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【↑】日経平均 大引け| 3日ぶり反発、米株高や円安でリスク選好の買い優勢 (8月17日)

配信元:株探
投稿:2018/08/17 16:23

日経平均株価
始値  22313.19
高値  22340.95(09:06)
安値  22244.10(09:19)
大引け 22270.38(前日比 +78.34 、 +0.35% )

売買高  11億1629万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆8455億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は3日ぶりに反発、米株高や円安など背景にリスク選好
 2.米中貿易摩擦問題は足もと不安心理後退、先物絡め買い戻し優勢に
 3.実需買いも限定的、2万2000円台前半の狭いレンジでもみ合う
 4.海運や精密機器株が買われ、値上がり銘柄数は全体の7割を占める
 5.売買代金は2兆円台を下回り、5月下旬以来3ヵ月ぶりの低水準に

■東京市場概況

 前日の米国市場では、NYダウは396ドル高と急反発。中国商務次官が通商協議のために8月下旬に訪米することが明らかになり、米中貿易戦争回避への期待から買いが膨らんだ。

 東京市場では、先物を絡め買い戻しが入り日経平均株価は終始堅調な値動きとなった。ただ、売買高は低調で積極的に上値を買い進む動きも見られなかった。

 17日の東京市場は、前日の米国株市場でNYダウが400ドル近い上昇をみせたことや、外国為替市場で円安傾向に振れたことで、リスクを取る動きが優勢となった。先鋭化が懸念された米中貿易摩擦問題も足もと不安心理が後退、中国・上海株市場は不安定な動きを示しているものの底堅く、先物を絡め売りを仕掛けた海外ファンドなどの手仕舞い買い戻しが全体相場を押し上げた。もっとも、実需の買い意欲は限定的で、日経平均はプラス圏を維持するものの、2万2000円台前半の狭いレンジで小動きを続けた。業種別には、海運や精密株が買われた。値上がり銘柄数は1500弱、全体の7割強を占めたが、市場参加者不足で売買代金は2兆円を下回り、5月下旬以来約3ヵ月ぶりの低水準だった。

 個別では、ソニー<6758>が買い優勢、売買代金断トツの任天堂<7974>も上昇した。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも堅調。ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>が高く、東京海上ホールディングス<8766>も値を上げた。ツナグ・ソリューションズ<6551>が急騰、ダントーホールディングス<5337>ベクトル<6058>も値を飛ばした。IBJ<6071>日本ケミコン<6997>なども大幅高。
 半面、ファーストリテイリング<9983>が1000円超の下げとなり、東京エレクトロン<8035>武田薬品工業<4502>も軟調。エーザイ<4523>も冴えない。デザインワン・ジャパン<6048>PALTAC<8283>が大幅安となったほか、ソフトバンク・テクノロジー<4726>、ネオス<3627>も下落した。ファンケル<4921>も売りに押された。

 日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はユニファミマ <8028>テルモ <4543>ファナック <6954>京セラ <6971>ダイキン <6367> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約61円。
 一方、マイナス寄与の上位5銘柄はファストリ <9983>東エレク <8035>エーザイ <4523>信越化 <4063>スズキ <7269> 。押し下げ効果は約64円。うち40円はファストリ1銘柄によるもの。

 東証33業種のうち上昇は29業種。上昇率の上位5業種は(1)海運業、(2)精密機器、(3)鉱業、(4)保険業、(5)その他製品。一方、下落は4業種のみで下落率の上位から(1)電気・ガス業、(2)水産・農林業、(3)ゴム製品、(4)サービス業。

■個別材料株

△三井松島 <1518>
 岩井コスモ証券が目標株価を2000円へ引き上げ。
△エイジア <2352>
 1.54%を上限に自社株買いを実施。
リミックス <3825> [東証2]
 「エネルギーイノベーションジャパン2018」に出展。
ヘリオス <4593> [東証M]
 ゴールドマン・サックス証券がレーティング「買い」でカバレッジ開始
ソレイジア <4597> [東証M]
 SP-02の南米権利導出契約を締結。
イード <6038> [東証M]
 「ゲームを遊ぶことが価値になる社会」実現に向けテックビューロと実証実験。
IBJ <6071>
 2.49%を上限に自社株買いを実施。
△エボラブルA <6191>
 7月取扱高が2.8倍に。
△ツナグS <6551>
 「21年9月期に営業利益25億円と7倍を計画」との報道。
エクセル <7591>
 旧村上ファンド系の株式保有割合が31.25%に上昇。

ノーリツ <5943>
 三菱UFJMS証券が目標株価を1460円に引き下げ。
東エレク <8035>
 米半導体関連株安がネガティブ材料。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ツナグS <6551> 、(2)ダントーHD <5337> 、(3)ベクトル <6058> 、(4)エイジア <2352> 、(5)エムアップ <3661> 、(6)ジェイリース <7187> 、(7)IBJ <6071> 、(8)東京産 <8070> 、(9)日ケミコン <6997> 、(10)東京個別 <4745>
 値下がり率上位10傑は(1)デザインワン <6048> 、(2)T&Gニーズ <4331> 、(3)PALTAC <8283> 、(4)アルヒ <7198> 、(5)アミューズ <4301> 、(6)ソフバンテク <4726> 、(7)ネオス <3627> 、(8)Sサイエンス <5721> 、(9)日石輸 <9074> 、(10)福井コン <9790>

【大引け】

 日経平均は前日比78.34円(0.35%)高の2万2270.38円。TOPIXは前日比10.38(0.62%)高の1697.53。出来高は概算で11億1629万株。東証1部の値上がり銘柄数は1498、値下がり銘柄数は523となった。日経ジャスダック平均は3701.70円(10.86円高)。

[2018年8月17日]

株探ニュース
配信元: 株探
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