659円
光世証券のニュース
日経平均株価
始値 21009.80
高値 21061.20(09:18)
安値 20613.91(13:05)
大引け 20749.75(前日比 -579.37 、 -2.72% )
売買高 17億4964万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆8335億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は579円安と3日ぶり大幅安、一時6ヵ月ぶり安値圏に下落
2.5日のNYダウは急落、新型コロナウイルスの米国での感染拡大を警戒
3.為替は1ドル105円後半へ急激な円高が進行、自動車株など売られる
4.中韓からの入国制限強化の方針でハナツアーJなどインバウンド関連が安い
5.医療・日用品需要の拡大思惑でウエルシアなどドラッグストア株が値を上げる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは969ドル安と大幅反落した。新型コロナウイルス感染症が米国でも感染者を増やしており、不安心理の高まりからリスク回避の動きが強まった。
東京市場では、日経平均株価は3日ぶりに大幅下落。前日のNYダウ急落や為替の大幅な円高が嫌気され、下値を模索する動きが続いた。
6日の東京市場では、日経平均は一時、前日に比べ700円を超す下落となり、昨年9月4日以来、6ヵ月ぶりの安値に下落する場面があった。33業種、全てが下落する全面安となった。新型コロナウイルスの米国での感染拡大への懸念から、前日のNYダウが大幅安となったことが嫌気された。また、為替市場では1ドル=105円後半へ急激な円高が進行したことも警戒された。市場では、海外ヘッジファンドなどの短期筋が先物を中心に売りを仕掛けていたようだ、との見方が出ていた。今晩は米2月雇用統計の発表が予定されており、その結果も注目されている。
個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>や任天堂<7974>、ファーストリテイリング<9983>が安く、急激な円高が進行したことでトヨタ自動車<7203>やホンダ<7267>など自動車株が値を下げた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>など銀行株も安い。東京エレクトロン<8035>やキヤノン<7751>、キーエンス<6861>も軟調。政府が、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中国と韓国からの入国制限を強化する方針を発表したことから、HANATOUR JAPAN<6561>やエイチ・アイ・エス<9603>、寿スピリッツ<2222>などインバウンド関連株が売られた。
半面、セブン&アイ・ホールディングス<3382>が高く、キョーリン製薬ホールディングス<4569>やアルチザネットワークス<6778>が堅調。ライオン<4912>や東京ガス<9531>がしっかり。医療・日用品需要の拡大思惑でウエルシアホールディングス<3141>やアインホールディングス<9627>、クスリのアオキホールディングス<3549>などドラッグストア株が値を上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はセブン&アイ <3382> 、エムスリー <2413> 、明治HD <2269> 、宝HLD <2531> 、東ガス <9531> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約9円。うち8円はセブン&アイ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984> 、東エレク <8035> 、ファナック <6954> 、ダイキン <6367> 、エーザイ <4523> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約135円。
東証33業種のすべての業種が下落。下落率の小さかった上位5業種は(1)小売業、(2)精密機器、(3)電気・ガス業、(4)化学、(5)食料品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)鉄鋼、(2)証券商品先物、(3)非鉄金属、(4)海運業、(5)空運業。
■個別材料株
△日基技 <1914>
200万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△セリア <2782> [JQ]
既存店売上高5ヵ月ぶり前年上回る。
△日食品 <2892> [東証2]
阪大と共同で海洋で生分解する高強度プラスチックシートを開発。
△JINSHD <3046>
既存店売上高が2ケタ増で4ヵ月連続プラス。
△セブン&アイ <3382>
「米コンビニ買収を断念」との報道。
△アンジェス <4563> [東証M]
引き続き新型コロナの予防用DNAワクチンの共同開発を好感。
△昭和HD <5103> [東証2]、ウェッジHD <2388> [JQG]
子会社のタイにおける損害賠償請求で勝訴。
△アサヒ陶 <5341> [東証2]
トイレセットや温水洗浄便座で想定以上の注文。
△太洋工業 <6663> [JQ]
高耐熱高柔軟プリント配線板を開発。
△アルチザ <6778> [東証2]
上期経常が黒字浮上で着地。
▼日本ハウス <1873>
第1四半期は営業赤字が拡大。
▼日金銭 <6418>
20年3月期業績予想を下方修正。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)ティーライフ <3172> 、(2)日基技 <1914> 、(3)セブン&アイ <3382> 、(4)キムラタン <8107> 、(5)ウエルシア <3141> 、(6)キョーリン <4569> 、(7)日水薬 <4550> 、(8)大幸薬品 <4574> 、(9)キャリインデ <6538> 、(10)JINSHD <3046> 。
値下がり率上位10傑は(1)ラクーンHD <3031> 、(2)カーブスHD <7085> 、(3)日本ハウス <1873> 、(4)ブイキューブ <3681> 、(5)オルトP <3672> 、(6)平河ヒューテ <5821> 、(7)MSコンサル <6555> 、(8)広済堂 <7868> 、(9)光世 <8617> 、(10)光村印 <7916> 。
【大引け】
日経平均は前日比579.37円(2.72%)安の2万0749.75円。TOPIXは前日比44.25(2.92%)安の1471.46。出来高は概算で17億4964万株。東証1部の値上がり銘柄数は40、値下がり銘柄数は2114となった。日経ジャスダック平均は3312.26円(74.32円安)。
[2020年3月6日]
株探ニュース
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