567円
中広のニュース
日経平均株価
始値 28765.55
高値 28867.67(09:02)
安値 28379.06(14:23)
大引け 28405.52(前日比 -590.40 、 -2.04% )
売買高 15億9135万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆2154億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅安で4日続落、一時は600円超下げる場面も
2.欧州で新型コロナ感染者数が再び拡大、景気先行きに不透明感
3.原油市況の急落やアジア株安などで投資家のセンチメント悪化
4.インテルの新工場建設発表で半導体製造装置関連株は買われる
5.値下がり銘柄数は2000を超え、東証1部全体の9割超える
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比308ドル安と反落した。欧州での新型コロナウイルスの感染再拡大が懸念され景気敏感株を中心に売りが優勢となった。
東京市場では、朝方から売り優勢の地合いとなり日経平均株価は一時600円を超える下落をみせた。大引けも本日のほぼ安値圏で着地している。
24日の東京市場は、前日の米株安を引き継ぎリスク回避の売り圧力が継続した。欧州で変位型も含めた新型コロナウイルスの感染者数が再び拡大しており、経済活動の規制を強化する動きなども相次いでいることで、これにより世界景気の回復が遅れることへの懸念が広がっている。原油市況が急落したことなども市場のセンチメントを低下させた。米国では景気敏感株中心に売られたが、東京市場でもその流れを引き継ぐ格好となり、空運や海運、鉄鋼などの市況関連中心に全面安商状となった。ただ、インテルが新工場建設を発表したことを手掛かりに半導体製造装置関連は買いを集めた。取引時間中は香港や中国などアジア株市場の下げがリスクオフの流れを助長した。値下がり銘柄数は2000を上回り、東証1部全体の9割を超える銘柄が下落した。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>が群を抜く売買代金をこなし大幅安、ファーストリテイリング<9983>も3000円を超える下げ。ソニー<6758>、任天堂<7974>などが安く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクの下げも目立つ。武田薬品工業<4502>も売りに押された。わかもと製薬<4512>は連日のストップ安となったほか、ハブ<3030>、セントケア・ホールディング<2374>、キャリアリンク<6070>などが急落。ユニチカ<3103>、三櫻工業<6584>なども大きく値を下げた。
半面、東京エレクトロン<8035>、レーザーテック<6920>、ニコン<7731>など半導体製造装置関連が買われ、いすゞ自動車<7202>も物色人気に。船井電機<6839>がストップ高に買われ、オエノンホールディングス<2533>も値を飛ばした。日本電子<6951>が高く、ダントーホールディングス<5337>も活況高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、トレンド <4704> 、ニコン <7731> 、イオン <8267> 、いすゞ <7202> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約85円。うち77円は東エレク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、ダイキン <6367> 、リクルート <6098> 、エムスリー <2413> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約258円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)精密機器、(2)電気機器、(3)ガラス土石製品、(4)食料品、(5)その他製品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)空運業、(2)鉱業、(3)海運業、(4)鉄鋼、(5)銀行業。
■個別材料株
△オエノンHD <2533>
「22年12月期経常利益は22億円強を見込む」と報道。
△オンコリス <4588> [東証M]
開発中の新型コロナ薬が変異型に有効性示す。
△ファルコHD <4671>
21年3月期業績及び配当予想を上方修正。
△ダントーHD <5337>
21年12月期営業損益の黒字転換を見込む。
△バーチャレク <6193> [東証M]
アウトソーシングの受託増で21年3月期業績予想を上方修正。
△理想科学 <6413>
21年3月期業績予想の上方修正と自社株消却発表。
△船井電 <6839>
秀和システムによるTOB価格にサヤ寄せ。
△松尾電 <6969> [東証2]
回路保護素子の新製品を開発。
△いすゞ <7202>
トヨタ <7203> との共同記者会見を前に思惑。
△東エレク <8035>
インテルが巨額投資で新工場建設を発表。
▼国際石開帝石 <1605>
WTI原油価格が急落で60ドル台割れ。
▼トピー <7231>
21年3月期営業損益予想を赤字幅拡大へ下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)船井電 <6839> 、(2)理想科学 <6413> 、(3)レーザーテク <6920> 、(4)ニコン <7731> 、(5)ミダック <6564> 、(6)プロパティA <3464> 、(7)オエノンHD <2533> 、(8)いすゞ <7202> 、(9)日電子 <6951> 、(10)ファルコHD <4671> 。
値下がり率上位10傑は(1)わかもと <4512> 、(2)ハブ <3030> 、(3)キャリアL <6070> 、(4)セントケア <2374> 、(5)オーケストラ <6533> 、(6)ユニチカ <3103> 、(7)三桜工 <6584> 、(8)中広 <2139> 、(9)シンクロ <3963> 、(10)PRTIME <3922> 。
【大引け】
日経平均は前日比590.40円(2.04%)安の2万8405.52円。TOPIXは前日比42.90(2.18%)安の1928.58。出来高は概算で15億9135万株。東証1部の値上がり銘柄数は139、値下がり銘柄数は2026となった。日経ジャスダック平均は3880.73円(52.10円安)。
[2021年3月24日]
株探ニュース
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