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東京株式(大引け)=204円高、円安と原油高を好感し年初来高値更新

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/12/01 15:53
 1日の東京株式市場は原油先物価格の急上昇と為替の円安進行を受け買い優勢に傾き、日経平均株価は1月4日以来約11カ月ぶりに年初来高値を更新した。ただ、後場後半は為替動向を横目に伸び悩む展開となった。

 大引けの日経平均株価は前日比204円64銭高の1万8513円12銭と続伸。東証1部の売買高概算は28億2141万株、売買代金概算は3兆2911億9000万円。値上がり銘柄数は1137、対して値下がり銘柄数は735、変わらずは118銘柄だった。

 きょうの東京市場はリスク選好ムードのなかで続伸した。前日開催されたOPEC総会で減産合意に漕ぎつけたことで、WTI原油先物価格が1バレル=50ドル近辺まで急騰、また外国為替市場では1ドル=114円台後半まで円安が進行し、これを好感するかたちで主力株中心に幅広く買われる展開に。発表された中国PMIが市場コンセンサスを上回ったことも買い安心感につながった。引き続き海外資金の流入が観測されるなか、日経平均は一時400円を超える上昇をみせた。もっとも、短期的には過熱感も意識されており、後場後半に為替が1ドル=114円台を割り込む水準まで円高方向に押し戻されると、つれて日経平均も伸び悩むかたちとなった。売買代金は前日に続き3兆円を超えた。

 個別では、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクが商いを集めて上昇、ファーストリテイリング<9983.T>も高い。国際石油開発帝石<1605.T>、JXホールディングス<5020.T>など資源エネルギー関連も物色人気を集めた。信越化学工業<4063.T>が買われたほか、コマツ<6301.T>も堅調。安永<7271.T>は異彩人気で値幅制限上限まで買われ、直近7営業日で6回のストップ高を演じている。

 半面、ソニー<6758.T>が冴えず、ブリヂストン<5108.T>も軟調。JAL<9201.T>も値を下げた。日本アジア投資<8518.T>は大きく利食われて一時ストップ安となった。アイロムグループ<2372.T>、ラクーン<3031.T>も安い。パーク24<4666.T>MonotaRO<3064.T>などの下げも目立った。

出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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