1,366円
幸和製作所のニュース
22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は4日ぶり小幅反落、23000円水準でこう着感強まる
・ドル・円は弱含み、米金利の低下で
・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位はトレンドマイクロ<4704>
■日経平均は4日ぶり小幅反落、23000円水準でこう着感強まる
日経平均は4日ぶり小幅反落。1.65円安の23000.72円(出来高概算6億7000万株)で前場の取引を終えている。
21日の米国市場でNYダウは298ドル高と続伸し、約2ヶ月ぶりに25000ドル台を回復した。米中貿易交渉での合意を受けて投資家心理が改善し、終日堅調推移となった。ただ、東京市場では前日に貿易摩擦への懸念後退を織り込み済みであり、為替相場が円安一服していることもあって、本日の日経平均は23円高からスタートした。寄り付き後は戻り待ちの売りも出て、23000円を挟んだもみ合いが続いた。前場の上下の値幅は59円ほどにとどまった。
個別では、任天堂<7974>、マネックスG<8698>、ソニー<6758>、三菱UFJ<8306>などがさえない。ソニーは中期経営計画を発表したが、3%超下落する場面があった。このところ強い値動きだった東京電力HD<9501>だが、本日は3%超安と下げが目立つ。新潟県知事選を控え、原発再稼働を巡る不透明感が意識されたようだ。一方、武田薬<4502>、ファナック<6954>、村田製<6981>、ソフトバンクG<9984>などがしっかり。東エレク<8035>などの半導体関連株は米マイクロン・テクノロジーの株価上昇を受けて買いが先行したが、上値の重い展開だった。光ファイバー量産が報じられた日東電<6988>は2%超高。セクターでは、鉱業、保険業、金属製品などが下落。反面、不動産業、卸売業、陸運業などが小じっかり。
ペンス米副大統領が、北朝鮮の出方次第では来月予定される米朝首脳会談を取りやめる用意があるとの認識を示したことが伝わっている。北朝鮮情勢を巡る警戒感が再び高まっており、日経平均は前日に節目の23000円台を回復したことによる短期的な達成感も加わって、一段の上値追いの動きを期待しづらいだろう。注目されたソニーの中期経営計画も投資家心理を上向かせるまでには至っていない。反面、企業業績の上振れ期待は根強く、下値では押し目買いの動きも見られる。こうしたことが日経平均のこう着感につながっているようだ。
一方、新興市場ではマザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに4日続伸している。日経平均の上げ一服を受けて目先の利益を確定する売りも出ているようだが、日経平均がこう着感を強めているだけに、値幅取り狙いの物色は中小型株に向かいやすいだろう。目先は個人投資家による中小型株物色中心の相場展開も想定しておきたい。
■ドル・円は弱含み、米金利の低下で
22日午前の東京市場で、ドル・円は弱含み。アジア市場は111円台で寄り付いたが、米長期金利の低下でドル売りに振れ、110円台に弱含んだ。
ドル・円は、米中貿易戦争が回避されたことを受け、警戒の円買いは弱まった。反面、米10年債利回りが3.05%付近に低下したほか、日経平均株価の弱含みに伴いドルは111円前半から110円後半に値を下げた。
ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いに振れやすい地合いとなっている。また、米10年債利回りは一段の低下余地が見込まれ、ドル売りも弱まったようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円86銭から111円08銭、ユーロ・円は130円61銭から130円97銭、ユーロ・ドルは1.1786ドルから1.1797ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・グローバルウェイ<3936>や幸和製作所<7807>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位はトレンドマイクロ<4704>
■経済指標・要人発言
・黒田日銀総裁
「物価目標の達成時期削除について、計数に過度に注目が集まるのは適当でない」
「2%をできるだけ早期に実現する約束は変わっていない」
「追加緩和時に物価目標2年程度で達成とは言っていない」
「2019年度以降は景気見通しに下振れリスクの方が大きい」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
・17:30 英・4月公共部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+85億ポンド)
・23:00 米・5月リッチモンド連銀製造業指数(予想:8、4月:-3)
・米韓首脳会談
・休場:香港、韓国(以上釈迦生誕節)
<HH>
・日経平均は4日ぶり小幅反落、23000円水準でこう着感強まる
・ドル・円は弱含み、米金利の低下で
・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位はトレンドマイクロ<4704>
■日経平均は4日ぶり小幅反落、23000円水準でこう着感強まる
日経平均は4日ぶり小幅反落。1.65円安の23000.72円(出来高概算6億7000万株)で前場の取引を終えている。
21日の米国市場でNYダウは298ドル高と続伸し、約2ヶ月ぶりに25000ドル台を回復した。米中貿易交渉での合意を受けて投資家心理が改善し、終日堅調推移となった。ただ、東京市場では前日に貿易摩擦への懸念後退を織り込み済みであり、為替相場が円安一服していることもあって、本日の日経平均は23円高からスタートした。寄り付き後は戻り待ちの売りも出て、23000円を挟んだもみ合いが続いた。前場の上下の値幅は59円ほどにとどまった。
個別では、任天堂<7974>、マネックスG<8698>、ソニー<6758>、三菱UFJ<8306>などがさえない。ソニーは中期経営計画を発表したが、3%超下落する場面があった。このところ強い値動きだった東京電力HD<9501>だが、本日は3%超安と下げが目立つ。新潟県知事選を控え、原発再稼働を巡る不透明感が意識されたようだ。一方、武田薬<4502>、ファナック<6954>、村田製<6981>、ソフトバンクG<9984>などがしっかり。東エレク<8035>などの半導体関連株は米マイクロン・テクノロジーの株価上昇を受けて買いが先行したが、上値の重い展開だった。光ファイバー量産が報じられた日東電<6988>は2%超高。セクターでは、鉱業、保険業、金属製品などが下落。反面、不動産業、卸売業、陸運業などが小じっかり。
ペンス米副大統領が、北朝鮮の出方次第では来月予定される米朝首脳会談を取りやめる用意があるとの認識を示したことが伝わっている。北朝鮮情勢を巡る警戒感が再び高まっており、日経平均は前日に節目の23000円台を回復したことによる短期的な達成感も加わって、一段の上値追いの動きを期待しづらいだろう。注目されたソニーの中期経営計画も投資家心理を上向かせるまでには至っていない。反面、企業業績の上振れ期待は根強く、下値では押し目買いの動きも見られる。こうしたことが日経平均のこう着感につながっているようだ。
一方、新興市場ではマザーズ指数、日経ジャスダック平均ともに4日続伸している。日経平均の上げ一服を受けて目先の利益を確定する売りも出ているようだが、日経平均がこう着感を強めているだけに、値幅取り狙いの物色は中小型株に向かいやすいだろう。目先は個人投資家による中小型株物色中心の相場展開も想定しておきたい。
■ドル・円は弱含み、米金利の低下で
22日午前の東京市場で、ドル・円は弱含み。アジア市場は111円台で寄り付いたが、米長期金利の低下でドル売りに振れ、110円台に弱含んだ。
ドル・円は、米中貿易戦争が回避されたことを受け、警戒の円買いは弱まった。反面、米10年債利回りが3.05%付近に低下したほか、日経平均株価の弱含みに伴いドルは111円前半から110円後半に値を下げた。
ランチタイムの日経平均先物はマイナス圏で推移し、目先の日本株安継続を警戒したドル売り・円買いに振れやすい地合いとなっている。また、米10年債利回りは一段の低下余地が見込まれ、ドル売りも弱まったようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円86銭から111円08銭、ユーロ・円は130円61銭から130円97銭、ユーロ・ドルは1.1786ドルから1.1797ドルで推移した。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・グローバルウェイ<3936>や幸和製作所<7807>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはエーザイ<4523>、同2位はトレンドマイクロ<4704>
■経済指標・要人発言
・黒田日銀総裁
「物価目標の達成時期削除について、計数に過度に注目が集まるのは適当でない」
「2%をできるだけ早期に実現する約束は変わっていない」
「追加緩和時に物価目標2年程度で達成とは言っていない」
「2019年度以降は景気見通しに下振れリスクの方が大きい」
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
特になし
<海外>
・17:30 英・4月公共部門純借入額(銀行部門除く)(予想:+85億ポンド)
・23:00 米・5月リッチモンド連銀製造業指数(予想:8、4月:-3)
・米韓首脳会談
・休場:香港、韓国(以上釈迦生誕節)
<HH>
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