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今週の【日経平均】1月22日~26日『2万4000円台を回復も、円高進行が重しに』

配信元:フィスコ
投稿:2018/01/28 09:47
【小幅続伸、業績期待支えに切り返す】22日(月)

■概況■23816.33、+8.27
22日(月)の日経平均は小幅続伸。米国では連邦予算が失効して政府機関の一部閉鎖が始まり、外部環境の不透明感や為替の円高推移が嫌気され、本日の日経平均は10円安からスタートした。今週から本格化する主要企業の10-12月期決算発表を前にポジション調整の売りも出たもようで、朝方には一時23697.81円(前週末比110.25円安)まで下落する場面があった。ただ、業績期待の高い銘柄を中心に下値では押し目買いが入り、日経平均は引けにかけてプラスに切り返し本日の取引を終えた。

大引けの日経平均は前週末比8.27円高の23816.33円となった。東証1部の売買高は13億4298万株、売買代金は2兆3823億円だった。業種別では、ゴム製品、その他金融業、証券が上昇率上位だった。一方、海運業、非鉄金属、鉄鋼が下落率上位だった。


◆注目銘柄◆
任天堂<7974>が売買代金トップで連日の昨年来高値更新。ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>ファナック<6954>野村<8604>もしっかり。筆頭株主から株主提案を受けた日ペHD<4612>は8%超高。また、「WeChat Pay対応自販機」展開を発表したサツドラホールディングス<3544>、株式分割実施を発表した北の達人<2930>がストップ高水準まで買われ、業績上方修正のミライアル<4238>リブセンス<6054>も東証1部上昇率上位に顔を出した。

一方、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が小安く、トヨタ自<7203>やファーストリテ<9983>もさえない。照明器具の無償点検を発表した三菱電<6503>は2%超安。前期業績を上方修正したNISSHA<7915>は4%近く下げた。また、ライツ・オファリング実施を発表したフージャース<3284>が急落し、東証1部下落率トップとなった。


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【大幅に3日続伸し昨年来高値更新】23日(火)

■概況■24124.15、+307.82
23日(火)の日経平均は大幅に3日続伸。22日の米国では主要株価指数が揃って最高値を更新したほか、2月8日までのつなぎ予算が成立し、政府機関の一部閉鎖が解除された。本日の日経平均はこうした流れを受けて108円高からスタートすると、寄り付き後も主要企業の10-12月期決算に期待した買いなどが入り、断続的に上げ幅を広げる展開となった。日銀が金融政策の現状維持を決定したことが伝わると後場一段高となり、18日に付けていた取引時間中の昨年来高値(24084.42円)を上回った。

大引けの日経平均は前日比307.82円高の24124.15円となった。東証1部の売買高は14億1512万株、売買代金は2兆7548億円だった。業種別では、不動産業、その他金融業、精密機器、ガラス・土石製品、その他製品が上昇率上位だった。一方、下落したのは石油・石炭製品のみだった。


◆注目銘柄◆
任天堂<7974>三菱UFJ<8306>、ソフトバンクG<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>など売買代金上位は全般堅調。ソニー<6758>は映画「ジュマンジ」の好調を受けて3%近く上昇した。首都圏新築マンションの平均価格上昇が伝わり、菱地所<8802>などの不動産株も上げ目立つ。レーティング引き上げ観測のネクソン<3659>は急伸。また、業績観測が報じられたさが美GHD<8201>、業績上方修正と増配のセック<3741>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

一方、レーティング引き下げ観測のファナック<6954>が小安いほか、三菱電<6503>やリクルートHD<6098>がさえない。急ピッチの株価上昇が続いていた北の達人<2930>は反落。また、ヨシムラフード<2884>リブセンス<6054>サツドラホールディングス<3544>も利益確定売りに押され、東証1部下落率上位に並んだ。


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【4営業日ぶりに反落、円高やハイテク株が重しに】24日(水)

■概況■23940.78、-183.37
24日(水)の日経平均は4営業日ぶりに反落。23日の米国市場は連邦政府機関の閉鎖が回避されたことが好感されるものの、ダボス会議の動向や主要企業決算を見極めたいとの思惑も広がり、上値の重い展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比110円安の24010円となり、これにさや寄せする格好から、売りが先行した。その後は円相場が1ドル109円台と円高に振れて推移するなか、ハイテク株などを中心とした利益確定の流れにより、24000円を挟んでのこう着が続いた。

大引けの日経平均は前日比183.37円安の23940.78円となった。東証1部の売買高は15億2356万株、売買代金は2兆9404億円だった。業種別では電気機器、銀行、機械、ガラス土石、その他金融、その他製品が軟調。半面、不動産、電力ガス、海運、パルプ紙、陸運がしっかり。



◆注目銘柄◆
任天堂<7974>が9営業日ぶりに反落。ソニー<6758>は米系証券による格下げを受けて利益確定の流れが強まり、5%を超える下げとなった。安川電<6506>は決算でサプライズがなかったことから、利食いの流れとなる中、ファナック<6954>への利食いにも波及する格好。東エレク<8035>村田製<6981>キーエンス<6861>、日本電産<6594>など、ハイテク株を中心に利益確定の流れとなった。


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【大幅続落、円高進行が冷や水に】25日(木)

■概況■23669.49、-271.29
25日(木)の日経平均は大幅続落。24日の米国市場ではNYダウが41ドル高となる一方、ハイテク株が売られナスダック総合指数は下落した。為替市場ではムニューシン米財務長官によるドル安歓迎発言を受けて1ドル=108円台まで円高が進む場面があり、本日の日経平均はこうした流れから190円安でスタートした。前場には円高一服とともに下げ渋る場面もあったが、戻りは限定的だった。後場に入ると円相場が再び強含み、日経平均は一時23649.03円(前日比291.75円安)まで下落した。

大引けの日経平均は前日比271.29円安の23669.49円となった。東証1部の売買高は15億6333万株、売買代金は2兆9626億円だった。業種別では、空運業、電気機器、銀行業が下落率上位だった。一方、石油・石炭製品、鉱業、陸運業の3業種のみ上昇した。


◆注目銘柄◆
任天堂<7974>三菱UFJ<8306>ファナック<6954>、三井住友<8316>、ソフトバンクG<9984>など売買代金上位は全般軟調。円高が嫌気されてトヨタ自<7203>などの主力輸出株も売られた。ファーストリテ<9983>は2%超の下落で日経平均を約46円押し下げた。ソニー<6758>は大幅続落。前日のレーティング引き下げを受けた売りが続いたようだ。業績観測が報じられたプリマハム<2281>は急落。また、北の達人<2930>などが東証1部下落率上位に顔を出した。

一方、前日に決算発表した日本電産<6594>は朝安後切り返した。安川電<6506>も小幅に反発。レーティング引き上げ観測の電通<4324>は上げ目立つ。ショーケース<3909>は出資先の新ゲームに対する期待から活況を見せ、一時ストップ高を付けた。また、SKジャパン<7608>ブレインP<3655>OKAYA<6926>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。

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【3日続落、円下げ渋りで上値重く】26日(金)

■概況■23631.88、-37.61
26日(金)の日経平均は3日続落。トランプ米大統領が最終的にはドル高が望ましいとの認識を示したことが伝わり、為替市場で円高が一服したことなどを受け、本日の日経平均は87円高からスタートした。朝方には一時23797.96円(前日比128.47円高)まで上昇したが、その後は円相場の下げ渋りとともに上値の重い展開となった。5日線手前で戻り一服となり、目先の利益を確定する売りも出たようだ。後場に入るとマイナスに転じ、23592.28円(同77.21円安)まで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前日比37.61円安の23631.88円となった。東証1部の売買高は15億万3427株、売買代金は2兆9075億円だった。業種別では、石油・石炭製品が4%安となったほか、鉱業、保険業が下落率上位だった。一方、繊維製品、精密機器、その他製品が上昇率上位だった。


◆注目銘柄◆
三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株やソフトバンクG<9984>などが軟調。レーティング引き下げ観測の東エレク<8035>は2%安となり、指数を押し下げた。印子会社の決算等が伝わったスズキ<7269>は3%超安。原油高一服でJXTG<5020>など関連銘柄の下げ目立つ。決算発表銘柄ではMRO<3064>サイバー<4751>などが急落し、エンプラス<6961>富士通ゼ<6755>が東証1部下落率上位に並んだ。

一方、任天堂<7974>やソニー<6758>などが堅調で、トヨタ自<7203>ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>は小高い。IIJ<3774>は金融サービス事業参入で活況を見せ、好決算のKOA<6999>や高評価観測のネクステージ<3186>FPG<7148>も急伸した。また、千代化建<6366>がレーティング引き上げの動きから東証1部上昇率トップとなった。《


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