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ALBERTのニュース
日経平均株価
始値 28799.74
高値 29007.53(10:06)
安値 28799.74(09:00)
大引け 28958.56(前日比 +97.76 、 +0.34% )
売買高 10億2805万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆4042億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反発、米国株軟調も売り圧力は限定的
2.メジャーSQ前で上値が重く、5月の米消費者物価指数待ち
3.新型コロナワクチンの普及で、経済正常化期待が相場の支えに
4.個別は値下がり銘柄数が1000を超え、値上がり数を上回る
5.レーザーテック切り返し、エーザイは大きく利食われる展開に
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比152ドル安と3日続落した。10日に発表される米5月の消費者物価指数(CPI)を前に利益確定売りが優勢となった。
東京市場では、様子見ムードが漂うなか日経平均株価は頑強な値動き。寄り付きこそ安く始まったもののその後は切り返した。ただ上値も重かった。
10日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが3日続落したほか、ナスダック総合指数も終盤失速してマイナス圏で引けたことで、朝方取引開始前は手控え感が強かった。しかし売り圧力は限定的であり、安かったのは取引開始直後のみで、すぐにプラス圏に浮上した。新型コロナワクチンの普及が進んでいることから、経済活動が正常化することへの期待が全体相場を支えた。ただ一方で、明日に先物・オプションSQ算出を控え上値も重く、日本時間今晩に発表される5月の米消費者物価指数の結果を見極めたいとの思惑もあり、買いポジションを積極的に高める動きは見られなかった。日経平均は後場も高値圏で売り物を吸収し東証1部の売買代金も増勢ながら、値下がり銘柄数が1000を超え、値上がり銘柄数を上回った。なお、TOPIXはわずかながら前日終値を下回って着地している。
個別では、レーザーテック<6920>が切り返したほか、ファーストリテイリング<9983>も堅調。東京エレクトロン<8035>、ソニーグループ<6758>なども終始買いが優勢だった。ファナック<6954>がしっかり。日本郵船<9101>が高く、テルモ<4543>も上昇した。ダイキン工業<6367>も値を上げた。コーナン商事<7516>は急伸、イーエムシステムズ<4820>、サニックス<4651>、アセンテック<3565>なども値を飛ばした。フィックスターズ<3687>も物色人気に。
半面、エーザイ<4523>が大きく利食われ、任天堂<7974>も売りに押された。ソフトバンクグループ<9984>、トヨタ自動車<7203>も冴えない。ペッパーフードサービス<3053>が急落、ツカダ・グローバルホールディング<2418>も大きく利食われた。日本ケミファ<4539>、クロス・マーケティンググループ<3675>が売られ、モリテック スチール<5986>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、テルモ <4543> 、ファナック <6954> 、ファストリ <9983> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約94円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、SBG <9984> 、KDDI <9433> 、日ハム <2282> 、エプソン <6724> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約50円。うち27円はエーザイ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)パルプ・紙、(3)精密機器、(4)鉄鋼、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)銀行業、(3)建設業、(4)石油石炭製品、(5)鉱業。
■個別材料株
△アルペン <3028>
21年6月期期末配当予想を増額修正。
△アセンテック <3565>
好決算と自社株買いを好感。
△ALBERT <3906> [東証M]
SBI <8473> と資本・業務提携。
△マネフォ <3994> [東証M]
請求書の電子化をサポートするプロジェクトを開始。
△勤次郎 <4013> [東証M]
60万株を上限とする自社株買いを実施。
△塩野義 <4507>
「年内に新型コロナワクチン3000万人分量産」との報道。
△テルモ <4543>
「糖尿病のインスリン自動投与システムを開発中」との報道。
△EMシステム <4820>
いちよし証券が投資判断を引き上げ。
△エヌピーシー <6255> [東証M]
主要取引先が設備投資計画を発表。
△コーナン <7516>
シティインデックスが大株主に浮上。
▼エーザイ <4523>
大和証券が目標株価を5200円から4700円に引き下げ。
▼シンバイオ <4582> [JQG]
東証が本日から信用規制を実施。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)コーナン <7516> 、(2)EMシステム <4820> 、(3)サニックス <4651> 、(4)SREHD <2980> 、(5)アセンテック <3565> 、(6)新電元 <6844> 、(7)ジャムコ <7408> 、(8)ブイキューブ <3681> 、(9)Fスターズ <3687> 、(10)巴工業 <6309> 。
値下がり率上位10傑は(1)ペッパー <3053> 、(2)ツカダGHD <2418> 、(3)エーザイ <4523> 、(4)宮越HD <6620> 、(5)ケミファ <4539> 、(6)クロスマーケ <3675> 、(7)ひらまつ <2764> 、(8)池上通 <6771> 、(9)モリテック <5986> 、(10)ラクーンHD <3031> 。
【大引け】
日経平均は前日比97.76円(0.34%)高の2万8958.56円。TOPIXは前日比0.41(0.02%)安の1956.73。出来高は概算で10億2805万株。東証1部の値上がり銘柄数は991、値下がり銘柄数は1066となった。日経ジャスダック平均は3940.60円(7.89円高)。
[2021年6月10日]
株探ニュース
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