東京株式(大引け)=前日比2216円安、米景気後退懸念で全面安商状

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2024/08/02 15:48
東京株式(大引け)=前日比2216円安、米景気後退懸念で全面安商状  2日の東京株式市場で日経平均株価は大幅続落。米景気後退懸念が強まるなか、日経平均株価の下落幅は2000円を超え3万6000円台を割り込む全面安となった。

 大引けの日経平均株価は前日比2216円63銭安の3万5909円70銭。プライム市場の売買高概算は29億7030万株。売買代金概算は6兆6429億円となった。値上がり銘柄数は14、値下がり銘柄数は1626、変わらずは5銘柄だった。

 前日の米株式市場は、米7月ISM製造業景況指数が予想を下回り、景気後退懸念が膨らんだことを受け、NYダウは494ドル安と急落。ナスダック指数も大幅安となった。特にフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は7%超下落した。この流れのなか、東京株式市場には売りが膨らみ、寄り付き後に3万7000円台を割り込むと下げは加速し下落幅は2000円を超えた。前引けにかけてやや値を戻す場面もあったが、後場に入り再び売り直され3万6000円台を割り込んだ。今晩の米7月雇用統計の発表を控え警戒感も膨らんだ。東証プライム市場の値上がり銘柄数は全体の約1%にとどまる全面安で、下落幅は1987年10月20日(3836円安)に次ぐ歴代2位だった。半導体関連株が急落し、銀行や自動車株などが軒並み安に売られた。

 個別銘柄では、ディスコ<6146.T>東京エレクトロン<8035.T>レーザーテック<6920.T>アドバンテスト<6857.T>SCREENホールディングス<7735.T>ルネサスエレクトロニクス<6723.T>が大幅安となり、ソフトバンクグループ<9984.T>信越化学工業<4063.T>が売られた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が下落し、東京海上ホールディングス<8766.T>第一生命ホールディングス<8750.T>も安い。トヨタ自動車<7203.T>ホンダ<7267.T>が売られ、三菱重工業<7011.T>日立製作所<6501.T>ソニーグループ<6758.T>も下落した。

 半面、日本製鉄<5401.T>アステラス製薬<4503.T>武田薬品工業<4502.T>が値を上げ、コナミグループ<9766.T>日本ハム<2282.T>JVCケンウッド<6632.T>が逆行高となった。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ

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