2,235円
三菱UFJフィナンシャル・グループのニュース
日経平均株価
始値 28513.07
高値 28895.26(13:55)
安値 28494.46(09:02)
大引け 28884.13(前日比 +873.20 、 +3.12% )
売買高 11億7325万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7728億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反騰、873円高で前日とは地合いが一変
2.早期利上げ懸念も、前日のNYダウ大幅反発でリスクオン
3.東証1部の96%の銘柄が上昇する文字通りの全面高様相
4.郵船、商船三井はじめ海運株の上昇が特に際立つ相場展開
5.日経225採用銘柄すべてが上昇、売買代金も高水準続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比586ドル高と6日ぶりに反発した。前週の株式市場が大きく調整した反動で景気敏感株など中心に買い戻しが優勢となった。
東京市場では、前日とは地合いが一変し全体指数が急反騰に転じた。日経平均株価は前場中盤にやや伸び悩んだものの、その後は一貫して上げ幅を広げ、後場も強い動きで結局この日の高値近辺で引けている。
22日の東京市場は、前日の欧米株市場が総じて高く、米国株市場ではNYダウが600ドル近い上昇をみせたことで買い安心感が浮上、日経平均は前日とは打って変わって大きくリスク選好の流れに傾いた。早期の米利上げ懸念は既に拭えない状況にあるが、一方で景気回復に対する期待感から、景気敏感株を中心にリバウンド狙いの買いが流入し先物を絡めて戻り足を加速させた。日経平均の上げ幅としては、前日の下げ分を完全に取り戻すことはできなかったが、値上がり銘柄数の多さが際立った。売買代金上位100傑で値下がり銘柄はゼロ。日経平均採用の225銘柄全部が上昇し、東証1部全体でみても96%の銘柄が上昇する文字通りの全面高となった。値下がり銘柄数はわずか3%にとどまっている。全体売買代金は2兆7000億円台と前日を下回ったものの高水準が続いている。
個別では、売買代金トップとなったトヨタ自動車<7203>が買われ、僅差で売買代金2位となったソフトバンクグループ<9984>も堅調だった。ファーストリテイリング<9983>が大きく買われ、エーザイ<4523>も物色人気。レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体関連が高く、ソニーグループ<6758>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが値を上げ、日本郵船<9101>、商船三井<9104>など海運株の上昇が際立っている。ウェルネット<2428>も急騰した。
半面、エムアップホールディングス<3661>、ビーロット<3452>が安く、伊藤忠エネクス<8133>も値を下げた。enish<3667>、アイモバイル<6535>も水準を切り下げた。サニックス<4651>が売りに押されたほか、マルマエ<6264>も下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、リクルート <6098> 、東エレク <8035> 、中外薬 <4519> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約204円。
本日は採用銘柄が全て上昇のため、日経平均への押し下げ効果はなし。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)倉庫運輸関連、(3)ゴム製品、(4)建設業、(5)不動産業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)その他製品、(2)電気・ガス業、(3)精密機器、(4)食料品、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△ウェルネット <2428>
ソニーG企業と業務提携しスマホ決済アプリ拡販へ。
△ソフトクリエ <3371>
20万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△稀元素 <4082>
排ガス浄化触媒とキーデバイス用電子材料で成長期待。
△野村総研 <4307>
2000万株を上限とする自社株買いを発表。
△ライトアップ <6580> [東証M]
「Jシステム」のOEM提供先が700社を突破。
△富士通 <6702>
DXとポスト5Gをテーマに20年半ぶり高値圏に浮上。
△ジェイリース <7187>
ウチダレックグループが提供する「カクシンクラウド」とAPI連携。
△マーキュリア <7190>
「半導体関連企業を買収した」との報道。
△いすゞ <7202> 、スズキ <7269>
SMBC日興証券が投資評価をともに「2→1」に引き上げ。
△TSテック <7313>
未定としていた22年3月期は大幅増収増益で実質増配見込む。
△象印 <7965>
巣ごもり関連商品の好調続き21年11月期業績予想を上方修正。
△商船三井 <9104>
22年3月期最終2.3倍増益で最高益更新へ。
△アークランド <9842>
固定資産売却益計上で22年2月期最終利益予想を上方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)明治海 <9115> 、(2)ウェルネット <2428> 、(3)ジェイリース <7187> 、(4)郵船 <9101> 、(5)商船三井 <9104> 、(6)川崎汽 <9107> 、(7)ARM <8769> 、(8)アイピーエス <4390> 、(9)マーキュリア <7190> 、(10)長谷川香料 <4958> 。
値下がり率上位10傑は(1)エムアップ <3661> 、(2)ビーロット <3452> 、(3)シルバライフ <9262> 、(4)エネクス <8133> 、(5)NCHD <6236> 、(6)MSOL <7033> 、(7)enish <3667> 、(8)名糖産 <2207> 、(9)東京機 <6335> 、(10)ギフト <9279> 。
【大引け】
日経平均は前日比873.20円(3.12%)高の2万8884.13円。TOPIXは前日比60.08(3.16%)高の1959.53。出来高は概算で11億7325万株。東証1部の値上がり銘柄数は2107、値下がり銘柄数は69となった。日経ジャスダック平均は3949.13円(36.44円高)。
[2021年6月22日]
株探ニュース
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