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イオンのニュース
4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日続落、米中対立への懸念で半導体株など安い
・ドル・円は下げ渋り、売り一服後はやや値を戻す展開
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は3日続落、米中対立への懸念で半導体株など安い
日経平均は3日続落。161.60円安の21623.94円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。
3日の米国株式市場は独立記念日の前日で短縮取引だったが、NYダウは132ドル安となった。中国の裁判所が米半導体マイクロン・テクノロジーの販売差し止めの仮命令を出したとの報道を受けて、貿易摩擦深刻化への警戒感が高まった。フェイスブックも情報流出問題への懸念が再燃し、ハイテク株が下げを主導した。本日の日経平均はこうした流れを受けて106円安からスタートすると、マイナス圏でもみ合う場面が続いた。注目される中国・上海総合指数は取引開始直後に一時プラスへ転じ、日経平均もこれにつれてやや下げ幅を縮めたが、その後ともに弱含みとなった。
個別では、米半導体株安を受けて東エレク<8035>が5%安となったほか、6月既存店売上高が2カ月連続の前年割れだったファーストリテ<9983>も軟調となり、2銘柄で日経平均を約61円押し下げた。村田製<6981>、キーエンス<6861>、SUMCO<3436>、SMC<6273>といった半導体や設備投資関連のハイテク株は総じて下げが目立った。その他売買代金上位では、任天堂<7974>、東海カーボ<5301>、ソニー<6758>などが軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。一方、資生堂<4911>、JXTG<5020>、花王<4452>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>は小幅に上昇した。セクターでは、電気機器、機械、その他製品などが下落率上位。半面、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが上昇率上位となった。NY原油先物相場の上昇が好感された関連セクターや、内需・ディフェンシブセクターに資金が向かった。
日経平均は前日安値(21574.56円)が目先の下値メドとして意識され、上海総合指数が前日終値を挟んで比較的落ち着いた推移となっていることもあって、後場には下げ渋る場面も出てくるだろう。輸出関連株は手掛けづらいが、月次売上高推移などを手掛かりにABCマート<2670>や良品計画<7453>といった小売株の一角に買いが向かっている。なお、本日はこれら2社やイオン<8267>などの決算発表が予定されている。
とはいえ、米中貿易摩擦の影響が懸念される半導体株や設備投資関連株では東エレク、SMCなど年初来安値を更新する銘柄が相次いでおり、投資家心理や需給状況の悪化に拍車がかかる可能性もあるだろう。直近の22000円割れで下値不安が台頭していることもあり、日経平均は上値の重い展開が続きそうだ。
■ドル・円は下げ渋り、売り一服後はやや値を戻す展開
4日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。日本株安を背景に円買いに振れたが、ドルは下げ一服後にやや値を戻す展開となった。
ドル・円は、朝方は110円半ばでもみあっていたが、日経平均株価の弱含みを受け円買い方向に振れ、ドルは一時110円20銭台まで値を下げた。上海総合指数の軟調地合いも円買いを支援した。
ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、目先の日本株反転への期待から円買いは後退しつつある。また、前日同様、上海総合指数がプラス圏に切り返す展開となればドルの買戻しが見込まれる。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円28銭から110円61銭、ユーロ・円は128円70銭から128円96銭、ユーロ・ドルは1.1655ドルから1.1679ドルで推移。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・愛光電気<9909>、ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
・藩功勝中国人民銀副総裁
「人民元建てパンダ債の発行ルールを明確化するための指針を発表する予定」
・原田日銀審議委員
「金利引き上げなら債券価格と株価の下落、円高で企業の経営が悪化し、信用コストの増大で金融機関は大きな打撃」
・豪・5月貿易収支:+8.27億豪ドル(予想:+12.00億豪ドル、4月:+9.77億豪ドル)
・豪・5月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.3%、4月:+0.5%←+0.4%)
・中・6月財新サービス業PMI:53.9(予想:52.7、5月:52.9)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 原田日銀審議委員会見
<海外>
・米国休場(独立記念日)
<HH>
・日経平均は3日続落、米中対立への懸念で半導体株など安い
・ドル・円は下げ渋り、売り一服後はやや値を戻す展開
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>
■日経平均は3日続落、米中対立への懸念で半導体株など安い
日経平均は3日続落。161.60円安の21623.94円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。
3日の米国株式市場は独立記念日の前日で短縮取引だったが、NYダウは132ドル安となった。中国の裁判所が米半導体マイクロン・テクノロジーの販売差し止めの仮命令を出したとの報道を受けて、貿易摩擦深刻化への警戒感が高まった。フェイスブックも情報流出問題への懸念が再燃し、ハイテク株が下げを主導した。本日の日経平均はこうした流れを受けて106円安からスタートすると、マイナス圏でもみ合う場面が続いた。注目される中国・上海総合指数は取引開始直後に一時プラスへ転じ、日経平均もこれにつれてやや下げ幅を縮めたが、その後ともに弱含みとなった。
個別では、米半導体株安を受けて東エレク<8035>が5%安となったほか、6月既存店売上高が2カ月連続の前年割れだったファーストリテ<9983>も軟調となり、2銘柄で日経平均を約61円押し下げた。村田製<6981>、キーエンス<6861>、SUMCO<3436>、SMC<6273>といった半導体や設備投資関連のハイテク株は総じて下げが目立った。その他売買代金上位では、任天堂<7974>、東海カーボ<5301>、ソニー<6758>などが軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。一方、資生堂<4911>、JXTG<5020>、花王<4452>などが堅調で、ソフトバンクG<9984>は小幅に上昇した。セクターでは、電気機器、機械、その他製品などが下落率上位。半面、鉱業、石油・石炭製品、電気・ガス業などが上昇率上位となった。NY原油先物相場の上昇が好感された関連セクターや、内需・ディフェンシブセクターに資金が向かった。
日経平均は前日安値(21574.56円)が目先の下値メドとして意識され、上海総合指数が前日終値を挟んで比較的落ち着いた推移となっていることもあって、後場には下げ渋る場面も出てくるだろう。輸出関連株は手掛けづらいが、月次売上高推移などを手掛かりにABCマート<2670>や良品計画<7453>といった小売株の一角に買いが向かっている。なお、本日はこれら2社やイオン<8267>などの決算発表が予定されている。
とはいえ、米中貿易摩擦の影響が懸念される半導体株や設備投資関連株では東エレク、SMCなど年初来安値を更新する銘柄が相次いでおり、投資家心理や需給状況の悪化に拍車がかかる可能性もあるだろう。直近の22000円割れで下値不安が台頭していることもあり、日経平均は上値の重い展開が続きそうだ。
■ドル・円は下げ渋り、売り一服後はやや値を戻す展開
4日午前の東京市場で、ドル・円は下げ渋り。日本株安を背景に円買いに振れたが、ドルは下げ一服後にやや値を戻す展開となった。
ドル・円は、朝方は110円半ばでもみあっていたが、日経平均株価の弱含みを受け円買い方向に振れ、ドルは一時110円20銭台まで値を下げた。上海総合指数の軟調地合いも円買いを支援した。
ランチタイムの日経平均先物は下げ幅を縮小しており、目先の日本株反転への期待から円買いは後退しつつある。また、前日同様、上海総合指数がプラス圏に切り返す展開となればドルの買戻しが見込まれる。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円28銭から110円61銭、ユーロ・円は128円70銭から128円96銭、ユーロ・ドルは1.1655ドルから1.1679ドルで推移。
(為替・債券アナリスト 吉池威)
■後場のチェック銘柄
・愛光電気<9909>、ヤマシタヘルスケアホールディングス<9265>など、3銘柄がストップ高
※一時ストップ高・安(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はファーストリテ<9983>
■経済指標・要人発言
・藩功勝中国人民銀副総裁
「人民元建てパンダ債の発行ルールを明確化するための指針を発表する予定」
・原田日銀審議委員
「金利引き上げなら債券価格と株価の下落、円高で企業の経営が悪化し、信用コストの増大で金融機関は大きな打撃」
・豪・5月貿易収支:+8.27億豪ドル(予想:+12.00億豪ドル、4月:+9.77億豪ドル)
・豪・5月小売売上高:前月比+0.4%(予想:+0.3%、4月:+0.5%←+0.4%)
・中・6月財新サービス業PMI:53.9(予想:52.7、5月:52.9)
☆後場の注目スケジュール☆
<国内>
・14:00 原田日銀審議委員会見
<海外>
・米国休場(独立記念日)
<HH>
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