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日本石油輸送のニュース
●2018年【市況動向】 ── 7年ぶりに下落、適温相場が終幕
■今年の相場ポイント
1.日経平均は7年ぶりに下落、適温相場が終幕
2.米金利上昇に絡み2月、10月、12月と3度の米国発世界株安に見舞われる
3.トランプ米大統領の言動と米中貿易摩擦が相場を揺さぶる
4.米景気と国内企業業績の好調で10月に27年ぶり高値を浮上
5.海外投資家の巨額な売りやアルゴリズム売買が急落時に下げ加速
6.年末には米利上げ継続と米景気減速の懸念から乱高下の大波乱
今年は日経平均株価が昨年末比2750円(12.1%)安の2万0014円と7年ぶりに下落したが、辛うじて2万円大台をキープして取引を終えた。
1年間の流れを顧みると、年初は順調なスタートだったものの、2月に米長期金利上昇が警戒され米国発の世界株安から日経平均は急落し、3月末には2万0347円の安値を付けた。その後はトランプ米大統領の言動と米中貿易摩擦に揺さぶられ約5ヵ月に及ぶレンジ相場となったものの、堅調な米景気と国内企業の業績好調を追い風に、10月初めには日経平均は2万4448円と27年ぶりの高値圏に浮上した。
しかし、その直後の米金利上昇を機に再び米国発の世界株安で日経平均は3月の安値圏近くまで押し戻された。その後は米中貿易戦争の終結期待や円安基調を背景に持ち直す場面もあったものの、年末には米利上げ継続や米景気減速への懸念から3度目となる米国発の世界株安に見舞われた。日経平均は10月高値から約5500円安まで売り込まれ一時1万9000円を割り込んだ後、一転して750円高と今年2番目上げ幅を記録するなど激しく乱高下する大波乱の展開で今年の取引を終えた。
3度の急落場面では、今年5兆6800億円と大量に売り越した海外投資家の売りやアルゴリズム売買が下げ足を加速させた。
6年続いたアベノミクス相場は年間で初めて下落に転じ、世界的な適温相場(低金利と株高の共存)が終わった年となった。
●2018年【セクター動向】 ── 33業種中、32業種が下落
今年の相場をセクター動向から見ると、東証33業種中、値上がりは“電気・ガス”の1業種にとどまり、値下がりは32業種に上った。幅広い業種が大きく水準を切り下げたことは、TOPIXの年間下落率が17.8%と日経平均の12.1%を大きく上回っていることにあらわれている。
下落率トップとなった海運業をはじめ非鉄金属や鉄鋼、機械など景気敏感株の下げが際立った。原油価格の急落を受け、鉱業や石油・石炭も大きく売られた。銀行、証券など金融業も年末にかけて下げ足を速めた。電気機器や輸送用機器など輸出関連も下降トレンドが続いたほか、建設業や食料品など内需株の一角も軟調だった。
一方、電気・ガスが唯一、上昇を確保したほか、陸運業や医薬品などディフェンシブ株の下げは限定的だった。
●今年の業種別騰落率ランキング
※2018年12月28日終値の昨年12月29日終値に対する騰落率
東証1部33業種 値上がり: 1 業種 値下がり: 32 業種
東証1部:2117銘柄 値上がり: 308 銘柄 値下がり:1808 銘柄 変わらず他: 1 銘柄
東証33業種 騰落率(%) 【株価】上昇率/下落率 上位3銘柄
1. 電気・ガス(0270) +11.11 レノバ <9519> 、邦ガス <9533> 、東電HD <9501>
2. 陸運業(0271) -0.12 日石輸 <9074> 、C&Fロジ <9099> 、丸和運機関 <9090>
3. 水産・農林業(0251) -3.77 ホクリヨウ <1384> 、極洋 <1301> 、カネコ種 <1376>
4. 精密機器(0268) -4.35 クボテック <7709> 、シンシア <7782> 、長野計器 <7715>
5. 医薬品(0258) -6.90 あすか薬 <4514> 、武田 <4502> 、ケミファ <4539>
6. 小売業(0277) -8.07 ジンズメイト <7448> 、T-BASE <3415> 、力の源HD <3561>
7. サービス業(0283) -10.13 デザインワン <6048> 、ツナグS <6551> 、キャリアデザ <2410>
8. 不動産業(0282) -10.59 ビーロット <3452> 、ムゲンE <3299> 、イーグランド <3294>
9. 卸売業(0276) -11.80 ミタチ産業 <3321> 、昭光通商 <8090> 、サンワテク <8137>
10. 保険業(0280) -13.65 T&D <8795> 、第一生命HD <8750> 、MS&AD <8725>
11. 情報・通信業(0275) -13.95 DLE <3686> 、ワイヤレスG <9419> 、オルトP <3672>
12. 空運業(0273) -14.32 パスコ <9232> 、ANAHD <9202> 、JAL <9201>
13. 化学(0257) -15.85 保土谷 <4112> 、メック <4971> 、戸田工 <4100>
14. 食料品(0254) -16.00 ヨシムラHD <2884> 、プリマ <2281> 、ケンコーマヨ <2915>
15. その他製品(0269) -16.60 NISSHA <7915> 、共立印刷 <7838> 、ニホンフラ <7820>
16. パルプ・紙(0256) -17.06 阿波製紙 <3896> 、巴川紙 <3878> 、中越パ <3877>
17. 倉庫・運輸(0274) -17.90 川西倉 <9322> 、日新 <9066> 、内外トランス <9384>
18. その他金融業(0281) -17.96 イントラスト <7191> 、ジェイリース <7187> 、クレセゾン <8253>
19. 輸送用機器(0267) -20.32 KYB <7242> 、GMB <7214> 、河西工 <7256>
20. 石油・石炭(0259) -21.11 富士石油 <5017> 、コスモHD <5021> 、BPカストロ <5015>
21. ゴム製品(0260) -22.64 藤ゴム <5121> 、TOYO <5105> 、住友ゴ <5110>
22. 建設業(0253) -23.13 TATERU <1435> 、千代建 <6366> 、ダイセキS <1712>
23. 繊維製品(0255) -24.03 キムラタン <8107> 、ルックHD <8029> 、レナウン <3606>
24. 電気機器(0266) -24.87 パイオニア <6773> 、シャープ <6753> 、Jディスプレ <6740>
25. 証券・商品(0279) -27.64 アジア投資 <8518> 、マーキュリア <7190> 、光世 <8617>
26. 銀行業(0278) -27.96 スルガ銀 <8358> 、大東銀 <8563> 、福島銀 <8562>
27. 機械(0265) -29.42 TOWA <6315> 、石川製 <6208> 、新川 <6274>
28. ガラス・土石(0261) -30.32 イソライト <5358> 、オハラ <5218> 、日コン <5269>
29. 鉄鋼(0262) -31.17 日金属 <5491> 、新日本電工 <5563> 、エンビプロ <5698>
30. 鉱業(0252) -31.39 日鉄鉱 <1515> 、住石HD <1514> 、石油資源 <1662>
31. 金属製品(0264) -35.17 アドバネクス <5998> 、SUMCO <3436> 、LIXILグ <5938>
32. 非鉄金属(0263) -36.13 三井金 <5706> 、フジクラ <5803> 、古河電 <5801>
33. 海運業(0272) -38.92 川崎汽 <9107> 、郵船 <9101> 、飯野海 <9119>
※上記の『【株価】上昇率/下落率 上位3銘柄』は、業種別指数が前年比プラスの場合は株価上昇率の上位3銘柄、前年比マイナスの場合は株価下落率の上位3銘柄を記載。
★元日~3日に、2019年「新春特集」を一挙、“26本”配信します。ご期待ください。
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■今年の相場ポイント
1.日経平均は7年ぶりに下落、適温相場が終幕
2.米金利上昇に絡み2月、10月、12月と3度の米国発世界株安に見舞われる
3.トランプ米大統領の言動と米中貿易摩擦が相場を揺さぶる
4.米景気と国内企業業績の好調で10月に27年ぶり高値を浮上
5.海外投資家の巨額な売りやアルゴリズム売買が急落時に下げ加速
6.年末には米利上げ継続と米景気減速の懸念から乱高下の大波乱
今年は日経平均株価が昨年末比2750円(12.1%)安の2万0014円と7年ぶりに下落したが、辛うじて2万円大台をキープして取引を終えた。
1年間の流れを顧みると、年初は順調なスタートだったものの、2月に米長期金利上昇が警戒され米国発の世界株安から日経平均は急落し、3月末には2万0347円の安値を付けた。その後はトランプ米大統領の言動と米中貿易摩擦に揺さぶられ約5ヵ月に及ぶレンジ相場となったものの、堅調な米景気と国内企業の業績好調を追い風に、10月初めには日経平均は2万4448円と27年ぶりの高値圏に浮上した。
しかし、その直後の米金利上昇を機に再び米国発の世界株安で日経平均は3月の安値圏近くまで押し戻された。その後は米中貿易戦争の終結期待や円安基調を背景に持ち直す場面もあったものの、年末には米利上げ継続や米景気減速への懸念から3度目となる米国発の世界株安に見舞われた。日経平均は10月高値から約5500円安まで売り込まれ一時1万9000円を割り込んだ後、一転して750円高と今年2番目上げ幅を記録するなど激しく乱高下する大波乱の展開で今年の取引を終えた。
3度の急落場面では、今年5兆6800億円と大量に売り越した海外投資家の売りやアルゴリズム売買が下げ足を加速させた。
6年続いたアベノミクス相場は年間で初めて下落に転じ、世界的な適温相場(低金利と株高の共存)が終わった年となった。
●2018年【セクター動向】 ── 33業種中、32業種が下落
今年の相場をセクター動向から見ると、東証33業種中、値上がりは“電気・ガス”の1業種にとどまり、値下がりは32業種に上った。幅広い業種が大きく水準を切り下げたことは、TOPIXの年間下落率が17.8%と日経平均の12.1%を大きく上回っていることにあらわれている。
下落率トップとなった海運業をはじめ非鉄金属や鉄鋼、機械など景気敏感株の下げが際立った。原油価格の急落を受け、鉱業や石油・石炭も大きく売られた。銀行、証券など金融業も年末にかけて下げ足を速めた。電気機器や輸送用機器など輸出関連も下降トレンドが続いたほか、建設業や食料品など内需株の一角も軟調だった。
一方、電気・ガスが唯一、上昇を確保したほか、陸運業や医薬品などディフェンシブ株の下げは限定的だった。
●今年の業種別騰落率ランキング
※2018年12月28日終値の昨年12月29日終値に対する騰落率
東証1部33業種 値上がり: 1 業種 値下がり: 32 業種
東証1部:2117銘柄 値上がり: 308 銘柄 値下がり:1808 銘柄 変わらず他: 1 銘柄
東証33業種 騰落率(%) 【株価】上昇率/下落率 上位3銘柄
1. 電気・ガス(0270) +11.11 レノバ <9519> 、邦ガス <9533> 、東電HD <9501>
2. 陸運業(0271) -0.12 日石輸 <9074> 、C&Fロジ <9099> 、丸和運機関 <9090>
3. 水産・農林業(0251) -3.77 ホクリヨウ <1384> 、極洋 <1301> 、カネコ種 <1376>
4. 精密機器(0268) -4.35 クボテック <7709> 、シンシア <7782> 、長野計器 <7715>
5. 医薬品(0258) -6.90 あすか薬 <4514> 、武田 <4502> 、ケミファ <4539>
6. 小売業(0277) -8.07 ジンズメイト <7448> 、T-BASE <3415> 、力の源HD <3561>
7. サービス業(0283) -10.13 デザインワン <6048> 、ツナグS <6551> 、キャリアデザ <2410>
8. 不動産業(0282) -10.59 ビーロット <3452> 、ムゲンE <3299> 、イーグランド <3294>
9. 卸売業(0276) -11.80 ミタチ産業 <3321> 、昭光通商 <8090> 、サンワテク <8137>
10. 保険業(0280) -13.65 T&D <8795> 、第一生命HD <8750> 、MS&AD <8725>
11. 情報・通信業(0275) -13.95 DLE <3686> 、ワイヤレスG <9419> 、オルトP <3672>
12. 空運業(0273) -14.32 パスコ <9232> 、ANAHD <9202> 、JAL <9201>
13. 化学(0257) -15.85 保土谷 <4112> 、メック <4971> 、戸田工 <4100>
14. 食料品(0254) -16.00 ヨシムラHD <2884> 、プリマ <2281> 、ケンコーマヨ <2915>
15. その他製品(0269) -16.60 NISSHA <7915> 、共立印刷 <7838> 、ニホンフラ <7820>
16. パルプ・紙(0256) -17.06 阿波製紙 <3896> 、巴川紙 <3878> 、中越パ <3877>
17. 倉庫・運輸(0274) -17.90 川西倉 <9322> 、日新 <9066> 、内外トランス <9384>
18. その他金融業(0281) -17.96 イントラスト <7191> 、ジェイリース <7187> 、クレセゾン <8253>
19. 輸送用機器(0267) -20.32 KYB <7242> 、GMB <7214> 、河西工 <7256>
20. 石油・石炭(0259) -21.11 富士石油 <5017> 、コスモHD <5021> 、BPカストロ <5015>
21. ゴム製品(0260) -22.64 藤ゴム <5121> 、TOYO <5105> 、住友ゴ <5110>
22. 建設業(0253) -23.13 TATERU <1435> 、千代建 <6366> 、ダイセキS <1712>
23. 繊維製品(0255) -24.03 キムラタン <8107> 、ルックHD <8029> 、レナウン <3606>
24. 電気機器(0266) -24.87 パイオニア <6773> 、シャープ <6753> 、Jディスプレ <6740>
25. 証券・商品(0279) -27.64 アジア投資 <8518> 、マーキュリア <7190> 、光世 <8617>
26. 銀行業(0278) -27.96 スルガ銀 <8358> 、大東銀 <8563> 、福島銀 <8562>
27. 機械(0265) -29.42 TOWA <6315> 、石川製 <6208> 、新川 <6274>
28. ガラス・土石(0261) -30.32 イソライト <5358> 、オハラ <5218> 、日コン <5269>
29. 鉄鋼(0262) -31.17 日金属 <5491> 、新日本電工 <5563> 、エンビプロ <5698>
30. 鉱業(0252) -31.39 日鉄鉱 <1515> 、住石HD <1514> 、石油資源 <1662>
31. 金属製品(0264) -35.17 アドバネクス <5998> 、SUMCO <3436> 、LIXILグ <5938>
32. 非鉄金属(0263) -36.13 三井金 <5706> 、フジクラ <5803> 、古河電 <5801>
33. 海運業(0272) -38.92 川崎汽 <9107> 、郵船 <9101> 、飯野海 <9119>
※上記の『【株価】上昇率/下落率 上位3銘柄』は、業種別指数が前年比プラスの場合は株価上昇率の上位3銘柄、前年比マイナスの場合は株価下落率の上位3銘柄を記載。
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