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10日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり84銘柄、値下がり135銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は4日続落。88.46円安の29197.00円(出来高概算5億9222万株)で前場の取引を終えている。
9日の米株式市場でNYダウは112.24ドル安(-0.30%)と3日ぶりに反落。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高い伸びを示したため、インフレ警戒感に伴う売りから下落スタート。さらに、史上最高値付近からの利益確定売りも強まり、終日軟調に推移した。債券の売り方の買い戻しにより米10年国債利回りは1.4%台前半へと一段と低下したが、ハイテク株も利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は12日ぶりに反落、記録的な高値更新劇は途絶えた。なお、電気自動車テスラは、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏による保有株売却懸念から11%安と急落した。
米株安を受けて、日経平均は76.40円安の29209.06円でスタート。前日までの下落による値ごろ感もあって、朝方に付けた29155.80円(129.66円安)をこの日の安値に下げ渋ると、その後は一時前日比プラス圏に浮上する場面もあったが、戻り待ちの売りも根強く、再び軟調な動きが続いた。
個別では、営業利益予想の上方修正値が市場予想に届かず、下期が上期比で大きく鈍化する見通しとなった東邦亜鉛<5707>が急落し、東証1部下落率上位に顔を出している。オークネット<3964>は好決算が続いたが、高進捗率ながら通期計画が据え置かれたため急落。新電元工業<6844>も上期好決算も通期計画据え置きで失望売りを誘った。
また、業績予想を下方修正した三井住友建設<1821>やエレコム<6750>のほか、決算関連のリリースをきっかけに、住友ゴム<5110>、ビジョン<9416>、クレディセゾン<8253>、セイコーHD<8050>、シップHD<3360>、三菱マテリアル<5711>、三井金<5706>、キリンHD<2503>などが下落率上位に並んでいる。そのほか、1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、マネックスG<8698>が急落しており、東エレク<8035>、JFE<5411>、ベイカレント<6532>、レノバ<9519>、ホンダ<7267>なども大幅に下落している。
一方、7-9月期好決算で通期計画を市場予想以上の水準に上方修正した日産自<7201>が急伸、同様に好決算など業績関連のリリースを手掛かりにデジハHD<3676>、ケイアイスター不動産<3465>、ウィルグループ<6089>、芝浦機械<6104>、ネクソン<3659>、鈴木<6785>などが1部上昇率上位に並んでいる。そのほか、一部メディアの報道を手掛かりに大有機化<4187>が、証券会社によるカバレッジ開始で三井ハイテク<6966>なども大幅に上昇している。1部売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの大手海運株が上昇、そのほか、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、エムスリー<2413>、OLC<4661>なども買われており、8日に好決算を発表したTOWA<6315>が改めて本日急伸している。
セクターではゴム製品、空運業、非鉄金属などが下落率上位となっている一方、海運業、鉱業、パルプ・紙などが上昇率上位となっている。東証1部の値下がり銘柄は全体の49%、対して値上がり銘柄は45%となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約61円押し下げた。同2位は東エレク<8035>となり、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、アサヒ<2502>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはNTTデータ<9613>となり1銘柄で日経平均を約23円押し上げた。同2位はネクソン<3659>となり、ファナック<6954>、エムスリー<2413>、中外薬<4519>などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 29197.00(-88.46)
値上がり銘柄数 84(寄与度+127.07)
値下がり銘柄数 135(寄与度-215.53)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9613> NTTデータ 2435 132 +23.26
<3659> ネクソン 2393 294 +20.72
<6954> ファナック 22435 280 +9.87
<2413> エムスリー 6400 92 +7.78
<4519> 中外薬 4076 55 +5.82
<7832> バンナムHD 9307 155 +5.46
<4503> アステラス薬 1985 27.5 +4.85
<9983> ファーストリテ 76160 130 +4.58
<4063> 信越化 19990 125 +4.41
<2801> キッコーマン 9250 100 +3.52
<2802> 味の素 3503 74 +2.61
<3382> 7&iHD 5049 67 +2.36
<7203> トヨタ 2007.5 12.5 +2.20
<6762> TDK 4470 20 +2.11
<6098> リクルートHD 7852 19 +2.01
<9433> KDDI 3403 9 +1.90
<4568> 第一三共 2775 15 +1.59
<7201> 日産自 631.1 41.4 +1.46
<4452> 花王 6303 41 +1.45
<8697> JPX 2577 37 +1.30
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 6515 -293 -61.96
<8035> 東エレク 56590 -600 -21.15
<6857> アドバンテ 9900 -240 -16.92
<4543> テルモ 4755 -43 -6.06
<2502> アサヒ 4930 -135 -4.76
<7269> スズキ 5253 -123 -4.34
<8253> クレセゾン 1288 -122 -4.30
<5108> ブリヂストン 4916 -120 -4.23
<6971> 京セラ 6933 -59 -4.16
<2503> キリンHD 1890 -115.5 -4.07
<7267> ホンダ 3241 -54 -3.81
<7951> ヤマハ 6330 -90 -3.17
<6861> キーエンス 70990 -890 -3.14
<4911> 資生堂 7618 -88 -3.10
<2432> DeNA 1855 -268 -2.83
<6988> 日東電 8580 -80 -2.82
<8001> 伊藤忠 3335 -77 -2.71
<6367> ダイキン 25165 -70 -2.47
<9766> コナミHD 6270 -70 -2.47
<5101> 浜ゴム 1852 -140 -2.47
<CS>
日経平均は4日続落。88.46円安の29197.00円(出来高概算5億9222万株)で前場の取引を終えている。
9日の米株式市場でNYダウは112.24ドル安(-0.30%)と3日ぶりに反落。10月生産者物価指数(PPI)が引き続き高い伸びを示したため、インフレ警戒感に伴う売りから下落スタート。さらに、史上最高値付近からの利益確定売りも強まり、終日軟調に推移した。債券の売り方の買い戻しにより米10年国債利回りは1.4%台前半へと一段と低下したが、ハイテク株も利益確定売りに押され、ナスダック総合指数は12日ぶりに反落、記録的な高値更新劇は途絶えた。なお、電気自動車テスラは、最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏による保有株売却懸念から11%安と急落した。
米株安を受けて、日経平均は76.40円安の29209.06円でスタート。前日までの下落による値ごろ感もあって、朝方に付けた29155.80円(129.66円安)をこの日の安値に下げ渋ると、その後は一時前日比プラス圏に浮上する場面もあったが、戻り待ちの売りも根強く、再び軟調な動きが続いた。
個別では、営業利益予想の上方修正値が市場予想に届かず、下期が上期比で大きく鈍化する見通しとなった東邦亜鉛<5707>が急落し、東証1部下落率上位に顔を出している。オークネット<3964>は好決算が続いたが、高進捗率ながら通期計画が据え置かれたため急落。新電元工業<6844>も上期好決算も通期計画据え置きで失望売りを誘った。
また、業績予想を下方修正した三井住友建設<1821>やエレコム<6750>のほか、決算関連のリリースをきっかけに、住友ゴム<5110>、ビジョン<9416>、クレディセゾン<8253>、セイコーHD<8050>、シップHD<3360>、三菱マテリアル<5711>、三井金<5706>、キリンHD<2503>などが下落率上位に並んでいる。そのほか、1部売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、レーザーテック<6920>、マネックスG<8698>が急落しており、東エレク<8035>、JFE<5411>、ベイカレント<6532>、レノバ<9519>、ホンダ<7267>なども大幅に下落している。
一方、7-9月期好決算で通期計画を市場予想以上の水準に上方修正した日産自<7201>が急伸、同様に好決算など業績関連のリリースを手掛かりにデジハHD<3676>、ケイアイスター不動産<3465>、ウィルグループ<6089>、芝浦機械<6104>、ネクソン<3659>、鈴木<6785>などが1部上昇率上位に並んでいる。そのほか、一部メディアの報道を手掛かりに大有機化<4187>が、証券会社によるカバレッジ開始で三井ハイテク<6966>なども大幅に上昇している。1部売買代金上位では、日本郵船<9101>、川崎汽船<9107>などの大手海運株が上昇、そのほか、任天堂<7974>、トヨタ<7203>、エムスリー<2413>、OLC<4661>なども買われており、8日に好決算を発表したTOWA<6315>が改めて本日急伸している。
セクターではゴム製品、空運業、非鉄金属などが下落率上位となっている一方、海運業、鉱業、パルプ・紙などが上昇率上位となっている。東証1部の値下がり銘柄は全体の49%、対して値上がり銘柄は45%となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約61円押し下げた。同2位は東エレク<8035>となり、アドバンテス<6857>、テルモ<4543>、アサヒ<2502>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはNTTデータ<9613>となり1銘柄で日経平均を約23円押し上げた。同2位はネクソン<3659>となり、ファナック<6954>、エムスリー<2413>、中外薬<4519>などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 29197.00(-88.46)
値上がり銘柄数 84(寄与度+127.07)
値下がり銘柄数 135(寄与度-215.53)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9613> NTTデータ 2435 132 +23.26
<3659> ネクソン 2393 294 +20.72
<6954> ファナック 22435 280 +9.87
<2413> エムスリー 6400 92 +7.78
<4519> 中外薬 4076 55 +5.82
<7832> バンナムHD 9307 155 +5.46
<4503> アステラス薬 1985 27.5 +4.85
<9983> ファーストリテ 76160 130 +4.58
<4063> 信越化 19990 125 +4.41
<2801> キッコーマン 9250 100 +3.52
<2802> 味の素 3503 74 +2.61
<3382> 7&iHD 5049 67 +2.36
<7203> トヨタ 2007.5 12.5 +2.20
<6762> TDK 4470 20 +2.11
<6098> リクルートHD 7852 19 +2.01
<9433> KDDI 3403 9 +1.90
<4568> 第一三共 2775 15 +1.59
<7201> 日産自 631.1 41.4 +1.46
<4452> 花王 6303 41 +1.45
<8697> JPX 2577 37 +1.30
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 6515 -293 -61.96
<8035> 東エレク 56590 -600 -21.15
<6857> アドバンテ 9900 -240 -16.92
<4543> テルモ 4755 -43 -6.06
<2502> アサヒ 4930 -135 -4.76
<7269> スズキ 5253 -123 -4.34
<8253> クレセゾン 1288 -122 -4.30
<5108> ブリヂストン 4916 -120 -4.23
<6971> 京セラ 6933 -59 -4.16
<2503> キリンHD 1890 -115.5 -4.07
<7267> ホンダ 3241 -54 -3.81
<7951> ヤマハ 6330 -90 -3.17
<6861> キーエンス 70990 -890 -3.14
<4911> 資生堂 7618 -88 -3.10
<2432> DeNA 1855 -268 -2.83
<6988> 日東電 8580 -80 -2.82
<8001> 伊藤忠 3335 -77 -2.71
<6367> ダイキン 25165 -70 -2.47
<9766> コナミHD 6270 -70 -2.47
<5101> 浜ゴム 1852 -140 -2.47
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