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日経平均株価
始値 32690.54
高値 32746.14(09:05)
安値 32391.69(14:10)
大引け 32467.76(前日比 -139.08 、 -0.43% )
売買高 12億9346万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆1365億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続落、朝高後に値を消し下値模索続く
2.米株市場はNYダウが続伸も、株高の流れ引き継げず
3.日銀の超緩和政策に変更思惑、全体株価の重荷となる
4.国内10年債利回り上昇、半導体主力株などに売り波及
5.銀行株高でTOPIXはプラス、値下がり数は全体の5割
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比75ドル高と続伸した。8月の米CPIの発表を来週に控えて様子見姿勢が強まる中、ハイテク株が買い戻され指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、前週末の欧米株高を受け朝方は高く始まったものの、その後は売りに押され日経平均株価は下値を探る動きとなった。
11日の東京市場は、前週後半の地合いを引き継ぎ売り優勢となった。前週の米国株市場でNYダウが小幅ながら続伸したことを受け、前場取引開始前の時点で先物が高く、外国為替市場でも円安が進んでいたこともあって、朝方は買いが先行した。しかし、その後はすぐに売りに押される展開を強いられた。日銀の金融政策修正への思惑から10年債利回りが上昇、これを嫌気して半導体の主力株などに売りがかさんだ。為替も円高方向に押し戻され、投資家マインドを冷やす格好に。一方、銀行株がメガバンクをはじめ一斉高に買われたことでTOPIXは小幅ながらプラス圏で着地している。個別株も値上がりより値下がり銘柄数の方が多かったとはいえ、プライム市場全体の51%と約半分にとどまった。
個別では、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体製造装置関連の主力株が総じて売られたほか、キーエンス<6861>も大きく値を下げた。川崎汽船<9107>、三菱重工業<7011>も利食われた。三井不動産<8801>、三菱地所<8802>など不動産株への売りが優勢となっている。gumi<3903>はストップ安となった。HEROZ<4382>、ベステラ<1433>、ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>も大幅安。クミアイ化学工業<4996>の下げも目立つ。
半面、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが買われ、ソフトバンクグループ<9984>も高い。ソニーグループ<6758>がしっかり、日立製作所<6501>も堅調。フリービット<3843>、アイル<3854>がストップ高、JMDC<4483>も一時値幅制限いっぱいに買われた。アルトナー<2163>が急騰、池田泉州ホールディングス<8714>、富山第一銀行<7184>、山梨中央銀行<8360>など地銀株も高い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、NTTデータ <9613>、エーザイ <4523>、ソニーG <6758>、セコム <9735>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約64円。うち50円はSBG1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、リクルート <6098>、ダイキン <6367>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約145円。
東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)保険業、(3)鉱業、(4)証券商品先物、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)海運業、(3)サービス業、(4)機械、(5)電気機器。
■個別材料株
△安江工務店 <1439> [東証S]
競争力強化に向けオフィスリフォーム事業を開始。
△アルトナー <2163> [東証P]
技術者人材ニーズ旺盛で2~7月期営業28%増益。
△くら寿司 <2695> [東証P]
5~7月期の営業黒字確保をポジティブ視。
△クロスプラス <3320> [東証S]
2~7月期営業2.5倍増益。
△フリービット <3843> [東証P]
5~7月期営業利益が9割超の伸び。
△アイル <3854> [東証P]
24年7月期の連続最高益・増配予想を好感。
△カーリットH <4275> [東証P]
24年3月期通期の営業益予想を上方修正。
△JMDC <4483> [東証P]
オムロン <6645> が1株5700円でTOB実施。
△jig.jp <5244> [東証G]
東証が信用取引に関する臨時規制を解除。
△日本スキー <6040> [東証G]
今期も最高益更新見通し。
▼ベステラ <1433> [東証P]
今期営業益予想引き下げを嫌気。
▼gumi <3903> [東証P]
5~7月期の営業赤字転落を嫌気。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)フリービット <3843>、(2)アイル <3854>、(3)JMDC <4483>、(4)アルトナー <2163>、(5)池田泉州HD <8714>、(6)山梨銀 <8360>、(7)富山第一銀 <7184>、(8)千葉興 <8337>、(9)北洋銀 <8524>、(10)八十二 <8359>。
値下がり率上位10傑は(1)gumi <3903>、(2)HEROZ <4382>、(3)ベステラ <1433>、(4)JIA <7172>、(5)エイチーム <3662>、(6)FPパートナ <7388>、(7)クミアイ化 <4996>、(8)シーイーシー <9692>、(9)芝浦 <6590>、(10)円谷フィHD <2767>。
【大引け】
日経平均は前日比139.08円(0.43%)安の3万2467.76円。TOPIXは前日比1.46(0.06%)高の2360.48。出来高は概算で12億9346万株。東証プライムの値上がり銘柄数は822、値下がり銘柄数は944となった。東証マザーズ指数は736.05ポイント(14.20ポイント安)。
[2023年9月11日]
株探ニュース
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