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日経平均株価
始値 22619.77
高値 22648.81(14:35)
安値 22457.89(09:19)
大引け 22625.38(前日比 +76.48 、 +0.34% )
売買高 11億8961万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆1526億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日続伸、後場後半買いが厚くなり年初来高値更新が続く
2.米中協議の進展期待が後押しも、決算発表本格化を前に主力株の上値重い
3.朝方は日経平均が高く始まるもその後すぐに失速するなど不安定な値動き
4.半導体関連の主力株に利益確定の動き、海運や非鉄株に高いものが目立つ
5.売買代金は今一つも、中小型株の物色意欲根強く全体の7割の銘柄が上昇
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは39ドル安と反落した。英国のEU離脱に対する不透明感が嫌気されたほか、決算内容が市場予想を下回ったマクドナルドとトラベラーズが大幅安となり指数を押し下げた。
東京市場では売り買いが交錯し、日経平均株価は週初の終値を挟み上下に不安定な動きをみせた。後場後半以降は買い優勢に傾き、結局連日の年初来高値更新。
23日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が軟調だったものの朝方は、空売り筋の買い戻しなどが先行し高く始まった。しかし、寄り後はすぐに失速し、前営業日の終値を下回る展開に。下値抵抗力も発揮し、その後はプラス圏とマイナス圏を往来する方向感の定まらない動きとなった。米中貿易協議への進展期待がある一方、英国のEU離脱問題を巡る不透明感は払拭されておらず、国内企業の決算本格化を前に、主力株は見送りムード強い。ここ買われていた半導体関連などに利益確定の売りが目立った。ただ、海運や非鉄など世界景気敏感株は総じて強く、医薬品などディフェンシブセクターも買いが優勢だった。売買代金は盛り上がりを欠いたものの、中小型株に対する物色意欲は根強く東証1部全体の7割の銘柄が上昇した。
個別ではエーザイ<4523>が一本値でストップ高をつけ買い物を残した。トヨタ自動車<7203>がしっかり、日本電産<6594>も高い。SMC<6273>も買い優勢。日立製作所<6501>が堅調、JT<2914>も頑強。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクが強さをみせたほか、JR東日本<9020>も堅調だった。日本アジア投資<8518>が値を飛ばし、日本ケミファ<4539>はストップ高。日本カーバイド工業<4064>、双信電機<6938>なども大幅高。
半面、ソフトバンクグループ<9984>が安く、東京エレクトロン<8035>も売られた。任天堂<7974>、ソニー<6758>も値を下げた。SUMCO<3436>、ルネサスエレクトロニクス<6723>も安い。キャリアインデックス<6538>が急反落で値下がり率トップ。丸和運輸機関<9090>、エンプラス<6961>なども大幅安となった。ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>も安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、ダイキン <6367> 、第一三共 <4568> 、アドテスト <6857> 、ファミマ <8028> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約62円。うち36円はエーザイ1銘柄によるもの。
一方、マイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、SBG <9984> 、ファストリ <9983> 、KDDI <9433> 、NTTデータ <9613> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約75円。
東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は精密機器、情報・通信業、石油石炭製品の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)海運業、(2)医薬品、(3)非鉄金属、(4)鉱業、(5)その他金融業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)繊維製品、(2)金属製品、(3)その他製品、(4)空運業、(5)電気機器。
■個別材料株
△ラクーンHD <3031>
スーパーデリバリーで工具の取り扱い開始。
△カーバイド <4064>
「年内にも空中ディスプレイ用リフレクターの量産体制を構築」との報道。
△エーザイ <4523>
アルツハイマー治療薬をFDAに承認申請へ。
△ケミファ <4539>
アレルギースクリーニング検査キットが認証取得。
△リボミック <4591> [東証M]
RBM-007に関する国内物質特許査定を取得。
△さくらKCS <4761> [東証2]
上期最終を3.5倍上方修正、通期も増額。
△ACCESS <4813> [東証M]
米AT&T子会社と業務提携。
△ポーラHD <4927>
サプリメントの新興企業に出資。
△イーレックス <9517>
「海外で再エネ事業参入」との報道。
△NSW <9739>
上期経常を25%上方修正・最高益予想を上乗せ。
▼島精機 <6222>
今期経常を一転赤字に下方修正。
▼Genky <9267>
7-9月期(1Q)経常は43%減益で着地。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)エーザイ <4523> 、(2)ケミファ <4539> 、(3)アジア投資 <8518> 、(4)カーバイド <4064> 、(5)双信電機 <6938> 、(6)NSW <9739> 、(7)インソース <6200> 、(8)プレミアG <7199> 、(9)タマホーム <1419> 、(10)WSCOPE <6619> 。
値下がり率上位10傑は(1)キャリインデ <6538> 、(2)ジューテック <3157> 、(3)アイフィス <7833> 、(4)丸和運機関 <9090> 、(5)エンプラス <6961> 、(6)ルネサス <6723> 、(7)ミサワ <3169> 、(8)Genky <9267> 、(9)ローツェ <6323> 、(10)UMCエレ <6615> 。
【大引け】
日経平均は前日比76.48円(0.34%)高の2万2625.38円。TOPIXは前日比9.54(0.59%)高の1638.14。出来高は概算で11億8961万株。東証1部の値上がり銘柄数は1531、値下がり銘柄数は535となった。日経ジャスダック平均は3455.30円(17.19円高)。
[2019年10月23日]
株探ニュース
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