1,771円
エッチ・ケー・エスのニュース
3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は小幅続伸、5日線前に上値重い、資金の逃げ足速く
・ドル・円は弱含み、日本株の上げ幅縮小で円売り抑制
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は小幅続伸、5日線前に上値重い、資金の逃げ足速く
日経平均は小幅続伸となった。11.12円高の21355.20円(出来高概算7億9768万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、新型肺炎感染を受けて各国当局が景気支援策に踏み切るとの期待から買い戻し優勢となるなか、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行が新型肺炎を巡る対応策で、3日に電話会談を開催することが報じられると上げ幅を拡大。引けにかけては、トランプ大統領が製薬会社との会合を開催し、新型肺炎向けワクチンへの早期開発期待も加わった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円高の21425円。本日の日経平均はこの水準を上回ってのスタートとなり、直後に上げ幅は前日比で370円を超えた。一方で、その後は、アジア株式市場で総じて上値の重さが意識されるなか、日経平均も次第に上げ幅を縮小。いったん利益確定の動きもみられ、一時マイナスに転じる場面もあった。
セクターでは、証券・商品先物取引業や水産・農林業が1%安になったほか、機械、小売業、その他製品が軟調となった一方で、医薬品や電気・ガス業、海運業は上昇。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、オリエンタルランド<4661>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、武田薬<4502>、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>、リクルートホールディングス<6098>が上昇。一方で、任天堂<7974>、三井住友<8316>、東京エレクトロン<8035>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>はさえない。
本日の日経平均は、日米だけでなく世界各国当局による景気支援への期待感からいったん値を戻す銘柄が散見された。しかし、トランプ大統領が新たな旅行制限を検討していると明らかにしたことなども伝わっており、国内だけでなく世界的な大きな経済打撃は避けられないとの見方は根強い。このような状況下で景気敏感株の戻りは鈍く、東京市場に物色の広がりはみられていない。足元の下落相場にて、信用評価損益率や騰落レシオ、各種移動平均線乖離率は揃って反発のエネルギーが意識される水準までの調整をみせているものの、日経平均は5日移動平均線を前に上値は重く、短期的な下落トレンドすら払拭できない状況にあることも事実である。
中長期目線での海外投資家などによるマネー回帰が現状も期待できないなかで、ランチタイムにかけての為替市場では、ドル円が再び1ドル=108円台を割り込んで来ており、こちらも投資家心理の重しとなろう。本日の物色としても、週初に利食い売りの出た新型肺炎による新たな需要が期待されるテレワーク関連や巣ごもり消費関連に短期資金が再び流入しており、資金の逃げ足の速さを意識しながらの空中戦は続きそうだ。
■ドル・円は弱含み、日本株の上げ幅縮小で円売り抑制
3日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日経平均株価は前日比300円超高で寄り付いたが、徐々に上げ幅を縮小しリスク選好的な円売りを抑制しドルは正午にかけて108円を割り込んだ。主要中銀による金融緩和の有効性に疑念もあり、リスク許容度は高まっていないようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円93銭から108円54銭、ユーロ・円は120円23銭から120円95銭、ユーロ・ドルは1.1120ドルから1.1148ドル。
■後場のチェック銘柄
・エッチ・ケー・エス<7219>、カーブスホールディングス<7085>など、9銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・モリソン豪首相
「中銀が利下げした場合、4大銀行も完全に金利を引き下げると予想」
「新型コロナウイルスの感染拡大なら、必要に応じて刺激策を実施」
<国内>
特になし
<海外>
・12:30 豪準備銀行が政策金利発表(0.75%に据え置き予想)
・15:45 スイス・10-12月期GDP(前年比予想:+1.3%、7-9月期:+1.1%)
・米大統領選民主党予備選スーパーチューズデー
<HH>
・日経平均は小幅続伸、5日線前に上値重い、資金の逃げ足速く
・ドル・円は弱含み、日本株の上げ幅縮小で円売り抑制
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は小幅続伸、5日線前に上値重い、資金の逃げ足速く
日経平均は小幅続伸となった。11.12円高の21355.20円(出来高概算7億9768万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、新型肺炎感染を受けて各国当局が景気支援策に踏み切るとの期待から買い戻し優勢となるなか、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行が新型肺炎を巡る対応策で、3日に電話会談を開催することが報じられると上げ幅を拡大。引けにかけては、トランプ大統領が製薬会社との会合を開催し、新型肺炎向けワクチンへの早期開発期待も加わった。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円高の21425円。本日の日経平均はこの水準を上回ってのスタートとなり、直後に上げ幅は前日比で370円を超えた。一方で、その後は、アジア株式市場で総じて上値の重さが意識されるなか、日経平均も次第に上げ幅を縮小。いったん利益確定の動きもみられ、一時マイナスに転じる場面もあった。
セクターでは、証券・商品先物取引業や水産・農林業が1%安になったほか、機械、小売業、その他製品が軟調となった一方で、医薬品や電気・ガス業、海運業は上昇。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、オリエンタルランド<4661>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、武田薬<4502>、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>、リクルートホールディングス<6098>が上昇。一方で、任天堂<7974>、三井住友<8316>、東京エレクトロン<8035>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>はさえない。
本日の日経平均は、日米だけでなく世界各国当局による景気支援への期待感からいったん値を戻す銘柄が散見された。しかし、トランプ大統領が新たな旅行制限を検討していると明らかにしたことなども伝わっており、国内だけでなく世界的な大きな経済打撃は避けられないとの見方は根強い。このような状況下で景気敏感株の戻りは鈍く、東京市場に物色の広がりはみられていない。足元の下落相場にて、信用評価損益率や騰落レシオ、各種移動平均線乖離率は揃って反発のエネルギーが意識される水準までの調整をみせているものの、日経平均は5日移動平均線を前に上値は重く、短期的な下落トレンドすら払拭できない状況にあることも事実である。
中長期目線での海外投資家などによるマネー回帰が現状も期待できないなかで、ランチタイムにかけての為替市場では、ドル円が再び1ドル=108円台を割り込んで来ており、こちらも投資家心理の重しとなろう。本日の物色としても、週初に利食い売りの出た新型肺炎による新たな需要が期待されるテレワーク関連や巣ごもり消費関連に短期資金が再び流入しており、資金の逃げ足の速さを意識しながらの空中戦は続きそうだ。
■ドル・円は弱含み、日本株の上げ幅縮小で円売り抑制
3日午前の東京市場でドル・円は弱含み。日経平均株価は前日比300円超高で寄り付いたが、徐々に上げ幅を縮小しリスク選好的な円売りを抑制しドルは正午にかけて108円を割り込んだ。主要中銀による金融緩和の有効性に疑念もあり、リスク許容度は高まっていないようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は107円93銭から108円54銭、ユーロ・円は120円23銭から120円95銭、ユーロ・ドルは1.1120ドルから1.1148ドル。
■後場のチェック銘柄
・エッチ・ケー・エス<7219>、カーブスホールディングス<7085>など、9銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
【要人発言】
・モリソン豪首相
「中銀が利下げした場合、4大銀行も完全に金利を引き下げると予想」
「新型コロナウイルスの感染拡大なら、必要に応じて刺激策を実施」
<国内>
特になし
<海外>
・12:30 豪準備銀行が政策金利発表(0.75%に据え置き予想)
・15:45 スイス・10-12月期GDP(前年比予想:+1.3%、7-9月期:+1.1%)
・米大統領選民主党予備選スーパーチューズデー
<HH>
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