東京株式(大引け)=19円高と小反発、上値重く方向感に欠ける展開続く

大引けの日経平均株価は前日比19円81銭高の2万7382円56銭。プライム市場の売買高概算は11億287万株。売買代金概算は2兆6987億円となった。値上がり銘柄数は916と全体の約50%、値下がり銘柄数は822、変わらずは98銘柄だった。
前日の米株式市場では、NYダウは205ドル高だった。テスラ<TSLA>の上昇などでハイテク株が買われた。ただインテル<INTC>の決算は冴えず、時間外取引で同社株が下落した。この流れを受けた東京市場は、朝方値を上げてスタートし90円高まで上昇する場面があった。しかし、日経平均株価の2万7400円を超える水準では高値警戒感も強く一時マイナス圏に転じるなど、上値の重い展開となった。後場は様子見姿勢が強まり一進一退が続いた。1月の東京都区部の消費者物価指数(CPI)が生鮮食品を除き前年同月比4.3%上昇となったことも日銀の金融政策修正に向けた思惑を呼んだ。銀行や鉄鋼株が値を上げたが、半導体関連や海運株などが値を下げた。
個別銘柄では、前日の決算発表で業績上方修正と株式分割を発表した信越化学工業<4063.T>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>や三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>がしっかり。日本製鉄<5401.T>やJFEホールディングス<5411.T>が値を上げた。日本電産<6594.T>が反発し、トヨタ自動車<7203.T>やソニーグループ<6758.T>が買われた。キーエンス<6861.T>やファナック<6954.T>、安川電機<6506.T>も高い。
半面、レーザーテック<6920.T>や東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>が値を下げ、ソフトバンクグループ<9984.T>やオリエンタルランド<4661.T>が軟調だった。外資系証券の格下げで日本郵船<9101.T>や商船三井<9104.T>が売られた。東邦チタニウム<5727.T>やダブル・スコープ<6619.T>が安く、HOYA<7741.T>や日東電工<6988.T>が売られた。
出所:MINKABU PRESS
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