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三井物産のニュース
日経平均株価
始値 38107.38
高値 38433.34(13:00)
安値 38036.24(10:20)
大引け 38274.05(前日比 -131.61 、 -0.34% )
売買高 16億2301万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆7091億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は3日ぶり反落、米株急落でリスクオフ
2.NYダウは今年最大の下げ幅、ナスダック指数も2%安
3.米金利上昇を警戒、日経平均は売り一巡後に下げ渋る
4.FOMC結果発表前で買い手控えも先物主導で巻き戻し
5.個別株は7割下落、半導体主力銘柄が買われ全体支える
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比570ドル安と3日ぶりに反落した。米雇用関連指標が賃金インフレの高まりを示したことが嫌気され売りが優勢となった。
東京市場では、前日の欧米株安を受け、日経平均株価は売り優勢の地合いだったが、下値抵抗力を発揮し一時プラス圏に浮上する場面もあった。
1日の東京市場は、朝方はリスク回避ムードの強い地合いだった。前日の欧州株市場が全面安商状だったほか、米国株市場でもNYダウが今年最大の下げ幅を記録するなど投資マインドが弱気に傾いた。米長期金利の上昇を背景にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下落率は2%あまりに達した。東京市場でもこの流れを引き継いで主力株を中心に売りが先行し、日経平均は一時360円超の下げ幅で3万8000円大台攻防の様相をみせる場面も。日本時間あす未明に発表されるFOMCの結果やパウエルFRB議長の記者会見の内容を見極めたいとの思惑も買いを手控えさせた。しかし、売り一巡後は先物主導で巻き戻しの動きが観測され、小幅ながら上昇に転じる局面もあった。一部の半導体主力株が大きく買われ全体相場を支える形に。ただ、総じて下げる銘柄が多く、プライム市場全体の7割がマイナス圏で引けた。
個別では、トヨタ自動車<7203>、東京エレクトロン<8035>が冴えず、東京電力ホールディングス<9501>が下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>も売りに押された。三井物産<8031>、日立製作所<6501>が軟調、キーエンス<6861>も安い。商船三井<9104>は大きく下値を探る展開に。BIPROGY<8056>はストップ安に売られたほか、インフォマート<2492>、日揮ホールディングス<1963>、日本M&Aセンターホールディングス<2127>なども大幅安。
半面、断トツの売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が5000円を超える急騰を演じた。アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>も終始買いが優勢だった。双日<2768>が物色人気となり、ダイキン工業<6367>も値を上げた。JR西日本<9021>、九州電力<9508>、TOWA<6315>なども買われた。ジャパンインベストメントアドバイザー<7172>が値上がり率トップとなり、住友林業<1911>も値を飛ばした。このほか、タムロン<7740>、ナブテスコ<6268>などが大きく上値を伸ばしている。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はレーザーテク <6920>、アドテスト <6857>、ダイキン <6367>、TDK <6762>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約128円。うち67円はレーザーテク1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、信越化 <4063>、東エレク <8035>、豊田通商 <8015>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約107円。
東証33業種のうち上昇は5業種。上昇率の上位5業種は(1)陸運業、(2)水産・農林業、(3)電気・ガス業、(4)食料品、(5)電気機器。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)証券商品先物、(3)石油石炭製品、(4)ガラス土石製品、(5)鉄鋼。
■個別材料株
△住友林 <1911> [東証P]
1-3月期営業67%増益達成。
△アズーム <3496> [東証G]
上期営業利益41%増。
△jig.jp <5244> [東証G]
前期経常を12%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も0.52円増額。
△デンヨー <6517> [東証P]
24年3月期業績の計画上振れと配当増額。
△ネクスG <6634> [東証S]
会話型AIにおける共同研究開始を発表。
△レーザーテク <6920> [東証P]
1-3月期最終益2.7倍で受注高は大幅増。
△JIA <7172> [東証P]
1-3月期純利益6.8倍。
△JR西日本 <9021> [東証P]
上限2000万株の自社株買いと実質増配計画を好感。
△九州電 <9508> [東証P]
24年3月期経常黒字化と同時に過去最高更新し今期は大幅増配。
△アイエスビー <9702> [東証P]
24年12月期業績及び配当予想を上方修正。
▼日本調剤 <3341> [東証P]
今期経常は31%減益へ。
▼ビプロジー <8056> [東証P]
今期最終は3%減益。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)JIA <7172>、(2)レーザーテク <6920>、(3)住友林 <1911>、(4)タムロン <7740>、(5)ブレーキ <7238>、(6)九州電 <9508>、(7)JR西日本 <9021>、(8)デンヨー <6517>、(9)ナブテスコ <6268>、(10)アイネス <9742>。
値下がり率上位10傑は(1)ビプロジー <8056>、(2)日本調剤 <3341>、(3)インフォMT <2492>、(4)日揮HD <1963>、(5)スミダコーポ <6817>、(6)日本M&A <2127>、(7)平和不 <8803>、(8)太陽HD <4626>、(9)東エレデバ <2760>、(10)SGHD <9143>。
【大引け】
日経平均は前日比131.61円(0.34%)安の3万8274.05円。TOPIXは前日比13.77(0.50%)安の2729.40。出来高は概算で16億2301万株。東証プライムの値上がり銘柄数は439、値下がり銘柄数は1160となった。東証グロース250指数は646.25ポイント(1.15ポイント安)。
[2024年5月1日]
株探ニュース
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