東京株式(大引け)=93円高、買い意欲旺盛で8カ月ぶり2万4000円大台回復

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2018/09/26 15:54
東京株式(大引け)=93円高、買い意欲旺盛で8カ月ぶり2万4000円大台回復  26日の東京株式市場は、朝方は配当落ちに絡む売り圧力を背景に安く始まったものの、その後日経平均はプラス圏に切り返し2万4000円大台に乗せて引けた。

 大引けの日経平均株価は前営業日比93円53銭高の2万4033円79銭と8日続伸。東証1部の売買高概算は14億8930万株、売買代金概算は2兆9670億1000万円。値上がり銘柄数は1049、対して値下がり銘柄数は918、変わらずは64銘柄だった。

 きょうの東京市場は、朝安後に切り返す展開となり後場に入って日経平均は一段高に買われ、約8カ月ぶりに2万4000円大台を回復した。前日の米国株市場ではNYダウが続落したものの、外国為替市場で1ドル=113円近辺まで円安が進行したことが追い風材料となった。また、取引時間中は中国株や香港株などが強い動きをみせ、リスク選好ムードを強めた。日米首脳会談やFOMCの結果を見極めたいとの思惑に加え、前日までの7営業日で日経平均は1300円以上の上昇をみせており、東証1部の騰落レシオも過熱ゾーンにあるなど、本来であれば利益確定売り圧力が強く意識されるところ。しかし、実際は海外ファンドなどの先物買いを通じた裁定買いが全体を押し上げ、160円弱の配当落ち分も含めると実質大幅高となった。売買代金は3兆円台には届かなかったが、2兆9000億円台で活況が続いている。

 個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>、ソニー<6758.T>が商いをこなし堅調、村田製作所<6981.T>も上昇した。武田薬品工業<4502.T>も買いを集めた。ファーストリテイリング<9983.T>が高く、資生堂<4911.T>も値を上げた。東海カーボン<5301.T>が上昇、ソースネクス <4344>日本ライフライン<7575.T>なども物色人気にネオス<3627.T>が活況高。田淵電機<6624.T>がストップ高となり、CSP<9740.T>も値幅制限いっぱいに買われた。

 半面、トヨタ自動車<7203.T>が売りに押され、スズキ<7269.T>も大幅続落。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも冴えない。東京エレクトロン<8035.T>ファナック<6954.T>が軟調、三菱商事<8058.T>も安い。わらべや日洋ホールディングス<2918.T>中国塗料<4617.T>が急落、平和<6412.T>も大きく下げた。帝人<3401.T>セガサミーホールディングス<6460.T>も下落した。

出所:minkabuPRESS
配信元: みんかぶ

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