11時00分時点の日経平均は4日ぶり反発、パソナやIDOMが決算受け急伸

配信元:フィスコ
投稿:2018/01/15 11:10
11時00分現在の日経平均株価は23714.05円(前週末比60.23円高)で推移している。前週末12日の米国市場でNYダウは228ドル高となり、主要株価指数が連日で最高値を更新した。大手行などの決算が好感され、税制改革による企業業績の押し上げ効果への期待が高まった。本日の日経平均もこうした流れから174円高でスタートしたが、為替相場が一時1ドル=110.60円台とおよそ4カ月ぶりの高値水準まで上昇したことが重しとなり、朝方の買いが一巡すると伸び悩む展開となっている。

個別では、傘下の携帯事業会社の上場方針が報じられたソフトバンクG<9984>が大幅反発して指数を押し上げているほか、米国市場の流れを引き継いで三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が堅調。ただ、これら銘柄も足元では上げ一服となっている。その他では、任天堂<7974>ファナック<6954>、トヨタ自<7203>安川電<6506>などがしっかり。決算発表銘柄ではパソナ<2168>IDOM<7599>などの上げが目立ち、Fブラザーズ<3454>がストップ高で東証1部上昇率トップとなっている。一方、先週末に決算を受けて急伸したファーストリテ<9983>が小安く、ソニー<6758>、楽天<4755>NTT<9432>JT<2914>もさえない。神戸鋼<5406>は2%超の下落。決算銘柄ではプレナス<9945>やオンワードHD<8016>などが大きく売られており、ヒトコム<3654>が東証1部下落率トップとなっている。

(株式アナリスト 小林大純)
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