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【↑】日経平均 大引け| 急反発、半導体大手が買われ史上最高値を更新 (7月9日)
日経平均株価
始値 40953.41
高値 41769.35(14:17)
安値 40942.44(09:00)
大引け 41580.17(前日比 +799.47 、 +1.96% )
売買高 17億0997万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆4725億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反発、一時900円超上昇する場面も
2.米ハイテク株高受けリスク選好、寄り後も次第高
3.SOX指数最高値更新で、半導体大手が値を飛ばす
4.為替市場で一時1ドル161円台の円安も追い風材料
5.週末オプションSQ算出控え、空売り買い戻し誘発
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比31ドル安と反落した。FRB議長の議会証言などを控え持ち高調整の売りが優勢となった。
東京市場では、主力株を中心にリスク選好の流れが加速、日経平均株価は一時900円を超える上昇をみせる場面があった。
9日の東京市場は、日経225先物主導でリスクオンが加速した。前日の米国株市場でハイテク株中心に買われ、ナスダック総合株価指数とS&P500指数が史上最高値を更新、この流れが東京市場にも波及した。米国株市場では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も最高値を更新しており、これを受け日経平均寄与度の高い半導体製造装置大手が軒並み値を飛ばし、全体相場を押し上げた。取引時間中は外国為替市場でドルが買われ、一時1ドル=161円台と円安水準で推移したこともハイテク株中心にポジティブに作用した。週末にオプションSQ算出を控え、空売り筋の損失覚悟の買い戻しが指数押し上げ要因となった面もあるようだ。ただ、プライム市場の値上がり銘柄数は67%と全体の3分の2にとどまった。
個別では、ディスコ<6146>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連の主力どころが物色人気。ソフトバンクグループ<9984>が活況高となり、日立製作所<6501>も買われた。ファーストリテイリング<9983>が値を上げ、キーエンス<6861>も高い。ウェザーニューズ<4825>が値上がり率トップに買われ、フジクラ<5803>が急騰、レゾナック・ホールディングス<4004>も大幅高。デサント<8114>、日本ヒューム<5262>も高い。
半面、売買代金トップの三菱重工業<7011>は利益確定売りに押され、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも冴えない。トヨタ自動車<7203>は小幅ながらマイナス。ソシオネクスト<6526>も売りが優勢だった。U-NEXT HOLDINGS<9418>が急落、ウエルシアホールディングス<3141>、三井松島ホールディングス<1518>も大幅安。SGホールディングス<9143>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約457円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はトヨタ <7203>、ソシオネクス <6526>、セブン&アイ <3382>、三井物 <8031>、川崎汽 <9107>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約10円。
東証33業種のうち上昇は24業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)非鉄金属、(3)精密機器、(4)情報・通信業、(5)化学。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)鉱業、(3)銀行業、(4)石油石炭製品、(5)ゴム製品。
■個別材料株
△アスカネット <2438> [東証G]
「空中ディスプレイで中国EV狙う」との報道。
△ガンホー <3765> [東証P]
「ディズニーピクセルRPG」の24年内サービス開始を発表。
△エデュラボ <4427> [東証G]
全国学力テストの全面オンライン化巡り思惑。
△ステムリム <4599> [東証G]
幹細胞遺伝子治療について特許が成立。
△WNIウェザ <4825> [東証P]
25年5月期営業利益9期ぶり過去最高更新へ。
△リベルタ <4935> [東証S]
猛暑で「クーリスト」への関心高まる。
△倉元 <5216> [東証S]
AI主導型表面検査の米企業と基本合意。
△フジクラ <5803> [東証P]
データセンター特需期待と電線地中化関連。
△鈴茂器工 <6405> [東証S]
コンパクトシャリ玉ロボット発売で需要拡大に期待。
△バリューC <9238> [東証G]
株主優待拡充を好感。
▼ウエルシア <3141> [東証P]
第1四半期は大幅減益で市場想定も下振れ。
▼ザイン <6769> [東証S]
東証が信用規制の臨時措置を実施。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)WNIウェザ <4825>、(2)フジクラ <5803>、(3)レゾナック <4004>、(4)デサント <8114>、(5)日ヒュム <5262>、(6)ニッパツ <5991>、(7)ファイバーG <9450>、(8)プロレド <7034>、(9)新日本空調 <1952>、(10)フォスター <6794>。
値下がり率上位10傑は(1)UNEXT <9418>、(2)ウエルシア <3141>、(3)三井松島HD <1518>、(4)クリエイトS <3148>、(5)タナベCG <9644>、(6)SGHD <9143>、(7)霞ヶ関C <3498>、(8)大黒天 <2791>、(9)グロバルLM <3486>、(10)ライフコーポ <8194>。
【大引け】
日経平均は前日比799.47円(1.96%)高の4万1580.17円。TOPIXは前日比27.94(0.97%)高の2895.55。出来高は概算で17億0997万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1098、値下がり銘柄数は472となった。東証グロース250指数は657.93ポイント(1.00ポイント安)。
[2024年7月9日]
株探ニュース
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