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【↑】日経平均 大引け| 続急伸・2万円台回復、米株高に追随し全面高 (12月27日)

配信元:株探
投稿:2018/12/27 16:18

日経平均株価
始値  19706.19
高値  20211.57(14:23)
安値  19701.76(09:02)
大引け 20077.62(前日比 +750.56 、 +3.88% )

売買高  15億7642万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆6918億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は続急伸で2万円大台を回復、一時880円強上昇する場面も
 2.米国株市場ではNYダウが過去最大幅の上昇、東京市場もリスクオン一色に
 3.日経平均はこれまでの急落の反動から押し目買いや空売りの買い戻しが加速
 4.アルゴリズム売買の影響で99%の銘柄が上昇、 値下がりはわずか11銘柄
 5.年末ながら全面高商状を受け売買代金も2兆7000億円弱と高水準に膨らむ

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは1086ドル高と5日ぶりに急反発した。24日までの4営業日で1800ドル強の大幅下落となっていたこともあり、小売株や主力ハイテク株などを中心に買いが優勢となった。

 東京市場では、リスクオフの巻き戻しが加速、高速自動売買の影響もあって一方通行の上昇相場となり、日経平均株価は2万円大台を一気に回復した。

 27日の東京市場は、これまでの急落相場の鬱憤(うっぷん)を晴らすかのごとく買い一辺倒の展開となり、日経平均は一時880円強の上昇をみせ、大引けは若干伸び悩んだものの2万円大台をキープして着地した。前日の米国株市場では年末商戦の好調が伝わったことや原油市況の切り返しを好感、消費関連株などを中心に大きく買い戻され、NYダウは過去最大となる1000ドル超の上昇をみせた。これを受けて、東京市場でも大型株、中小型株を問わずリバウンド狙いの買いやショートポジションを組んでいた向きの買い戻しが加速、全体指数を押し上げた。先物を絡めたアルゴリズム売買の影響も大きく、値下がり銘柄はわずか11銘柄しかなく、全体の99%以上の銘柄が上昇するという文字通りの全面高商状となった。東証1部の売買代金も年末で市場参加者不足ながら2兆7000億円弱と高水準だった。

 個別では、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が高く、任天堂<7974>ファーストリテイリング<9983>なども大きく水準を切り上げた。キーエンス<6861>が3000円を超える上昇をみせたほか、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも高い。東京エレクトロン<8035>SUMCO<3436>など半導体関連が買われ、資生堂<4911>も上値追い。ダントーホールディングス<5337>は低位株の強みで値上がり率首位となり、M&Aキャピタルパートナーズ<6080>、TATERU<1435>アウトソーシング<2427>も値を飛ばした。
 半面、ストライク<6196>が5日続落、ビーロット<3452>も軟調。ジャパンミート<3539>ランドビジネス<8944>も小幅ながら値を下げた。

 日経平均採用銘柄全てが上昇し、プラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>ダイキン <6367>ファストリ <9983>テルモ <4543>KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約136円。

 東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)石油石炭製品、(2)精密機器、(3)倉庫運輸関連、(4)卸売業、(5)化学。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)空運業、(2)銀行業、(3)鉄鋼、(4)不動産業、(5)パルプ・紙。

■個別材料株

△トランスG <2342> [東証M]
 新規肺がんマーカーに対する抗体に関する国内特許査定を受領。
ベネ・ワン <2412>
 「会員制ワインサービスを開始」との報道。
川口化 <4361> [東証2]
 前期経常を33%上方修正。
メドレックス <4586> [東証M]
 「薬剤と有機溶媒と親油性膏体基剤と粉体を配合した貼付製剤組成物」の欧州特許査定を受領。
ウエスコHD <6091> [東証2]
 今期最終を一転19%増益に上方修正。
△エボラブルA <6191>
 ホテルの企画・開発を手掛けるスターリゾートへ資本参加。
中野冷 <6411> [JQ]
 配当性向100%で今期配当225円増額、自社株消却も発表。
ハイデ日高 <7611>
 第3四半期は営業減益も事前の観測報道を上回る。
NaITO <7624> [JQ]
 今期経常を10%上方修正。
信越ポリ <7970>
 タイの合成樹脂製品製造会社を子会社化。

エンバイオH <6092> [東証M]
 連結子会社の事業許可取消処分に関する社内調査結果を発表。
タカキュー <8166>
 今期経常を一転赤字に下方修正、配当も無配転落。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ダントーHD <5337> 、(2)川西倉 <9322> 、(3)テラスカイ <3915> 、(4)M&Aキャピ <6080> 、(5)毎コムネット <8908> 、(6)TATERU <1435> 、(7)キムラタン <8107> 、(8)アウトソシン <2427> 、(9)A&AM <5391> 、(10)OCHIHD <3166>
 値下がり率上位10傑は(1)ビーロット <3452> 、(2)ストライク <6196> 、(3)タカキュー <8166> 、(4)ランビジネス <8944> 、(5)Jミート <3539> 、(6)ラックランド <9612> 、(7)前沢給装 <6485> 、(8)東邦システム <4333> 、(9)九州リース <8596> 、(10)大京 <8840>

【大引け】

 日経平均は前日比750.56円(3.88%)高の2万0077.62円。TOPIXは前日比70.16(4.90%)高の1501.63。出来高は概算で15億7642万株。東証1部の値上がり銘柄数は2112、値下がり銘柄数は11となった。日経ジャスダック平均は3207.37円(116.93円高)。

[2018年12月27日]

株探ニュース
配信元: 株探
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