タグ:デイヴィッド・ゴードン のブログ

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  • ザックリいうと、ドタバタ活劇小説。主人公のジョー・ブレディーは、マフィアの親分ジオ・カプリッシと同級生で、その親分の経営するストリップ劇場で用心棒をしている。 ふとしたきっかけで、様々なトラブルに巻き込まれるが、凄腕ジョーはなんとか問題を解決しながら、最終的にはテロリストと対決し、ヒーローになって終わる。 ★「用心棒」  デイヴィッド・ゴードン著 早川書房 2018.10.15.発行 つまらなくはなかったが、か... ...続きを読む

    タグ:デイヴィッド・ゴードン 「用心棒」 三浦しをん 「あの家に暮らす四人の女」 
    登録日時:2018/12/09(04:13)  
  • (略)翌朝遅くに目が覚めたときには、心の雲がすっかり晴れていた。目を閉じていても、真実を見きわめることができた。 そうとも、ぼくがばかだったのだ。この世には、苦労も失敗もない。それがあるのは、ぼくの頭の中だけだったのだ。 ぼくの作品が出版されようがされまいが、誰かに読んでもらえようがもらえまいが、そんなことはどうだっていい。 ぼくが本当に望んでいるのは、たった一文を書くことではないのか。 明日でも、千年後でもい... ...続きを読む

    タグ:雪山の白い虎 デイヴィッド・ゴードン 
    登録日時:2015/02/16(03:34)  
  • デイヴィッド・ゴードンは一九六七年生まれ。『二流小説家』の舞台であるニューヨーク市クイーンズ地区の出身。サラ・ローレンス・カレッジを卒業後、コロンビア大学で比較文学と創作の修士号を取得している。 二〇一〇年に晴れて小説家としてデビューするまでは、大学講師、ハリウッドで映画脚本の仕事、《ハスラー》《ベアリー・リーガル》などのポルノ雑誌の編集兼ライターなど数々の職を経験した苦労人だ。 本書のいくつかの短篇の主人公の... ...続きを読む

    タグ:デイヴィッド・ゴードン 雪山の白い虎 
    登録日時:2015/01/25(04:42)  
  • 一九七六年にアメリカの心理学者ジュリアン・ジェインズが示した説によると、紀元前二〇〇〇年紀末まで人間は内観する意識をもたず、その心は基本的に二つに分かれていて、左脳半球は右脳半球からの指令に従っていたという。 その指令は幻聴というかたちをとり、神々の声として解釈された。 ジェインズによると、およそ三〇〇〇年前にこの左脳半球と右脳半球の分業が崩壊し始めたという。脳半球どうしがよりスムーズにやりとりするようになると... ...続きを読む

    タグ:意識は傍観者である デイヴィッド・イーグルマン 雪山の白い虎 デイヴィッド・ゴードン 
    登録日時:2015/01/24(01:28)  
  • (略)青年 強烈なスポットライト? 哲人 ええ。われわれはもっと「いま、ここ」だけを真剣に生きるべきなのです。   過去が見えるような気がしたり、未来が予測できるような気がしてしまうのは、   あなたが「いま、ここ」を真剣に生きておらず、   うすぼんやりとした光のなかに生きている証です。   人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。あなたは過去や未来を見ることで、   自らに免罪符を与えようとして... ...続きを読む

    タグ:嫌われる勇気 岸見一郎 古賀史健 デイヴィッド・ゴードン 
    登録日時:2014/03/18(00:48)  
  • 主人公サムを探偵として雇ったロンスキーという男に、「この世に偶然なんてものはない」と作中、度々語らせたあとで。少し長いが引用する。 **********************************************「率直に言わせてもらおう、作家先生。あんなものを読みたがる人間なんぞ、この世にひとりもいやしない。人々が必要としているのは希望となぐさめだ。生きる意味を見いだすことのできるリアルな物語だ。と... ...続きを読む

    タグ:ミステリガール デイヴィッド・ゴードン 
    登録日時:2014/02/14(00:15)  
  • 「ねえ、あなたって、酒場で出会ったどんな男たちよりもよっぽど気が利いているわ。 服の趣味はいまいちだけど。事件の調査をしていないときには、何をしているの?」「読書。それから、見すぎなくらいに映画も見ている」「それだけ?」 「自分でペンを握ってみることもある」「ああ、作家なのね。それで合点がいったわ。あなたの書く物語ならきっとおもしろいわね。 だって、探偵としての経験が活かされているわけでしょ」 「いや、ぼくが書... ...続きを読む

    タグ:デイヴィッド・ゴードン ミステリガール 村上春樹 
    登録日時:2014/02/01(01:30)  
  • 職を失い、妻にも去られた小説家志望のサムは、異能の巨漢探偵に弟子入りして再起を図るが・・・。 史上初のベストミステリ三冠に輝く『二流小説家』の著者、最新作!★「ミステリガール」  デイヴィッド・ゴードン著 青木千鶴訳 早川書房 1,900円+税 2013.6.15.発行 彼の前作『二流小説家』の中に、「シンシン刑務所」という文字が書いてあった以来、(上野動物園のパンダの名前か、オイラのハンドルネームから取ったか... ...続きを読む

    タグ:デイヴィッド・ゴードン ミステリガール 
    登録日時:2014/01/26(00:25)  
  • 「1Q84」は大ヒットした。材料や構成の一部は、マエストロボナセーラの掲示板にあるオイラ派生なネタだった。しかもその内容は、若い頃、拳銃自殺を図ろうとしたオイラへの、「そんな方法じゃぁ、死ねないよ」という、お説教付きだった。余計なお世話だっちゅーのW 「まほろ横町番外地」にでてくる薬屋のシンちゃん、そのキャラクターと名前は、やはり同じ掲示板から派生しており、しかも三浦しおんは、執筆前に上大岡にあるオイラの仕事場... ...続きを読む

    タグ:二流小説家 デイヴィッド・ゴードン 
    登録日時:2013/06/10(01:39)