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松風のニュース
【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、円高進行で利益確定売りが優勢 (8月26日)
日経平均株価
始値 38156.41
高値 38204.81(09:01)
安値 37825.31(09:35)
大引け 38110.22(前日比 -254.05 、 -0.66% )
売買高 13億1431万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3219億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、円高を背景に目先利食い優勢に
2.前週末のパウエル講演はハト派的内容で米株はリスクオン
3.1ドル143円台半ばまで円高進み、自動車やハイテクに逆風
4.一方、内需系企業では円高メリットで買われる銘柄も多い
5.値下り銘柄数は全体の5割強にとどまり、売買代金も低水準
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比462ドル高と反発した。パウエル議長の発言を受け、FRBの利下げ観測が高まり買いが優勢となった。
週明けの東京市場では、利益確定売り優勢の地合いとなり、日経平均株価は反落した。ただ、取引終盤は押し目買いが入り下げ幅を縮小している。
26日の東京市場は、終始マイナス圏で売り物をこなす展開。前週末の米国株市場ではジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演内容がハト派的であったことからFRBによる早期利下げ期待が一段と高まり、景気敏感株やハイテク株など幅広い銘柄が買われ、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに上昇した。ただ、米長期金利が低下したことで、外国為替市場ではドル売りの動機を誘発。一時1ドル=143円台半ばまで円高方向に振れ、全体相場の気勢を削ぐ格好となった。自動車株や半導体セクターなどハイテク株には向かい風となったが、一方で円高によって輸入コストが下がる内需系の銘柄には買われるものも少なくなかった。取引終盤に日経平均は下げ渋り、値下がり銘柄数も後場になって減少し、プライム市場全体の50%強を占めるにとどまった。全体売買代金は3兆3000億円台と低水準だった。
個別では、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体製造装置大手が安く、キーエンス<6861>も売られた。三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも大きく下値を試す展開に。川崎重工業<7012>が安く、三越伊勢丹ホールディングス<3099>は大幅安で4日続落となった。MARUWA<5344>が大きく水準を切り下げ、古河電気工業<5801>の下げも目立つ。
半面、売買代金トップのレーザーテック<6920>が堅調。ファーストリテイリング<9983>が頑強な値動きをみせ、ソフトバンクグループ<9984>もプラス圏で引けた。ニトリホールディングス<9843>が上昇、さくらインターネット<3778>も物色人気となった。住友林業<1911>も上値を追った。M&A総研ホールディングス<9552>が急騰、オープンドア<3926>、北越コーポレーション<3865>、コーエーテクモホールディングス<3635>、インフォマート<2492>なども大幅高。三井E&S<7003>も値を飛ばした。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、ニトリHD <9843>、信越化 <4063>、ダイキン <6367>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約111円。うち66円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、TDK <6762>、トヨタ <7203>、テルモ <4543>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約168円。
東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)空運業、(3)不動産業、(4)水産・農林業、(5)陸運業。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)銀行業、(3)ゴム製品、(4)保険業、(5)非鉄金属。
■個別材料株
△不動テトラ <1813> [東証P]
いちよし証券が判断引き上げ。
△コーテクHD <3635> [東証P]
襟川陽一社長らによる買い増しで思惑。
△くふう <4376> [東証G]
子会社キッズスター <248A> が東証グロース市場に上場。
△フリー <4478> [東証G]
SMBCグループのプラリタウンと新会社設立。
△キャンバス <4575> [東証G]
「CBP501」EMAがオーファンドラッグ指定。
△三ッ星 <5820> [東証S]
中国の威騰と業務提携発表し業容拡大期待膨らむ。
△レントラクス <6045> [東証G]
ネット広告好調で7月の月次売上高3割増で大幅高。
△EAJ <6063> [東証S]
損保ジャパンなどとともにEC返品サービスの提供を開始。
△エアトリ <6191> [東証P]
AIカメラソリューションのMOYAIと資本・業務提携。
△ピアラ <7044> [東証S]
日テレHDグループと業務連携。
▼マツダ <7261> [東証P]
円高の進行を受けて自動車株に売り。
▼ヤマハ発 <7272> [東証P]
トヨタ <7203> などによる売り出しで需給面への悪影響を警戒。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)M&A総研 <9552>、(2)北越コーポ <3865>、(3)オープンドア <3926>、(4)タナベCG <9644>、(5)コーテクHD <3635>、(6)インフォMT <2492>、(7)Sansan <4443>、(8)セレス <3696>、(9)エアトリ <6191>、(10)KLab <3656>。
値下がり率上位10傑は(1)アイザワ証G <8708>、(2)日伝 <9902>、(3)松風 <7979>、(4)日東紡 <3110>、(5)ジャノメ <6445>、(6)MARUWA <5344>、(7)三越伊勢丹 <3099>、(8)保土谷 <4112>、(9)古河電 <5801>、(10)富山第一銀 <7184>。
【大引け】
日経平均は前日比254.05円(0.66%)安の3万8110.22円。TOPIXは前日比23.31(0.87%)安の2661.41。出来高は概算で13億1431万株。東証プライムの値上がり銘柄数は773、値下がり銘柄数は830となった。東証グロース250指数は671.79ポイント(31.27ポイント高)。
[2024年8月26日]
株探ニュース
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