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【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、米株安を受けリスク回避の売り優勢 (4月16日)
日経平均株価
始値 38750.67
高値 38764.82(09:00)
安値 38322.32(13:34)
大引け 38471.20(前日比 -761.60 、 -1.94% )
売買高 19億7840万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆7835億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続落、米株安受けリスク回避の売り
2.一時900円超下落、9割近い銘柄が下げる全面安商状
3.米長期金利上昇受け米ハイテク株売りが波及する形
4.国内でも長期金利上昇で市場センチメントを冷やす
5.半導体関連の下げが目立ち、メガバンクも売られる
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比248ドル安と6日続落した。米長期金利の上昇や中東情勢の一段の悪化が警戒され、ハイテク株を中心に売りが優勢となった。
東京市場ではリスクオフの地合いが加速し、日経平均株価は下げ足を強め、3万8000円台半ばまで一気に水準を切り下げた。
16日の東京市場は、前日の米国株市場がハイテク株を中心に大きく売り込まれたことで、一段とリスク回避ムードの強い地合いとなった。日経平均は一時900円を超える急落をみせる場面があった。米国では長期金利が4.6%台まで上昇し約5ヵ月ぶりの高い水準となったほか、国内でも新発10年債利回りが大幅に上昇し市場センチメントを冷やす格好となっている。外国為替市場では1ドル=154円台と一段と円安が進んだが、輸出セクターへの買いを誘導する形とはならなかった。長期金利上昇にもかかわらず、銀行株への買いも盛り上がりを欠いている。個別株をみても値下がり銘柄数が1400を上回り、プライム市場の89%の銘柄が値を下げるなど、ほぼ全面安商状といえる地合いだった。
個別では、レーザーテック<6920>、ソシオネクスト<6526>、東京エレクトロン<8035>、ディスコ<6146>が売買代金上位を独占したが、いずれも下値を探る展開に。また、商いをこなした東京電力ホールディングス<9501>も大きく値を下げている。トヨタ自動車<7203>が下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも売りに押された。日立製作所<6501>、三菱重工業<7011>も安い。古野電気<6814>がストップ安、FPパートナー<7388>も急落。TSIホールディングス<3608>の下げも目立つ。
半面、ニデック<6594>が商いを伴い大幅高、ソニーグループ<6758>もしっかり。ベイカレント・コンサルティング<6532>が物色人気。テラスカイ<3915>が断トツの値上がり率を示し、ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>も急騰、ダイヤモンドエレクトリックホールディングス<6699>、東宝<9602>などが物色人気となり、ACCESS<4813>も買いを呼び込んだ。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファナック <6954>、テルモ <4543>、ニデック <6594>、HOYA <7741>、オリンパス <7733>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約58円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約370円。
東証33業種のうち上昇は精密機器、医薬品の2業種のみ。下落率の小さかった上位5業種は(1)ゴム製品、(2)情報・通信業、(3)陸運業、(4)電気機器、(5)食料品。一方、下落率の大きかった5業種は(1)海運業、(2)石油石炭製品、(3)保険業、(4)非鉄金属、(5)証券商品先物。
■個別材料株
△エムビーエス <1401> [東証G]
10万株を上限とする自社株買いを実施へ。
△住石HD <1514> [東証S]
前期経常を37%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も40円増額
△ヨシムラHD <2884> [東証P]
前期営業益は上振れ着地で今期予想は13%増。
△ワンプラ <4199> [東証G]
上期経常が黒字浮上で着地・12-2月期も黒字浮上。
△マキュリRI <5025> [東証G]
上限8万株の自社株買いと今期経常20%増益計画発表。
△JMACS <5817> [東証S]
今期経常は2.2倍増益へ。
△コレック <6578> [東証S]
Looopとの業務提携を開始。
△ニデック <6594> [東証P]
AIサーバー向け水冷モジュールの生産能力増強をサプライズ視。
△フルマルHD <7128> [東証P]
24年12月期配当予想を増額修正。
△東宝 <9602> [東証P]
前期業績上振れ着地し過去最高益。
▼メタリアル <6182> [東証G]
今期営業45%減益を計画。
▼古野電 <6814> [東証P]
25年2月期減収減益見通し。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)テラスカイ <3915>、(2)ヨシムラHD <2884>、(3)フルマルHD <7128>、(4)ダイヤHD <6699>、(5)東宝 <9602>、(6)ニデック <6594>、(7)ACCESS <4813>、(8)アークス <9948>、(9)カナデン <8081>、(10)ベイカレント <6532>。
値下がり率上位10傑は(1)古野電 <6814>、(2)FPパートナ <7388>、(3)ヒトコムHD <4433>、(4)TSIHD <3608>、(5)トランザク <7818>、(6)SREHD <2980>、(7)ダイヘン <6622>、(8)Jフロント <3086>、(9)日置電機 <6866>、(10)フジクラ <5803>。
【大引け】
日経平均は前日比761.60円(1.94%)安の3万8471.20円。TOPIXは前日比56.09(2.04%)安の2697.11。出来高は概算で19億7840万株。東証プライムの値上がり銘柄数は169、値下がり銘柄数は1465となった。東証グロース250指数は661.60ポイント(19.15ポイント安)。
[2024年4月16日]
株探ニュース
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