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ディジタルメディアプロフェッショナルのニュース
日経平均株価
始値 23121.98
高値 23178.10(15:00)
安値 23028.62(10:21)
大引け 23178.10(前日比 +314.37 、 +1.37% )
売買高 17億0307万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆8712億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は6日続伸、約3ヵ月半ぶり2万3000円台回復
2.前週末にNYダウが800ドル超の上昇、リスクオンが継続
3.米雇用統計が事前予測に反して好調で市場心理が強気に傾く
4.WTI原油価格の上昇や為替市場の円安進行も追い風材料に
5.後場に買い直され日経平均は高値引け、銀行株など強さ発揮
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比829ドル高と大幅に5日続伸した。5日発表された米雇用統計が、市場予想に反して好調で景気回復への期待強まり買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、世界株高の流れのなか上昇基調を継続、日経平均株価は約3ヵ月半ぶりに2万3000円大台を回復した。
8日の東京市場は、引き続きリスクオンの流れに乗った。前週末の欧米株市場が軒並み高、米国では発表された5月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が市場コンセンサスに反し大幅に増加したことで、NYダウが800ドルを超える上昇をみせるなど強気相場の色を強めている。世界的に高まる経済再生期待を背景にWTI原油価格が大幅上昇したことや、外国為替市場でドル高・円安基調が進んだことなども追い風に、東京市場でも主力株をはじめ広範囲に買いが優勢となった。日経平均は前場後半に伸び悩んだものの、後場に入ると買い直され、引け際にまとまった買いが入り、高値引けとなった。個別では全体の7割強の銘柄が値を上げている。業種別では鉄鋼株など景気敏感株が強かったほか、メガバンクをはじめ銀行株が買いを集めた。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が1000円超の上昇。ソフトバンクグループ<9984>が堅調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも活況高。ソニー<6758>、トヨタ自動車<7203>しっかり、JAL<9201>など空運株も買いが優勢だった。朝日放送グループホールディングス<9405>、ディー・エル・イー<3686>、アイロムグループ<2372>、PCIホールディングス<3918>、gumi<3903>などがストップ高に買われた。
半面、任天堂<7974>、キーエンス<6861>が値を下げたほか、中外製薬<4519>も大きく下落した。ダイキン工業<6367>も軟調。花王<4452>も売りに押された。藤久<9966>が急反落、ポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス<3657>も大幅安。システムソフト<7527>も下値を探った。内田洋行<8057>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、SBG <9984> 、リクルート <6098> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約127円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は中外薬 <4519> 、テルモ <4543> 、セコム <9735> 、ダイキン <6367> 、花王 <4452> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約62円。
東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は精密機器、その他製品、医薬品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)鉄鋼、(3)銀行業、(4)保険業、(5)その他金融業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)機械、(2)小売業、(3)化学、(4)情報・通信業、(5)電気・ガス業。
■個別材料株
△セリア <2782> [JQ]
5月既存店売上高が2ヵ月ぶり前年上回る。
△T-BASE <3415>
5月既存店売上高は43%減も4月から減収率が縮小。
△エムアップ <3661>
10万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△アクロディア <3823> [東証2]
塩野義 <4507> と新型コロナウイルス抗体検出キットの販売で提携。
△gumi <3903>
20年4月期営業利益予想を上方修正。
△ロジザード <4391> [東証M]
「ZERO-STORE」がIT導入補助金の対象ツールに採択。
△ナノキャリア <4571> [東証M]
新型コロナウイルスワクチン開発をバックアップ。
△パルテック <7587> [東証2]
DMP <3652> [東証M]などと車両AI評価キットを共同開発。
△MrMax <8203>
5月既存店売上高16.8%増で5ヵ月連続前年上回る。
△プロルート <8256> [JQ]
塩野義 <4507> の新型コロナウイルス抗体検出キットを販売。
▼ポールHD <3657>
第1四半期営業利益20%減。
▼コックス <9876> [JQ]
5月既存店売上高57%減。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)朝日放送HD <9405> 、(2)gumi <3903> 、(3)アイロムG <2372> 、(4)DLE <3686> 、(5)PCIHD <3918> 、(6)WSCOPE <6619> 、(7)朝日ネット <3834> 、(8)レナウン <3606> 、(9)ランビジネス <8944> 、(10)フィールズ <2767> 。
値下がり率上位10傑は(1)藤久 <9966> 、(2)ポールHD <3657> 、(3)システムソフ <7527> 、(4)幸楽苑HD <7554> 、(5)日東紡 <3110> 、(6)ヨシックス <3221> 、(7)メガチップス <6875> 、(8)大幸薬品 <4574> 、(9)内田洋 <8057> 、(10)伊藤園 <2593> 。
【大引け】
日経平均は前日比314.37円(1.37%)高の2万3178.10円。TOPIXは前日比18.24(1.13%)高の1630.72。出来高は概算で17億0307万株。東証1部の値上がり銘柄数は1592、値下がり銘柄数は526となった。日経ジャスダック平均は3475.39円(20.06円高)。
[2020年6月8日]
株探ニュース
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