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阪和興業のニュース
日経平均株価
始値 28449.53
高値 28814.31(14:56)
安値 28427.60(09:00)
大引け 28765.66(前日比 +543.18 、 +1.92% )
売買高 11億9795万株 (東証1部概算)
売買代金 3兆0151億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は540円あまりの急反騰、欧米株高で心理改善
2.パウエルFRB議長の米上院での発言受け過度な警戒感が後退
3.ナスダック高を背景に東京市場もハイテク主力株に買い戻し
4.後場終盤は先物主導で一段高、日経平均は高値引けに近い形
5.全体の88%の銘柄が上昇し、売買代金は5日連続で3兆円超え
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比183ドル高と5日ぶりに反発した。FRB議長の議会証言後に長期金利上昇が一服したことを受け、ハイテク株を中心に買いが優勢となった。
東京市場では、主力株をはじめ広範囲にリバウンド狙いの買いが優勢となり、日経平均株価は500円超の大幅高で一気に2万8000円台後半に浮上した。
12日の東京市場は、前日の欧米株高を受けリスクを取る動きが強まった。米国株市場では注目されたパウエルFRB議長の米上院での証言が、事前に警戒されていたようなタカ派色の強い内容ではなかったことが好感され主要株価指数が揃って上昇、なかでもハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上げが目立った。これを引き継いで東京市場でも主力輸出株などを中心に幅広く買い戻される展開に。取引時間中は香港や中国などアジアの主要株式市場が上昇したことも市場心理を強気に傾けた。後場終盤は先物主導で日経平均は一段高となり、この日の高値近辺で着地している。値上がり銘柄数は東証1部全体の88%を占めるなど、ほぼ全面高様相となった。売買代金はかろうじて3兆円を上回り、これで5日連続での3兆円台乗せとなった。
個別では、売買代金首位となったソフトバンクグループ<9984>が大きく株価を切り上げたほか、レーザーテック<6920>も商いを伴い上昇した。東京エレクトロン<8035>も高い。日本郵船<9101>など海運株も買い人気を集め、ファーストリテイリング<9983>も値を上げた。キーエンス<6861>が3000円超の上昇となり、リクルートホールディングス<6098>、日本電産<6594>なども上値を追った。タマホーム<1419>が値上がり率トップに買われ、プレス工業<7246>も売買高を膨らませ急伸。ラクス<3923>も大幅高。
半面、任天堂<7974>が軟調、デンソー<6902>が売りに押され、エーザイ<4523>も値を下げた。第一生命ホールディングス<8750>、東京海上ホールディングス<8766>なども冴えない。ブイキューブ<3681>はストップ安に売り込まれた。東京個別指導学院<4745>、アネスト岩田<6381>などが大幅安となり、キユーピー<2809>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035> 、SBG <9984> 、ファストリ <9983> 、ダイキン <6367> 、信越化 <4063> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約240円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はエーザイ <4523> 、デンソー <6902> 、エムスリー <2413> 、第一三共 <4568> 、KDDI <9433> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約22円。
東証33業種のうち31業種が上昇し、下落は電気・ガス業、保険業の2業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉱業、(2)海運業、(3)金属製品、(4)機械、(5)不動産業。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)銀行業、(2)食料品、(3)空運業、(4)医薬品、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△タマホーム <1419>
22年5月期業績及び配当予想を上方修正。
△INPEX <1605> 、石油資源 <1662>
WTI価格の上昇を好感。
△Gオイスター <3224> [東証M]
阪和興業<8078>と資本・業務提携。
△新田ゼラチン <4977>
コラーゲンペプチドの研究論文が学術誌に掲載。
△技研製 <6289>
建設機械事業の好調により第1四半期営業利益は9%増。
△モノタロウ <3064>
12月売上高は21%増。
△シュッピン <3179>
12月売上高は11カ月連続前年上回り過去最高額を更新。
△弁護士COM <6027> [東証M]
出前館 <2484> [JQ]と業務提携し税務相談サービスを提供。
△コジマ <7513>
第1四半期営業利益の上期計画に対する進捗率は77%。
△パンパシHD <7532>
株主優待制度を導入。
▼キユーピー <2809>
22年11月期の減益見通しを嫌気。
▼ブイキューブ <3681>
イベントDXの事業構造変化で21年12月期業績は計画下振れ。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)タマホーム <1419> 、(2)新田ゼラチン <4977> 、(3)MSOL <7033> 、(4)WDB <2475> 、(5)プレス工 <7246> 、(6)デジハHD <3676> 、(7)ニーズウェル <3992> 、(8)JMDC <4483> 、(9)ベイカレント <6532> 、(10)GMO-GS <3788> 。
値下がり率上位10傑は(1)ブイキューブ <3681> 、(2)わらべ日洋 <2918> 、(3)東京個別 <4745> 、(4)アネスト岩田 <6381> 、(5)神東塗 <4615> 、(6)キユーピー <2809> 、(7)三協立山 <5932> 、(8)クラウディア <3607> 、(9)クボテック <7709> 、(10)モリ工業 <5464> 。
【大引け】
日経平均は前日比543.18円(1.92%)高の2万8765.66円。TOPIXは前日比32.54(1.64%)高の2019.36。出来高は概算で11億9795万株。東証1部の値上がり銘柄数は1924、値下がり銘柄数は219となった。日経ジャスダック平均は3837.61円(28.85円高)。
[2022年1月12日]
株探ニュース
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