3,134円
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日経平均株価
始値 36419.34
高値 36452.62(09:04)
安値 36213.00(10:19)
大引け 36354.16(前日比 +196.14 、 +0.54% )
売買高 18億6986万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆8295億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続伸、3万6000円台前半で終始頑強
2.米株市場ではNYダウが朝安後に切り返し最高値更新
3.米雇用統計は予想上回る強い内容で利下げ思惑後退
4.ナスダック指数の上げ足顕著で円安は追い風材料に
5.本格化する国内企業の決算発表受け明暗分ける展開
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比134ドル高と続伸した。FRBの早期利下げ観測の後退も好決算銘柄が買われ指数を押し上げた。
週明けの東京市場では、リスク選好の地合いで日経平均株価は3万6000円台前半で頑強な値動き。ただ短期的な過熱感から途中は値を消す場面もみられた。
5日の東京市場は、朝方から主力株をはじめ広範囲に買いが優勢。日経平均は一時300円近い上昇をみせる場面もあった。前週末の米国株市場では、注目された1月の米雇用統計がコンセンサスを上回る非常に強い内容であったことから、FRBの早期利下げに対する期待感が後退し、NYダウは朝方売り優勢でスタートした。ところがその後は一貫して上値を指向、結局連日の最高値更新となった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の上昇が目立っており、折からの円安進行と相まって、東京市場でもハイテク株に有利な流れとなった。日経平均は目先高値警戒感も拭えず、途中は利益確定売りで上げ幅を大きく縮小したものの、その後は再び買い直された。個別株は本格化する企業の決算発表に翻弄される動きもみられた。
個別では、断トツの商いをこなしたレーザーテック<6920>が高く、ソフトバンクグループ<9984>、キーエンス<6861>、富士通<6702>なども買われた。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>などメガバンクが活況高となり、三菱重工業<7011>も高い。アイティメディア<2148>が続急騰で値上がり率トップとなったほか、東京エネシス<1945>、セイコーエプソン<6724>なども商いを伴い値を飛ばした。東京エレクトロン デバイス<2760>なども物色人気。
半面、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>などが軟調、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>も利食われた。オリエンタルランド<4661>も軟調だった。アイ・アールジャパンホールディングス<6035>が急落、イリソ電子工業<6908>、クオールホールディングス<3034>も大幅安。新日本科学<2395>が大きく下落したほか、住友化学<4005>の下げも目立った。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、ファストリ <9983>、エプソン <6724>、レーザーテク <6920>、京セラ <6971>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約111円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はアドテスト <6857>、KDDI <9433>、豊田通商 <8015>、TDK <6762>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約95円。
東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)不動産業、(2)銀行業、(3)輸送用機器、(4)保険業、(5)証券商品先物。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)卸売業、(3)倉庫運輸関連、(4)サービス業、(5)その他製品。
■個別材料株
△東京エネシス <1945> [東証P]
4-12月期経常3.3倍化で通期計画超過し、自社株買いも。
△TIS <3626> [東証P]
第3四半期は増収増益。
△アイリッジ <3917> [東証G]
JR西日本 <9021> [東証P]と業務提携。
△ビートレンド <4020> [東証G]
「エコテックサービス」に開発・戦略パートナーとして参画を発表。
△デルタフライ <4598> [東証G]
「DFP-14323」の臨床第3相比較試験開始。
△ジーテクト <5970> [東証P]
今期は一転最終増益の見通しで配当予想増額。
△千代建 <6366> [東証S]
24年3月期業績予想を上方修正。
△アルメディオ <7859> [東証S]
24年3月期業績予想を上方修正。
△百十四 <8386> [東証P]
今期経常を20%上方修正、配当も10円増額。
△共栄タ <9130> [東証S]
24年3月期利益予想を上方修正。
▼IRジャパン <6035> [東証P]
今期減収減益見通し。
▼イリソ電子 <6908> [東証P]
今期一転減益に下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ITメディア <2148>、(2)東京エネシス <1945>、(3)ホーチキ <6745>、(4)ネットワン <7518>、(5)エプソン <6724>、(6)FCC <7296>、(7)百十四 <8386>、(8)フジミインコ <5384>、(9)東エレデバ <2760>、(10)一工薬 <4461>。
値下がり率上位10傑は(1)IRジャパン <6035>、(2)イリソ電子 <6908>、(3)クオールHD <3034>、(4)新日本科学 <2395>、(5)住友化 <4005>、(6)ダイヘン <6622>、(7)日本マイクロ <6871>、(8)日本光電 <6849>、(9)ミネベア <6479>、(10)さくらネット <3778>。
【大引け】
日経平均は前日比196.14円(0.54%)高の3万6354.16円。TOPIXは前日比17.03(0.67%)高の2556.71。出来高は概算で18億6986万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1106、値下がり銘柄数は499となった。東証グロース250指数は715.27ポイント(8.40ポイント高)。
[2024年2月5日]
株探ニュース
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