355円
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日経平均株価
始値 21912.29
高値 22624.14(14:29)
安値 21899.48(09:00)
大引け 22582.21(前日比 +1051.26 、 +4.88% )
売買高 15億5476万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆7542億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり急反発、後場上げ足強め1000円超の上昇に
2.前日の米株高に加え、後場はトランプ政権の景気刺激策報道で加速
3.海外ヘッジファンドの先物買い戻し追い風に全面高商状に買われる
4.日銀の金融政策決定会合は現状維持でサプライズなく影響も中立的
5.景気敏感セクターはじめ東証1部全体の97%に当たる銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比157ドル高と続伸した。米連邦準備理事会(FRB)による社債買い入れ開始の発表を受け、景気敏感株などを中心に買いが優勢となった。
東京市場では、前日とは打って変わってリスクオン一色の展開となり、日経平均株価は1000円を超える上昇で2万2000円台半ばに歩を進めた。
16日の東京市場は、朝方から大きく買い優勢に傾き、後場に入ると上げ足を加速し4日ぶりに急反発となった。前日の米国株市場ではFRBが個別企業の社債購入を開始すると発表したことを受け主要株指数が続伸、これに追随する形で主力株をはじめ広範囲に買いが入り、後場に入るとトランプ米政権が景気対策として1兆ドル近いインフラ支出の計画を検討していると伝わったことで、海外ヘッジファンドなどの先物買いを絡め上昇幅をさらに広げた。日銀の金融政策決定会合は現状維持でサプライズはなかったものの、ネガティブに受け止められることもなかった。業種別には33業種すべて上昇し、そのなか海運、鉄鋼などグローバル景気に敏感なセクターへの買いが目立つ。また、個別でも東証1部全体の97%に当たる2100超の銘柄が上昇する文字通りの全面高様相となった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が堅調、ファーストリテイリング<9983>が大幅高に買われ、レーザーテック<6920>も商い急増のなか値を飛ばした。トヨタ自動車<7203>、任天堂<7974>、ソニー<6758>なども高い。東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、ファナック<6954>など値がさ株も上昇。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも人気。古河電池<6937>、ダブル・スコープ<6619>、ディー・エル・イー<3686>、ウェーブロックホールディングス<7940>などストップ高も相次いだ。
半面、パーク24<4666>が大幅安、ヤクルト本社<2267>も大きく値を下げた。メニコン<7780>、フィル・カンパニー<3267>が下落、Hamee<3134>も利益確定売りに押された。このほか、東邦ガス<9533>、ウエルシアホールディングス<3141>、イワキポンプ<6237>なども値を下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、ファナック <6954> 、東エレク <8035> 、リクルート <6098> 、アドテスト <6857> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約238円。
本日は採用銘柄が全て上昇のため、日経平均への押し下げ効果はなし。
東証33業種のすべての業種が上昇。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)海運業、(3)輸送用機器、(4)ガラス土石製品、(5)繊維製品。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)石油石炭製品、(2)電気・ガス業、(3)陸運業、(4)情報・通信業、(5)その他製品。
■個別材料株
△第一カッタ <1716>
20年6月期業績予想及び配当を上方修正。
△ディディエス <3782> [東証M]
紀の川市が「EVE MA」マイナンバーカード認証機能を導入。
△Aiming <3911> [東証M]
東証が信用規制解除。
△ナレッジS <3999> [東証M]
「IT導入補助金2020」の「IT導入支援事業者」に認定。
△オンコリス <4588> [東証M]
OBP-601に関する新規ライセンス契約を締結。
△ソレイジア <4597> [東証M]
「SP-02」のアジア国際第2相臨床試験で主要評価項目を達成。
△セルソース <4880> [東証M]
再生医療関連事業の拡大で上期営業は46%増益。
△HyAS&C <6192> [東証M]
23年4月期に営業利益10億円超を目指す中計策定。
△コーア商HD <9273> [東証2]
6月30日付で東証1部市場に指定。
△アークランド <9842>
ホームセンター好調で第1四半期営業利益は38%増。
▼フィルC <3267>
第2四半期は最終赤字に転落。
▼パーク24 <4666>
今期大幅赤字への下方修正や無配転落を嫌気。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)テモナ <3985> 、(2)古河池 <6937> 、(3)DLE <3686> 、(4)ヒトコムHD <4433> 、(5)WSCOPE <6619> 、(6)SMN <6185> 、(7)Ubicom <3937> 、(8)ジャムコ <7408> 、(9)ウェーブHD <7940> 、(10)エニグモ <3665> 。
値下がり率上位10傑は(1)パーク24 <4666> 、(2)アゴーラHG <9704> 、(3)フコク <5185> 、(4)メニコン <7780> 、(5)ヤクルト <2267> 、(6)フィルC <3267> 、(7)Hamee <3134> 、(8)邦ガス <9533> 、(9)メガチップス <6875> 、(10)トランシティ <9310> 。
【大引け】
日経平均は前日比1051.26円(4.88%)高の2万2582.21円。TOPIXは前日比62.67(4.09%)高の1593.45。出来高は概算で15億5476万株。東証1部の値上がり銘柄数は2104、値下がり銘柄数は48となった。日経ジャスダック平均は3442.69円(63.85円高)。
[2020年6月16日]
株探ニュース
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