工業 <1828> [東証2]
20年3月期業績は営業利益が計画上振れ。
△デジアーツ <2326>
岩井コスモ証券が目標株価9000円に引き上げ。
△ワールドHD <2429>
第1四半期経常は8.8倍増益。
△グリムス <3150> [JQ]
前期経常は50%増で5期連続最高益・1-3月期(4Q)経常は75%増益。
△東ソー <4042>
1000万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△GMO-AP <4784> [JQ]
1-3月期(1Q)経常は2.8倍増益・通期計画を超過。
△タカラバイオ <4974>
腫瘍溶解性ウイルスC-REVに関し中国タスリー社とライセンス契約。
△ダイコー通産 <7673> [東証2]
5月18日付で東証1部に指定へ。
△アイフル <8515>
今期経常は12倍増益へ。
△スクエニHD <9684>
20年3月期営業利益及び期末配当予想を上方修正。
▼ジェイテック <2479> [JQG]
21年3月期営業損益が赤字転落見込み。
▼HMT <6090> [東証M]
東証が12日売買分から信用規制を発表。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)タツモ <6266> 、(2)エフオン <9514> 、(3)メック <4971> 、(4)ワールドHD <2429> 、(5)テクマト <3762> 、(6)MTI <9438> 、(7)テンポイノベ <3484> 、(8)Mラインズ <3901> 、(9)ステラケミ <4109> 、(10)アプラス <8589> 。
値下がり率上位10傑は(1)丸和運機関 <9090> 、(2)サニーサイド <2180> 、(3)ファイズHD <9325> 、(4)三越伊勢丹 <3099> 、(5)日本アクア <1429> 、(6)アイロムG <2372> 、(7)ヒノキヤG <1413> 、(8)パスコ <9232> 、(9)中国塗 <4617> 、(10)建設技研 <9621> 。
【大引け】
日経平均は前日比24.18円(0.12%)安の2万0366.48円。TOPIXは前日比3.90(0.26%)安の1476.72。出来高は概算で12億4102万株。東証1部の値上がり銘柄数は840、値下がり銘柄数は1244となった。日経ジャスダック平均は3261.46円(8.34円高)。
[2020年5月12日]
株探ニュース
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