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ダブル・スコープのニュース
日経平均株価
始値 40511.55
高値 40823.32(14:54)
安値 40452.19(10:24)
大引け 40815.66(前日比 +812.06 、 +2.03% )
売買高 22億1465万株 (東証プライム概算)
売買代金 5兆9014億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は800円超の上昇で3連騰、最高値更新
2.FOMC通過後に米株市場ではリスクオンが加速
3.NYダウ、ナスダック最高値で円安も追い風材料
4.レーザーテク、東エレクなど半導体主力株が人気
5.値上がり数7割弱も、売買代金5.9兆円と活況呈す
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比401ドル高と3日続伸した。FRBが年内3回の利下げ想定を維持したことが好感され、景気敏感株を中心に買いが優勢となった。
休場明けの東京市場では、リスク選好の地合い加速、日経平均株価は一気に4万円トビ台後半まで水準を切り上げ過去最高値を大幅に更新した。
21日の東京市場は、主力株を中心に非常に買い気が強い展開で、日経平均は先物主導で大きく上値を追う形となった。前日の米国株市場ではFOMC通過後にハイテク株中心に上げ足を強め、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに過去最高値を更新。FOMCでは年内3回の利下げ見通しに変化がなく投資家の安心感を誘った。この流れを引き継ぐ形で東京市場にも投資資金が流入、外国為替市場で一時1ドル=151円台に入るなど円安水準で推移したことも手伝い、輸出セクター中心に上値追いに拍車がかかった。なお、主力どころに買いが集まったものの、利食われる銘柄も散見され、プライム市場の値上がり銘柄数は全体の68%にとどまった。一方、売買代金は5兆9000億円台と高水準に膨らんだ。
個別では、レーザーテック<6920>が断トツの売買代金をこなし上値追い継続。売買代金第2位にランクインした東京エレクトロン<8035>も大幅高、ディスコ<6146>、アドバンテスト<6857>など半導体製造装置の主力銘柄が総じて上昇した。トヨタ自動車<7203>が物色人気、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも商いを伴い高い。日立製作所<6501>も値を上げた。富士石油<5017>、北越コーポレーション<3865>が値幅制限いっぱいに買われ、霞ヶ関キャピタル<3498>も値を飛ばした。
半面、川崎汽船<9107>が軟調、ソニーグループ<6758>も冴えない。KDDI<9433>が売りに押され、SMC<6273>も値を下げた。TOKYO BASE<3415>が利食われ、サッポロホールディングス<2501>も下値を探った。日本空港ビルデング<9706>も利益確定売りに押される展開となった。Gunosy<6047>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、SBG <9984>、アドテスト <6857>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約486円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、ファナック <6954>、味の素 <2802>、SMC <6273>、サッポロHD <2501>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約30円。うち16円はKDDI1銘柄によるもの。
東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は海運業、陸運業、食料品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)銀行業、(3)卸売業、(4)輸送用機器、(5)保険業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)空運業、(2)繊維製品、(3)倉庫運輸関連、(4)不動産業、(5)医薬品。
■個別材料株
△雪国まいたけ <1375> [東証P]
業績上方修正で一転増益見通しに。
△SDSHD <1711> [東証S]
村田美夏氏が大株主に浮上し関心が向かう。
△鉄建建設 <1815> [東証P]
今期配当予想の増額修正が株価刺激。
△富士石油 <5017> [東証P]
出光興産 <5019> が追加取得で筆頭株主に。
△ファーストA <5588> [東証G]
4月30日を基準日として1対2の株式分割。
△ACSL <6232> [東証G]
航空自衛隊の空撮用ドローンに採用と発表。
△GCジョイコ <6249> [東証S]
新株予約権を取得・消却へ。
△日ギア <6356> [東証S]
今3月期営業利益大幅増額で前期比2.2倍に。
△山大 <7426> [東証S]
東証が信用取引に関する臨時措置を解除
△北洋銀 <8524> [東証P]
株主優待制度の導入をポジティブ視。
▼日道路 <1884> [東証P]
24年3月期業績予想を一転最終減益へ下方修正。
▼TWOST <7352> [東証G]
追加投資の予定で今期は一転経常減益の見通し。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)富士石油 <5017>、(2)北越コーポ <3865>、(3)霞ヶ関C <3498>、(4)ソースネクス <4344>、(5)WSCOPE <6619>、(6)鉄建建設 <1815>、(7)日本マイクロ <6871>、(8)スカパーJ <9412>、(9)東洋エンジ <6330>、(10)グッドコムA <3475>。
値下がり率上位10傑は(1)プロレド <7034>、(2)T-BASE <3415>、(3)エイチーム <3662>、(4)サッポロHD <2501>、(5)日本空港ビル <9706>、(6)デサント <8114>、(7)市光工 <7244>、(8)Gunosy <6047>、(9)JINSHD <3046>、(10)NISSO <9332>。
【大引け】
日経平均は前日比812.06円(2.03%)高の4万0815.66円。TOPIXは前日比45.24(1.64%)高の2796.21。出来高は概算で22億1465万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1121、値下がり銘柄数は484となった。東証グロース250指数は755.80ポイント(9.73ポイント高)。
[2024年3月21日]
株探ニュース
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