970円
日本興業のニュース
日経平均株価
始値 27665.97
高値 28015.11(11:15)
安値 27607.97(09:05)
大引け 27678.21(前日比 +149.34 、 +0.54% )
売買高 13億3087万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆9449億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は9日ぶり反発、米株高と原油上昇一服受け買い戻し
2.日経平均は一時500円近い上昇も、後場大口売りで上げ幅縮小
3.値がさの半導体やFA関連などが買われ、日経平均を支える形に
4.値下がり銘柄数が値上がりを上回りTOPIXはマイナス圏で着地
5.9月の米雇用統計を見極めたいとの思惑で後半は買い手控え感
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比102ドル高と続伸した。米国の債務上限問題の上限引き上げに対して楽観的な見方が広がったほか、共和党上院が12月まで債務上限の一時拡大を容認すると表明したことが好感された。
東京市場では、前日の米国株高を受け主力株中心に自律反発狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は9日ぶりに反発した。ただ、上値の重い展開を強いられた。
7日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が揃って続伸したことを受け、目先リバウンドを見込んだ買いが優勢となり、日経平均は高く始まった。原油市況の高騰が一服したことで市場のセンチメントが改善、香港株市場が強い動きを示したことも手伝って前場終盤には500円近い上昇でフシ目の2万8000円台を回復する場面もあったが、後場に入ると急速に伸び悩む展開に。あすの9月の米雇用統計発表を見極めたいとの思惑もあり、買い手控えムードが再燃し大引け時点の上げ幅は150円弱にとどまった。TOPIXはマイナス圏で引け9日続落となった。半導体関連やFA関連などが買われ日経平均押し上げに寄与したが、東証1部の値上がり銘柄数は値下がり銘柄数を大きく下回っている。売買代金は2兆9000億円台で9月22日以来となる3兆円台割れとなった。
個別では、売買代金トップの日本郵船<9101>が高く、川崎汽船<9107>、商船三井<9104>など海運大手が揃って上昇した。レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>など半導体関連が買われ、ファーストリテイリング<9983>も堅調。ソフトバンクグループ<9984>もしっかりだった。カワタ<6292>は前日に続きストップ高となり、一蔵<6186>も値幅制限いっぱいに買われた。マネックスグループ<8698>が活況高、ウエルシアホールディングス<3141>も物色人気。
半面、武田薬品工業<4502>が続落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも冴えない。INPEX<1605>も値を下げた。東京電力ホールディングス<9501>、JR東日本<9020>なども売りに押された。三菱商事<8058>も軟調。三井松島ホールディングス<1518>が急反落、日本コークス工業<3315>も大きく値を下げた。石油資源開発<1662>も大幅安。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、東エレク <8035> 、アステラス <4503> 、ダイキン <6367> 、SBG <9984> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約95円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はイオン <8267> 、武田 <4502> 、セブン&アイ <3382> 、京セラ <6971> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約21円。
東証33業種のうち上昇は13業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)輸送用機器、(3)その他金融業、(4)その他製品、(5)情報・通信業。一方、下落率の上位5業種は(1)鉱業、(2)石油石炭製品、(3)電気・ガス業、(4)空運業、(5)陸運業。
■個別材料株
△ウエルシア <3141>
調剤の健闘で上期最終は減益も上振れ着地。
△ネクステージ <3186>
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が目標株価を引き上げ。
△霞ヶ関C <3498> [東証M]
22年8月期も最高益更新見通しで中計発表も。
△ALBERT <3906> [東証M]
東京海上のDX人材育成を支援。
△マネフォ <3994>
電子請求書受領管理サービスを手掛けるビジボッツ社に出資。
△BASE <4477> [東証M]
BASEに拡張機能「Google商品連携・広告App」を追加。
△WNIウェザ <4825>
個人向け好調で上期業績予想を上方修正。
△日本興業 <5279> [JQ]
大林道路などとCO2排出量を抑制できる土系ブロックを開発。
△アトラエ <6194>
業績上方修正で一転営業2ケタ増益見通しに。
△イオンFS <8570>
貸倒関連費用の抑制で22年2月期営業利益予想を上方修正。
▼INPEX <1605>
WTI価格の下落で利益確定売り。
▼TKP <3479> [東証M]
貸会議室需要が戻らず今期営業赤字に下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)カワタ <6292> 、(2)一蔵 <6186> 、(3)キムラタン <8107> 、(4)アグレ都市 <3467> 、(5)マネックスG <8698> 、(6)川崎汽 <9107> 、(7)オーケストラ <6533> 、(8)クロスキャト <2307> 、(9)ソウルド <6553> 、(10)コーア商HD <9273> 。
値下がり率上位10傑は(1)三井松島HD <1518> 、(2)三陽商 <8011> 、(3)日本コークス <3315> 、(4)太平発 <8835> 、(5)住石HD <1514> 、(6)日金銭 <6418> 、(7)石油資源 <1662> 、(8)富士石油 <5017> 、(9)ランド <8918> 、(10)INPEX <1605> 。
【大引け】
日経平均は前日比149.34円(0.54%)高の2万7678.21円。TOPIXは前日比2.29(0.12%)安の1939.62。出来高は概算で13億3087万株。東証1部の値上がり銘柄数は839、値下がり銘柄数は1249となった。日経ジャスダック平均は3935.95円(10.81円高)。
[2021年10月7日]
株探ニュース
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