タグ:大沢在昌 のブログ

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  • 二階堂ドットコムで紹介されていて、書店で買った。つい先ほど読み終わったところ。 ★「新宿鮫Ⅺ 暗約領域」  大沢在昌著 光文社 2019.11.30.初版第1刷 日本の公安警察が北朝鮮との取引のため手がけていた密輸案件をきっかけにした奇怪な殺人事件を介して、中国、北朝鮮、東南アジアを股にかけるブローカー陸永昌と、鮫島との駆け引きがメインになっている。 ハードカバーで790ページという大著、かつ話が入り組んでおり... ...続きを読む

    タグ:新宿鮫 大沢在昌 
    登録日時:2020/01/16(06:20)  
  • ひどい雷の晩でした。空がいつもより早く暗くなったと思ったら、ぴかっと光って、ごろごろと音を立て、やがて肌にあたると痛いような勢いで雨が降りだしました。 エアコンをつけていても、空気は水を絞れそうなほど湿っていましたし、電気をためこんでいるような、ぴりぴりとした嫌な気配が漂っていました。 私ですか?今はけちな酒場の親父です。昔は──。昔のことはいいでしょう。これからする話を聞いていただければ、お察しになれると思い... ...続きを読む

    タグ:大沢在昌 雷鳴 
    登録日時:2014/10/25(11:05)  
  • (略)新聞によると、わたしの今回の受賞理由のなかに、私小説反対の立場を貫き成果をあげた、みたいなことがあるさうです。これはおそらく政府の発表に書いてあるのの丸写しで、どなたか委員の方がさう主張してわたしを推薦して下さったのでせう。いい所を見て下さったと、その、どなたかわからない方、ひょっとするとこの席にいらっしゃるかもしらない方の判断に感謝します。  たしかにわたしは少年時代から私小説が嫌ひで、文学的出発の当初... ...続きを読む

    タグ:丸谷才一 吉行淳之介 村上春樹 大沢在昌 
    登録日時:2013/12/19(01:28)  
  • 「陰謀論を小説のネタにするのは、どうも・・・」という内容のことを、森村誠一は小説のハウツー本で語っていた。あの「悪魔の飽食」を書いて、右翼からさんざん攻撃を受けて苦労し、それを乗り越えた人でもそう思っているのかと、とても残念に思った。 ★「氷舞」 大沢在昌著 光文社文庫 724円+税 2002.6.20.第一刷 2007.10.15.第十刷 どーしてこんなにオモロイ小説が書けるのか、いい加減に呆れてしまった。し... ...続きを読む

    タグ:氷舞 大沢在昌 神奈川県警 
    登録日時:2013/05/20(00:43)  
  • 書店で釣ってきた鮫ちゃん3匹目。この作品の方が古いのだが、海堂尊の「ジーン・ワルツ」に少し重なるようなところがある。 今度は殺害ネタが、薬剤になっていた。米軍で密かに使われているという設定で、この部分はフィクションだろうが、その前段階として元になっている知識はノンフィクションだ。こういうネタの作り方をするのかと参考になった。 「ホントウにそういう秘薬を米軍は持っているの?」なんて、大沢在昌親分に訊いてはいけない... ...続きを読む

    タグ:大沢在昌 
    登録日時:2013/04/06(02:05)  
  • というわけで、このところ小説ばかり読んでいる。 「ジーン・ワルツ」、「理由」、「砂の器」ときたので、「新宿鮫」、「蛍・納屋を焼くその他の短編」、「神隠し」の三本を並行読みな最中だ。習うより慣れたい。 「新宿鮫」で、その解説を北上次郎氏が書いていた。大沢在昌というそれまで鳴かず飛ばずだった作家が、どうして大きく化けたのか、がよく解説されておりスッゴク勉強になる。 最初の2章だけ読んでみたが、グイグイとページをめく... ...続きを読む

    タグ:新宿鮫 大沢在昌 
    登録日時:2013/03/04(00:57)