ビリー・ジョエルと同じくらい大好きな米国人

元祖SHINSHINさん
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デイヴィッド・ゴードンは一九六七年生まれ。

『二流小説家』の舞台であるニューヨーク市クイーンズ地区の出身。

サラ・ローレンス・カレッジを卒業後、コロンビア大学で比較文学と創作の修士号を取得している。

 

二〇一〇年に晴れて小説家としてデビューするまでは、

大学講師、ハリウッドで映画脚本の仕事、《ハスラー》《ベアリー・リーガル》などの

ポルノ雑誌の編集兼ライターなど数々の職を経験した苦労人だ。

 

本書のいくつかの短篇の主人公のように、

家賃が払えずに友人宅を転々としていたことも実際にあったとのこと。

 

みずから認める活字中毒であり、好きな作家を尋ねると、

トマス・ピンチョン、エドガー・アラン・ポー、カフカ、C・S・ルイス、ジャック・ケルアック、

ガルシア・マルケス、ローレンス・ブロック、フィリップ・K・ディック、アレン・ギンズバーク、

レイモンド・チャンドラー、ジョルジュ・シムノン、チェスター・ハイムズなど

実に多彩な名前が挙がってくる。

 

日本文学でも、川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎、村上春樹は当然として、

『源氏物語』や『枕草子』にも挑戦したという。

 

本書刊行時の Vice.com では、

「幼少時に読んだ、ミステリ、ホラー、ファンタジー、SFが自分の大切な基盤をなしているんだ」

と答えている。

 

また、来日時には、ニューヨークのプルースト協会で、

『失われた時を求めて』読書会の幹事を務めているとも話していた。

 

さらには、映画に関してもほとんど専門家(あるいはマニア)の域で、

ティーンエイジャーの頃からレンタルビデオ店に通いつめ、

日に何本も映画を観る生活を続けてきたという。

 

アメリカ映画はもちろんのこと、ヨーロッパ、香港、日本の映画にも精通している。

ブルース・リーやジャッキー・チェンを敬愛し、

勝新太郎の「座頭市」シリーズは英語版が出ているものはすべて観たとのこと。

 

東映から『二流小説家』映画化のオファーがあった際には、

同社の「仁義なき戦い」シリーズの大ファンだったので即決でOKしたという逸話が残っている。

 

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★「雪山の白い虎」

  デイヴィッド・ゴードン著 青木千鶴訳 早川書房 2,600円+税

  「解説」P.460~461より抜粋

 

デイヴィッド・ゴードンの顔写真を見ると、

なんとなく「おすぎとピーコ」を彷彿とするので、

日本人には親しみが湧くと思われる。

 

どーやら、オイラの推測は当たっていたようで、

(どーして『二流小説家』で「シンシン刑務所」が登場したのか)

彼と村上春樹は、レイモンド・チャンドラーの翻訳絡みの仕事をしていたときに、

知り合ったのかも知れない。

 

『ミステリガール』で出てきた端役的な悪役名「ビリー」と「ジョエル」なんてのも、

いくらなんだって気が利きすぎている。

しかも、舞台の一つは、

オイラが談合問題に遭遇していたとき勤務していた精神病院だったりする。

(他にもたくさん気が利きすぎている箇所がある)

 

オイラがもしも、そのあまりにも反米ぶりな活動が目に余って、

CIAに拉致されるようなことがあったら、

グアンタナモ刑務所ではなくって、

是非ともシンシン刑務所に収監して欲しい。

 

そしたら、面会に来てくれよな。

 

いやいや、IT談合に関しては、極めてオイラ米国寄りなもので、

ひょっとしたら、マイクロソフトとかに気に入られるかも知れない。

だとしたら、デイヴィッド・ゴードンと一緒に飲みながら、

ビリー・ジョエルの歌でも歌えたらオモロイ。

 

旅費はどーするのかって?

もちろん全部、村上春樹持ちに決まってるじゃん。。

 

 

 

 

 

 

 

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