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【↓】日経平均 大引け| 3日ぶり反落、米CPIやFOMC発表控え様子見ムード (6月12日)
日経平均株価
始値 38865.15
高値 38945.99(14:34)
安値 38809.36(10:46)
大引け 38876.71(前日比 -258.08 、 -0.66% )
売買高 15億0127万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆3653億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶりに反落、全般様子見ムード
2.米CPIやFOMC発表控え下値試すも底堅さ発揮
3.前日の欧州株全面安、米ハイテク株高は追い風
4.今週末に日銀決定会合、売買代金は低調が続く
5.小型株強く、値下がり銘柄数は6割弱にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比120ドル安と反落した。米CPIの発表やFOMCの結果公表を控え、金融株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、終始売り優勢の地合いで日経平均株価は下値を試す展開。朝方の売り一巡後は下げ渋ったものの、3万9000円台を下回って引けた。
12日の東京市場は、東京市場はポジション調整の売りに押される地合いとなった。前日の欧州株市場が全面安商状となり、米国株市場でもNYダウが反落を余儀なくされた。だが、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数や機関投資家のベンチマークであるS&P500指数は続伸し、いずれも最高値を連日更新、投資家のセンチメントがリスクオフに傾くのを防いでいる。東京市場では、米消費者物価指数(CPI)やFOMC、更に週末にかけて行われる日銀金融政策決定会合の結果待ちで、買い手控え感の強い展開だったが、下値を売り叩く動きもみられず、日経平均は軟調ながらも底堅さを発揮した。小型株が強さを発揮し、プライム市場の値下がり銘柄数は全体の6割弱にとどまった。一方、売買代金はきょうも低調で4営業日連続で3兆円台となっている。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも軟調。ソニーグループ<6758>も売りに押された。キーエンス<6861>が売り優勢、トヨタ自動車<7203>も値を下げた。FPパートナー<7388>がストップ安に売り込まれ、東宝<9602>も急落した。K&Oエナジーグループ<1663>も大きく利食われた。物語コーポレーション<3097>などの下げも目立つ。
半面、ディスコ<6146>が買いを集め、売買代金トップとなったレーザーテック<6920>も終始強い動きを維持した。ソフトバンクグループ<9984>も堅調。ローツェ<6323>が高く、伊藤忠商事<8001>も買いが優勢だった。メディカル・データ・ビジョン<3902>が急騰、ラクスル<4384>も値を飛ばした。保土谷化学工業<4112>が大幅高となり、ワコールホールディングス<3591>も大きく水準を切り上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、ファナック <6954>、日東電 <6988>、ディスコ <6146>、SBG <9984>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約74円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、リクルート <6098>、テルモ <4543>、第一三共 <4568>、ソニーG <6758>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約164円。うち100円はファストリ1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は石油石炭製品、鉱業の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)倉庫運輸関連、(2)機械、(3)ゴム製品、(4)鉄鋼、(5)ガラス土石製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)パルプ・紙、(2)証券商品先物、(3)海運業、(4)不動産業、(5)精密機器。
■個別材料株
△住友電設 <1949> [東証P]
データセンター特需で頭角現し異彩高。
△ダイダン <1980> [東証P]
データセンター増設需要を捉え今期4割増益見通し。
△アールエイジ <3248> [東証S]
4月中間期最終益2.3倍で通期計画を超過。
△ワコールHD <3591> [東証P]
3Dインベストメントの5%超保有を思惑視。
△MDV <3902> [東証P]
SBI <8473> が株式を追加取得へ。
△トヨクモ <4058> [東証G]
kintone連携サービスの価格改定を材料視。
△ラクスル <4384> [東証P]
第3四半期営業利益は50%増で期末に初配当実施へ。
△サンバイオ <4592> [東証G]
「アクーゴ脳内移植用注」厚労省部会で19日審議へ。
△トリプルアイ <5026> [東証G]
「アルろく for LINE WORKS」を提供開始。
△GENDA <9166> [東証G]
好決算・M&A・株主優待新設と材料盛りだくさん。
▼物語コーポ <3097> [東証P]
5月既存店売上高は2カ月連続で減収。
▼FPパートナ <7388> [東証P]
一部のメディア記事をネガティブ材料視。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)MDV <3902>、(2)ラクスル <4384>、(3)保土谷 <4112>、(4)ワコールHD <3591>、(5)フジコーポ <7605>、(6)アイザワ証G <8708>、(7)アイスタイル <3660>、(8)日シス技術 <4323>、(9)ダイダン <1980>、(10)ニチアス <5393>。
値下がり率上位10傑は(1)FPパートナ <7388>、(2)東宝 <9602>、(3)K&Oエナジ <1663>、(4)アインHD <9627>、(5)物語コーポ <3097>、(6)Rフィールド <2910>、(7)ファーマF <2929>、(8)Genky <9267>、(9)北越コーポ <3865>、(10)Bガレージ <3180>。
【大引け】
日経平均は前日比258.08円(0.66%)安の3万8876.71円。TOPIXは前日比20.36(0.73%)安の2756.44。出来高は概算で15億0127万株。東証プライムの値上がり銘柄数は619、値下がり銘柄数は954となった。東証グロース250指数は634.66ポイント(3.17ポイント高)。
[2024年6月12日]
株探ニュース
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