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東京株式(大引け)=92円高、決定会合に絡み乱高下もプラス圏で着地

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2016/07/29 15:49
 29日の東京株式市場は日銀の金融政策決定会合に絡み乱高下、一時300円を超える下げをみせたが、その後持ち直し、結局日経平均はプラス圏で着地した。

 大引けの日経平均株価は前日比92円43銭高の1万6569円27銭と反発。東証1部の売買高概算は31億8874万株、売買代金概算は3兆2967億3000万円。値上がり銘柄数は1241、対して値下がり銘柄数は604、変わらずは126銘柄だった。

 きょうの東京市場は、取引時間中に判明する日銀の金融政策決定会合の結果を目前に控え、寄り前から為替が急速に円高に振れるなど朝方から波乱を予想させる雰囲気でスタートした。後場寄り早々に追加緩和の決定が伝わり、日経平均はいったん200円高まで上昇したが、その後は緩和が小幅にとどまったことを嫌気するかたちで売りを浴び、一時300円強の下げをみせ1万6100円台まで水準を切り下げる場面があった。その後は、マイナス金利を据え置いたことが好感され、銀行株が買われたことなどで全般も再び上値指向となり、終盤は再び戻り足を強めプラス圏で着地している。売買代金は3兆円台に乗せ、約1カ月ぶりの水準まで拡大した。

 個別では、きょうも売買代金首位の任天堂<7974.T>は売り物をこなしプラス圏で引けた。ソフトバンクグループ<9984.T>が商いを膨らませ大幅高、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>などメガバンクも物色人気を集めた。野村ホールディングス<8604.T>も高い。中小型株ではシステナ<2317.T>スミダコーポレーション<6817.T>などが値を飛ばした。

 半面、ファナック<6954.T>が軟調、三井不動産<8801.T>三菱地所<8802.T>なども売られた。花王<4452.T>が軟調、村田製作所<6981.T>も冴えない。Hamee<3134.T>が急落、東邦チタニウム<5727.T>IHI<7013.T>などの下げが目立った。オムロン<6645.T>ネクソン<3659.T>も下落した。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)
配信元: みんかぶ
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