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日経平均株価
始値 27732.68
高値 28083.79(14:39)
安値 27718.30(09:01)
大引け 28065.28(前日比 +634.98 、 +2.31% )
売買高 12億0765万株 (東証プライム概算)
売買代金 2兆9818億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反騰、600円超上昇で2万8000円台回復
2.前日の米株高受け、幅広く買い戻しが入り全体を押し上げる
3.メジャーSQ算出を控え、先物を絡めた思惑的な買いも観測
4.海運株が大幅高、半導体関連も買い人気集めリスクオン鮮明
5.全体の93%の銘柄が上昇、売買代金も活況で3兆円に迫る
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比435ドル高と3日ぶり反発した。長期金利の低下や原油価格の下落を受けてリバウンド狙いの買いが優勢となった。
東京市場では広範囲に買いが入り、日経平均株価は大幅に反発、2万8000円台を終値で回復した。前日の米株高を受けショートカバーを誘発した。
8日の東京市場は、寄り付きから大きく買い優勢に傾いたが、その後も日経平均は一貫して株価水準を切り上げる展開をみせた。前日の米国株市場では、WTI原油価格が急落をみせたことなどで過度なインフレ警戒感が後退、米長期金利の低下を受けハイテク株中心に買い戻しが入った。これを受けて東京市場もリスク選好の地合いとなり、指数寄与度の高い大型株を中心にショートカバーが全体を押し上げた。明日にメジャーSQ算出を控え、先物主導の思惑的な買いが日経平均の上昇を後押しし、上げ幅は600円を超えた。大引けもほぼ高値引けとなり、約1週間ぶりに2万8000円大台を回復している。値上がり銘柄数は1700を超え、プライム市場全体の93%にあたる銘柄が上昇した。売買代金も3兆円にあと一歩に迫るなど活況だった。
個別では、日本郵船<9101>など海運株が大きく上昇し、売買代金トップとなったレーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置関連も高い。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも値を上げた。ソニーグループ<6758>、キーエンス<6861>も買いを集めた。ファーストリテイリング<9983>が買われ、オリエンタルランド<4661>も上値を追った。国際紙パルプ商事<9274>、アイル<3854>が急騰、KLab<3656>も物色人気。レノバ<9519>、インフォマート<2492>も値を飛ばした。
半面、INPEX<1605>、三井不動産<8801>が冴えず、川崎重工業<7012>も売りに押された。三井松島ホールディングス<1518>も値を下げた。アイモバイル<6535>が大きく売られたほか、パーク24<4666>、JMDC<4483>、三井松島ホールディングス<1518>なども安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、ダイキン <6367>、SBG <9984>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約173円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は三井不 <8801>、川重 <7012>、出光興産 <5019>、INPEX <1605>、東邦鉛 <5707>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約1円。うち1円は三井不1銘柄によるもの。
東証33業種のうち32業種が上昇し、下落は鉱業のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)精密機器、(2)空運業、(3)医薬品、(4)電気機器、(5)化学。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)石油石炭製品、(2)不動産業、(3)保険業、(4)鉄鋼、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△クルーズ <2138> [東証S]
フィジタルファッションメタバース運営企業と戦略的提携が買い手掛かり。
△スタティアH <3393> [東証P]
ARツール「COCOAR」でVPS機能リリース。
△スパイダー <4192> [東証G]
基本特許技術「施工体制作業指示」を取得。
△ジャパンエン <6016> [東証S]
アンモニア燃料アンモニア輸送船の基本設計承認を取得。
△牧野フ <6135> [東証P]
SMBC日興証券が「強気」を継続。
△ハナツアーJ <6561> [東証G]
インバウンド専門の旅行会社で入国規制緩和の恩恵大。
△ジーニー <6562> [東証G]
世界トップレベルの広告プラットフォーム会社と業務提携。
△ハウテレ <7064> [東証G]
2~7月期営業黒字転換で高進捗を好感。
△ライフネット <7157> [東証G]
8月新契約件数が1万件超え。
△アイ・テック <9964> [東証S]
1株2700円でMBO実施。
▼アンジェス <4563> [東証G]
新型コロナ(武漢型)向けワクチンの開発中止を発表。
▼パーク24 <4666> [東証P]
東京五輪巡る汚職事件で家宅捜索と伝わる。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)国際紙パルプ <9274>、(2)アイル <3854>、(3)KLab <3656>、(4)ブラス <2424>、(5)ジャムコ <7408>、(6)レノバ <9519>、(7)インフォMT <2492>、(8)ビジョン <9416>、(9)ミマキエンジ <6638>、(10)FFJ <7092>。
値下がり率上位10傑は(1)Jディスプレ <6740>、(2)アイモバイル <6535>、(3)コーア商HD <9273>、(4)Bガレージ <3180>、(5)パーク24 <4666>、(6)JMDC <4483>、(7)Ubicom <3937>、(8)三井松島HD <1518>、(9)ジェイリース <7187>、(10)シンクロ <3963>。
【大引け】
日経平均は前日比634.98円(2.31%)高の2万8065.28円。TOPIXは前日比41.97(2.19%)高の1957.62。出来高は概算で12億0765万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1703、値下がり銘柄数は103となった。東証マザーズ指数は723.83ポイント(6.83ポイント高)。
[2022年9月8日]
株探ニュース
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