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宝ホールディングスのニュース
4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、主力株決算前に方向感出ず
・ドル・円は下げ渋り、円買いは縮小
・値下がり寄与トップは、ソニーG<6758>、同2位が京セラ<6971>
■日経平均は続落、主力株決算前に方向感出ず
日経平均は続落。38.26円安の27603.57円(出来高概算5億0601万株)で前場の取引を終えている。
前日3日の米株式市場でのNYダウは278ドル高と3日ぶりに反発。6月の製造業受注が市場予想を上回ったことや、長期金利の低下に一服感が見られたことで景気敏感株に買いが入った。アップルやアマゾンなど主力ハイテク株にも買いが入りナスダックは0.54%高と続伸した。米株高の流れはあったものの、主力企業の決算を直前に控えるなか、このところ27500円を挟んだ一進一退が続いている日経平均は28.93円安の27612.90円でスタート。そのまま27488.74円まで下げる場面が見られたが、27500円割れでは押し目買いも入り、切り返すと下げ幅を縮める動きが続き、前日終値近辺まで戻して前場を終えている。
個別では、第1四半期営業増益も前四半期比での取扱高や収益水準が鈍化したアドウェイズ<2489>、決算発表の延期を発表し前日にストップ安となったEduLab<4427>が値下がり率上位に並んでいる。また、第1四半期は工場稼働率の低下などにより2桁営業減益となり市場予想も大幅に下振れたニチレイ<2871>、第1四半期は黒字転換したものの想定内で進捗率の低さが嫌気されたイリソ電子工業<6908>なども値下がり率上位となった。
そのほか、中国アリババのさえない決算や中国当局が価格操作の疑いで半導体販売会社を調査していると発表したことを受けてソフトバンクG<9984>が一時大幅に下げた。また、本日引け後に決算を控えているソニーG<6758>も大きく下落しており、そのほか、キーエンス<6861>、東エレク<8035>、武田薬<4502>、三井物産<8031>、丸紅<8002>、エムスリー<2413>などがさえない。
一方、第1四半期の大幅増収増益に加え上期および通期計画の上方修正や配当増額修正を発表したFUJIMI<5384>、宝HD<2531>、LINEの好調などを背景に市場予想を大きく上振れたZHD<4689>などが急伸して値上がり率上位となっている。主力株でも、第1四半期好決算で業績予想を上方修正した日本製鉄<5401>、ダイキン<6367>なども急伸。ダイキンは一気に昨年12月高値を更新してきている。また、日本製鉄の決算を受けてJFE<5411>なども連れ高している。そのほか、決算を受けてカシオ<6952>、山崎製パン<2212>などが大幅に上昇、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運大手3社は本日も大幅高となっている。
セクター別では非鉄金属、水産・農林業、医薬品などが下落率上位に並んでいる一方、鉄鋼、海運業、鉱業などが上昇率上位に並んでいる。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、値上がり銘柄は29%となっている。
日経平均は27500円を意識した底堅さは見られるものの、28000円の回復は遠く、その手前にある200日移動平均線をも超えれられない日が続いている。中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)や米サプライマネジメント協会(ISM)発表の製造業景気指数などの前月比での悪化傾向が続き、景気のピークアウト懸念がくすぶっているほか、中国当局による規制強化を巡る動きも連日のように報道されている。規制範囲も徐々に広がっているようで不透明感が強い。
東京市場は週初こそは大幅に反発し、その日にはクレディ・スイス(CS)などの先物の目立った買い越しが見られたが、前日は目立った手口は確認されなかった。日経平均が200日線を超えられない停滞ムードが続くなか、特段の材料がない限りは海外勢の買い越しに弾みがつくことは難しいだろう。
そうした中、本日は後場の取引時間中にトヨタ<7203>が決算を発表するほか、引け後にはソニーGなどが決算を発表する予定で、主力株の中でも注目度の高い決算が相次ぐ。これらの主力企業が好決算とともに早々に通期計画を上方修正してくるなど、インパクトのある動きを見せてくるかに注目したい。
むろん、仮にそうしたポジティブな動きがあったとしても、日本株の上値を抑えている外部環境(コロナ感染動向、政局不透明感など)に変化がなければ、海外勢による本格的な買いも入ってこないだろう。ただ、主力企業の好決算が相次げば、海外投資家の日本株に対する見方は変わってくるだろう。今は海外投資家の目が向かなくても、外部環境が良化してきた際には一気に動いている可能性も想定される。中長期目線で今後海外勢が買ってきそうな銘柄をこの決算シーズンの中で見つけておきたい。
後場は、トヨタの決算を待つなか様子見ムードが強まりそうだ。ただ、トヨタの株価は好決算を期待した買いからか、足元で再び大台の1万円を超えてきている。決算を受けて6月に付けた上場来高値10330円を捉えてくるような動きが出てくれば、全体の底上げ機運も高まるかもしれない。
■ドル・円は下げ渋り、円買いは縮小
4日午前の東京市場でドル・円は一時108円台に下げたが、その後は109円台に戻している。日経平均株価は軟調地合いが続くものの、上海総合指数や香港ハンセン指数などアジア株の下げは一服。株安への警戒でリスク回避的なムードは根強いが、円買いは縮小しているようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円92銭から109円11銭、ユーロ・円は129円23銭から129円50銭、ユーロ・ドルは1.1861ドルから1.1871ドル。
■後場のチェック銘柄
・グローバルウェイ<3936>、元旦ビューティ工業<5935>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは、ソニーG<6758>、同2位が京セラ<6971>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・4-6月期失業率:4.0%(予想:4.4%、1-3月期:4.7%)
・NZ・4-6月期雇用者数増減:前期比+1.0%(予想:+0.7%、1-3月期:+0.6%)
・中・7月財新サービス業PMI:54.9(予想:50.5、6月:50.3)
【要人発言】
・ボウマンFRB理事
「一部の失業者、労働市場への復帰には時間がかかる可能性も」
「最近の雇用の増加にもかかわらず、雇用は依然、以前の水準をかなり下回ったまま」
「米国経済の強い成長の基盤をつくるには、まだやるべきことがある」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<CS>
・日経平均は続落、主力株決算前に方向感出ず
・ドル・円は下げ渋り、円買いは縮小
・値下がり寄与トップは、ソニーG<6758>、同2位が京セラ<6971>
■日経平均は続落、主力株決算前に方向感出ず
日経平均は続落。38.26円安の27603.57円(出来高概算5億0601万株)で前場の取引を終えている。
前日3日の米株式市場でのNYダウは278ドル高と3日ぶりに反発。6月の製造業受注が市場予想を上回ったことや、長期金利の低下に一服感が見られたことで景気敏感株に買いが入った。アップルやアマゾンなど主力ハイテク株にも買いが入りナスダックは0.54%高と続伸した。米株高の流れはあったものの、主力企業の決算を直前に控えるなか、このところ27500円を挟んだ一進一退が続いている日経平均は28.93円安の27612.90円でスタート。そのまま27488.74円まで下げる場面が見られたが、27500円割れでは押し目買いも入り、切り返すと下げ幅を縮める動きが続き、前日終値近辺まで戻して前場を終えている。
個別では、第1四半期営業増益も前四半期比での取扱高や収益水準が鈍化したアドウェイズ<2489>、決算発表の延期を発表し前日にストップ安となったEduLab<4427>が値下がり率上位に並んでいる。また、第1四半期は工場稼働率の低下などにより2桁営業減益となり市場予想も大幅に下振れたニチレイ<2871>、第1四半期は黒字転換したものの想定内で進捗率の低さが嫌気されたイリソ電子工業<6908>なども値下がり率上位となった。
そのほか、中国アリババのさえない決算や中国当局が価格操作の疑いで半導体販売会社を調査していると発表したことを受けてソフトバンクG<9984>が一時大幅に下げた。また、本日引け後に決算を控えているソニーG<6758>も大きく下落しており、そのほか、キーエンス<6861>、東エレク<8035>、武田薬<4502>、三井物産<8031>、丸紅<8002>、エムスリー<2413>などがさえない。
一方、第1四半期の大幅増収増益に加え上期および通期計画の上方修正や配当増額修正を発表したFUJIMI<5384>、宝HD<2531>、LINEの好調などを背景に市場予想を大きく上振れたZHD<4689>などが急伸して値上がり率上位となっている。主力株でも、第1四半期好決算で業績予想を上方修正した日本製鉄<5401>、ダイキン<6367>なども急伸。ダイキンは一気に昨年12月高値を更新してきている。また、日本製鉄の決算を受けてJFE<5411>なども連れ高している。そのほか、決算を受けてカシオ<6952>、山崎製パン<2212>などが大幅に上昇、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運大手3社は本日も大幅高となっている。
セクター別では非鉄金属、水産・農林業、医薬品などが下落率上位に並んでいる一方、鉄鋼、海運業、鉱業などが上昇率上位に並んでいる。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、値上がり銘柄は29%となっている。
日経平均は27500円を意識した底堅さは見られるものの、28000円の回復は遠く、その手前にある200日移動平均線をも超えれられない日が続いている。中国の製造業購買担当者景気指数(PMI)や米サプライマネジメント協会(ISM)発表の製造業景気指数などの前月比での悪化傾向が続き、景気のピークアウト懸念がくすぶっているほか、中国当局による規制強化を巡る動きも連日のように報道されている。規制範囲も徐々に広がっているようで不透明感が強い。
東京市場は週初こそは大幅に反発し、その日にはクレディ・スイス(CS)などの先物の目立った買い越しが見られたが、前日は目立った手口は確認されなかった。日経平均が200日線を超えられない停滞ムードが続くなか、特段の材料がない限りは海外勢の買い越しに弾みがつくことは難しいだろう。
そうした中、本日は後場の取引時間中にトヨタ<7203>が決算を発表するほか、引け後にはソニーGなどが決算を発表する予定で、主力株の中でも注目度の高い決算が相次ぐ。これらの主力企業が好決算とともに早々に通期計画を上方修正してくるなど、インパクトのある動きを見せてくるかに注目したい。
むろん、仮にそうしたポジティブな動きがあったとしても、日本株の上値を抑えている外部環境(コロナ感染動向、政局不透明感など)に変化がなければ、海外勢による本格的な買いも入ってこないだろう。ただ、主力企業の好決算が相次げば、海外投資家の日本株に対する見方は変わってくるだろう。今は海外投資家の目が向かなくても、外部環境が良化してきた際には一気に動いている可能性も想定される。中長期目線で今後海外勢が買ってきそうな銘柄をこの決算シーズンの中で見つけておきたい。
後場は、トヨタの決算を待つなか様子見ムードが強まりそうだ。ただ、トヨタの株価は好決算を期待した買いからか、足元で再び大台の1万円を超えてきている。決算を受けて6月に付けた上場来高値10330円を捉えてくるような動きが出てくれば、全体の底上げ機運も高まるかもしれない。
■ドル・円は下げ渋り、円買いは縮小
4日午前の東京市場でドル・円は一時108円台に下げたが、その後は109円台に戻している。日経平均株価は軟調地合いが続くものの、上海総合指数や香港ハンセン指数などアジア株の下げは一服。株安への警戒でリスク回避的なムードは根強いが、円買いは縮小しているようだ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円92銭から109円11銭、ユーロ・円は129円23銭から129円50銭、ユーロ・ドルは1.1861ドルから1.1871ドル。
■後場のチェック銘柄
・グローバルウェイ<3936>、元旦ビューティ工業<5935>など、7銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは、ソニーG<6758>、同2位が京セラ<6971>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・4-6月期失業率:4.0%(予想:4.4%、1-3月期:4.7%)
・NZ・4-6月期雇用者数増減:前期比+1.0%(予想:+0.7%、1-3月期:+0.6%)
・中・7月財新サービス業PMI:54.9(予想:50.5、6月:50.3)
【要人発言】
・ボウマンFRB理事
「一部の失業者、労働市場への復帰には時間がかかる可能性も」
「最近の雇用の増加にもかかわらず、雇用は依然、以前の水準をかなり下回ったまま」
「米国経済の強い成長の基盤をつくるには、まだやるべきことがある」
<国内>
特になし
<海外>
特になし
<CS>
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