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【↑】日経平均 大引け| 反発、FOMCや日銀会合こなし底堅く推移 (10月31日)

配信元:株探
投稿:2019/10/31 16:33

日経平均株価
始値  22910.10
高値  22988.80(09:41)
安値  22875.50(11:10)
大引け 22927.04(前日比 +83.92 、 +0.37% )

売買高  14億6215万株 (東証1部概算)
売買代金  2兆7120億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は83円高と反発、不動産や石油、鉄鋼株など高い
 2.FOMCは0.25%利下げ、米市場はパウエル議長の柔軟な姿勢を好感
 3.日銀決定会合は現状維持、市場の反応は限定的
 4.経営統合発表でホンダ系のケーヒン、ショーワ、日信工業が急騰
 5.国土強靭化関連のショーボンドや日工営など建設関連株が高い

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは115ドル高と反発した。FOMCでは0.25%の利下げを決定。声明文では利下げ休止も示唆したが、パウエル議長は追加利下げの可能性を排除しない姿勢を示したことが好感された。

 東京市場では、日経平均株価は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合をこなし、全般相場は底堅く推移した。

 31日の東京市場は、米国株式市場の上昇の流れを引き継いで日経平均は値を上げて推移した。この日発表された日銀金融政策決定会合の結果は、現状維持で市場の反応は限定的だった。10月の中国製造業PMIは先月に続き50割れとなった。

 個別では、決算内容が好感されたソニー<6758>が高く、ソフトバンクグループ<9984>任天堂<7974>ファーストリテイリング<9983>が値を上げた。三井不動産<8801>日本製鉄<5401>、JXTGホールディングス<5020>も買われた。経営統合を発表したホンダ系のケーヒン<7251>ショーワ<7274>日信工業<7230>が高い。国土強靭化関連のショーボンドホールディングス<1414>が新高値、長大<9624>日本工営<1954>など建設コンサルティング株が急伸した。
 半面、アドバンテスト<6857>は業績を増額修正したが材料出尽くし感から急落。同じく決算を発表した日立製作所<6501>アンリツ<6754>コマツ<6301>は値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>トヨタ自動車<7203>村田製作所<6981>も安い。日立建機<6305>ユニ・チャーム<8113>など中国関連株も軟調。公募増資を発表した霞ヶ関キャピタル<3498>が急落した。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>ファストリ <9983>塩野義 <4507> 、ソニー <6758>花王 <4452> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約90円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>ファミマ <8028>エーザイ <4523>サイバー <4751>ホンダ <7267> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約62円。うち34円はアドテスト1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち上昇は16業種。上昇率の上位5業種は(1)不動産業、(2)ガラス土石製品、(3)情報・通信業、(4)石油石炭製品、(5)鉄鋼。一方、下落率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)海運業、(3)ゴム製品、(4)陸運業、(5)銀行業。

■個別材料株

飛島建 <1805>
 上期経常を一転25%増益に上方修正。
タケエイ <2151>
 今期経常を19%上方修正。
プリマ <2281>
 上期経常が6%増益で着地、7-9月期も21%増益。
ティーガイア <3738>
 上期経常は増益に転換して着地。
Minori <3822>
 SCSK <9719> がTOBで完全子会社化。
UMN <4585> [東証M]
 塩野義 <4507> がTOBを発表。
能美防災 <6744>
 上期の経常最高益予想を38%上乗せ。
△ソニー <6758>
 今期税引き前を4%上方修正。
アルプス物流 <9055> [東証2]
 株主優待制度を導入へ。
クレオ <9698> [JQ]
 上期経常は2.6倍増益で上振れ着地、自社株買いの実施も発表。

霞ヶ関C <3498> [東証M]
 公募増資と売り出しを実施。
栄電子 <7567> [JQ]
 東証が信用規制。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)Minori <3822> 、(2)ぐるなび <2440> 、(3)いであ <9768> 、(4)タケエイ <2151> 、(5)長大 <9624> 、(6)ティーガイア <3738> 、(7)林兼 <2286> 、(8)木村化 <6378> 、(9)ケーヒン <7251> 、(10)スミダコーポ <6817>
 値下がり率上位10傑は(1)三桜工 <6584> 、(2)タダノ <6395> 、(3)サイバー <4751> 、(4)ハリマ化成G <4410> 、(5)ソフトブレン <4779> 、(6)OCHIHD <3166> 、(7)ゼオン <4205> 、(8)日新電 <6641> 、(9)太平洋工 <7250> 、(10)フューチャー <4722>

【大引け】

 日経平均は前日比83.92円(0.37%)高の2万2927.04円。TOPIXは前日比1.11(0.07%)高の1667.01。出来高は概算で14億6215万株。東証1部の値上がり銘柄数は935、値下がり銘柄数は1145となった。日経ジャスダック平均は3510.68円(4.67円高)。

[2019年10月31日]

株探ニュース
配信元: 株探
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