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【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、米株高に追随しリスク選好の買い優勢 (7月4日)

配信元:株探
投稿:2022/07/04 18:26

日経平均株価
始値  26086.78
高値  26258.86(09:20)
安値  25945.83(10:35)
大引け 26153.81(前日比 +218.19 、 +0.84% )

売買高  10億9779万株 (東証プライム概算)
売買代金  2兆4396億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は4日ぶり反発、前週末の米株高に追随する展開
 2.米株市場では長期金利低下を背景に主力大型株中心に買われる
 3.東京市場も自律反発局面へ、ただ買い一巡後は上値の重さ意識
 4.米半導体株が売り込まれ、東京市場も同関連株が足を引っ張る
 5.個別物色意欲は旺盛で、東電HD筆頭に原発関連株の上昇顕著

■東京市場概況

 前週末の米国市場ではNYダウは前日比321ドル高と反発した。米長期金利が低下したことを受け、ハイテク株の一角やディフェンシブ株が買われた。

 週明けの東京市場では、前週末の米株高を引き継ぎリスク選好ムードの地合いとなり、日経平均株価は反発に転じ2万6000円台を回復した。

 4日の東京市場は、広範囲に自律反発狙いの買いが優勢となり、前週後半の下げ相場から脱却する形となった。前週末の米国株市場では、経済指標の発表を受けた米10年債利回りの低下を背景に、主力大型株を中心に幅広く買われる展開となり、NYダウが320ドルあまりの上昇を示した。これを受けて東京市場でも投資家のセンチメントが改善した。今晩の米国株市場が休場ということもあり、買い一巡後はアジア株市場や米株価指数先物の動きなどを横目に日経平均は伸び悩む動きをみせた。前週末に米半導体関連株が売られたことで、この流れが一部の同関連銘柄に波及し、全体指数を押し下げる形となった。ただ、個別株の物色意欲は旺盛だった。値上がり銘柄数は1500を超え、プライム市場全体の8割強を占めている。

 個別では、東京電力ホールディングス<9501>が集中人気となり、プライム市場の値上がり率トップで売買代金も全上場企業で2位となった。原発関連では東京エネシス<1945>も急騰し、値上がり率で2位にランクイン。ソフトバンクグループ<9984>が買い優勢となったほか、トヨタ自動車<7203>も上昇した。ソニーグループ<6758>が堅調、任天堂<7974>も値を上げた。ラクス<3923>が商いを伴い大幅高、メドピア<6095>も物色人気。トリドールホールディングス<3397>も高い。
 半面、東京エレクトロン<8035>が軟調、ディスコ<6146>も安い。KDDI<9433>が値を下げた。ダブル・スコープ<6619>ロードスターキャピタル<3482>などが大きく利食われたほか、ファーストリテイリング<9983>も下値を探った。J.フロント リテイリング<3086>SREホールディングス<2980>などの下げも目立った。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>ダイキン <6367>エムスリー <2413>リクルート <6098>信越化 <4063>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約80円。
 日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>KDDI <9433>東エレク <8035>TDK <6762>エプソン <6724>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約61円。うち31円はファストリ1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は石油石炭製品、保険業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)電気・ガス業、(2)鉱業、(3)卸売業、(4)その他金融業、(5)証券商品先物。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)陸運業、(2)建設業、(3)非鉄金属、(4)パルプ・紙、(5)ガラス土石製品。

■個別材料株

東京エネシス <1945> [東証P]
 クリーンエネ関連で注目集まる。
霞ヶ関C <3498> [東証G]
 23万株を上限とする自社株買いを実施へ。
クラウディア <3607> [東証S]
 挙式意欲回復傾向で第3四半期は営業黒字に浮上。
ALBERT <3906> [東証G]
 最終利益大幅増額で前期比8割超の大幅増益。
△sMedio <3913> [東証G]
 台湾キーウィ・テクノロジー社と資本・業務提携。
ワークマン <7564> [東証S]
 6月既存店売上高が3ヵ月連続で前年上回る。
助川電気 <7711> [東証S]
 原発関連の有力株で核融合関連分野の展開にも思惑。
象印 <7965> [東証P]
 あらためて通期業績上振れ期待などが優勢に。
東電HD <9501> [東証P]、関西電 <9503> [東証P]
 電力需給逼迫と原発再稼働に絡む思惑錯綜
ニトリHD <9843> [東証P]
 第1四半期2ケタ営業減益もアク抜け感強まる。

エニーカラー <5032> [東証G]
 「黛灰」氏の契約解消で業績への影響を警戒。
KDDI <9433> [東証P]
 大規模通信障害を嫌気した売りが流入。


 東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)東電HD <9501>、(2)東京エネシス <1945>、(3)トビラシステ <4441>、(4)ラクス <3923>、(5)Ubicom <3937>、(6)WNIウェザ <4825>、(7)メドピア <6095>、(8)日金属 <5491>、(9)象印 <7965>、(10)トリドール <3397>
 値下がり率上位10傑は(1)WSCOPE <6619>、(2)ロードスター <3482>、(3)フロンティM <7038>、(4)Jフロント <3086>、(5)KeePer <6036>、(6)SREHD <2980>、(7)ビジョン <9416>、(8)三越伊勢丹 <3099>、(9)サンリオ <8136>、(10)ニコン <7731>

【大引け】

 日経平均は前日比218.19円(0.84%)高の2万6153.81円。TOPIXは前日比24.67(1.34%)高の1869.71。出来高は概算で10億9779万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1515、値下がり銘柄数は286となった。東証マザーズ指数は654.10円(7.81円高)。

[2022年7月4日]


株探ニュース
配信元: 株探
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