959円
CaSyのニュース
日経平均株価
始値 32774.21
高値 33219.39(15:00)
安値 32654.43(09:18)
大引け 33219.39(前日比 +460.41 、 +1.41% )
売買高 14億9036万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆6364億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は急反発、先物主導で3万3000円台回復
2.日銀決定会合の結果は現状維持、買い戻しを誘発
3.前場は様子見ムード、後場に状況一変し高値引け
4.半導体主力株への買いが目立ち、全体相場を牽引
5.TOPIXの上昇限定的、値上がりも7割強にとどまる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比86セント高と小幅に8日続伸した。手掛かり材料難のなかFRBの利下げ観測が相場を支えた。
東京市場では、日銀の金融政策決定会合の結果発表を受け、後場に入って一気にリスクオンに傾き日経平均株価は大きく水準を切り上げた。
19日の東京市場は、前場は様子見ムードの強い地合いで狭いゾーンでの値動きに終始したが、後場に入って先物主導で波状的に投資資金が流入し終値で3万3000円台を回復した。注目された日銀の金融政策決定会合では大規模金融緩和策の維持を決定、これを好感する形で先物主導で全体相場が押し上げられる格好となった。また、外国為替市場では急速にドルが買い戻され1ドル=143円台後半まで円安が進んだ。この円安進行を背景に半導体関連などハイテク輸出株に買いが入り、強気相場を後押しする形となっている。ただ、日経225採用銘柄が偏重気味に買われた感も強く、TOPIXの上昇率は0.7%と日経平均の約半分にとどまった。また、業種別では33業種中6業種が下落、個別もプライム市場の値上がり銘柄数が全体の7割強を占めるにとどまった。
個別では、4000億円を超える断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が大幅高、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>など半導体主力株が強い。川崎汽船<9107>も商いを伴い急伸をみせた。ファーストリテイリング<9983>は活況高。JT<2914>が上昇、リクルートホールディングス<6098>、東京海上ホールディングス<8766>も上値を追った。霞ヶ関キャピタル<3498>は値上がり率トップに買われ、巴工業<6309>、ブレインパッド<3655>も値を飛ばした。
半面、日本製鉄<5401>が逆行安、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も冴えない。信越化学工業<4063>も売りに押された。第一三共<4568>が値を下げ、JR東海<9022>も安い。山陽特殊製鋼<5481>が値下がり率トップに売り込まれたほか、宮越ホールディングス<6620>も大幅安。日鉄ソリューションズ<2327>も下値を探った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、レーザーテク <6920>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約253円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は第一三共 <4568>、信越化 <4063>、JR東海 <9022>、積水ハウス <1928>、大和ハウス <1925>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。
東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)その他製品、(2)保険業、(3)海運業、(4)食料品、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)陸運業、(2)空運業、(3)銀行業、(4)鉄鋼、(5)建設業。
■個別材料株
△ショーケース <3909> [東証S]
ソフトバンクと「おもてなしSuite」導入拡大。
△エクサWiz <4259> [東証G]
生成AIを活用した採用業務効率化サービスに参入。
△セキュア <4264> [東証G]
電気通信・電気設備工事会社を子会社化へ。
△HEROZ <4382> [東証S]
外資系証券経由の空売り買い戻しで上げ足加速。
△サイエンスA <4412> [東証G]
「Buddycom」に関する基本特許の米国での取得。
△エニーカラー <5032> [東証P]
90万株を上限とする自社株買いを発表。
△日ギア <6356> [東証S]
原発向けバルブアクチュエーター関連有力株としての認知進む。
△CaSy <9215> [東証G]
「経産省が家事サービス導入支援」との報道。
△RJ <9522> [東証G]
今期上方修正と優待新設を好感。
△ジャパニアス <9558> [東証G]
オンサイト型開発支援など好調で23年11月期業績は計画上振れ。
▼麻生フオーム <1730> [東証S]
東証が信用規制の臨時措置を実施。
▼Kudan <4425> [東証G]
新株予約権発行で需給悪化を懸念。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)霞ヶ関C <3498>、(2)巴工業 <6309>、(3)PAコンサル <4071>、(4)T-BASE <3415>、(5)ブレインP <3655>、(6)TOWA <6315>、(7)セック <3741>、(8)エニーカラー <5032>、(9)メドレー <4480>、(10)ファインデ <3649>。
値下がり率上位10傑は(1)山陽鋼 <5481>、(2)宮越HD <6620>、(3)ミガロHD <5535>、(4)エラン <6099>、(5)NSSOL <2327>、(6)グンゼ <3002>、(7)日本製鉄 <5401>、(8)幸楽苑HD <7554>、(9)ネットプロ <7383>、(10)JR東海 <9022>。
【大引け】
日経平均は前日比460.41円(1.41%)高の3万3219.39円。TOPIXは前日比16.95(0.73%)高の2333.81。出来高は概算で14億9036万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1211、値下がり銘柄数は401となった。東証グロース250指数は686.60ポイント(13.72ポイント高)。
[2023年12月19日]
株探ニュース
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